シエンタフルモデルチェンジ直前170系ファンベースとグランパーを検証してたら新型シエンタのオプション価格が値上げ?に気付くかも
ファンベースでフリードプラスを
2018年のシエンタファンベースはアウトドアイメージを強調して登場。
特にアウトドアでもライトな層、ファッショナブルなイメージを大事にする層に訴求していた感じです。
シエンタファンベースは3列目シートを取っ払った2列仕様で、広い荷室をアピール、オプションなどの組みわせは多様になりましたが、割とライトな変更でした。
フリードプラスはラゲッジの開口部をかなり下から開いて地面との境目の段差を極限まで低くする独自仕様、リアルな積載容量の限界を目指しています。
ファンベースは明らかにフリードプラスを意識しているのですが、それはネットやカタログなどの表記、そして室内長の確保などの面で読み取れます。
シエンタの室内アレンジの画像、これらはフリードと相対する部分も多いのですが、自転車が2台だったりしますね。
対してフリードプラス
フリードの方は自転車が1台(笑) シエンタの方が優れているアピールでしょうか。よく見るとサーフボードもフリードの方が助手席を少し前出しているなど、シエンタの方が長い物積めるアピールをしておられます。
シエンタファンベースは室内長尺物を2mまで行けると数字を出して謳っているのですが、これはフリードプラスに絶対に勝てる数値だから具体的に出している感じです。
フリードの方が190㎝程度?との荷室長となっているので、大人の車中泊ならシエンタの方が広いぜ!って後出しでのPRとなっていますね。
さすがトヨタ。
ちなみにフリードプラスは超低床フロア、室内高さや幅をアピールしている感じです。
クロスターにグランパー
フリードクロスターは見た目だけのなんちゃってSUV風の装飾をしたフリードです。
完全に見た目だけのイメージ商品だけど、一定の評価や人気ではあります。
シエンタではグランパーと言う名前で2019年くらいから対抗モデルを出していました。
一定の人気を得たものの、その後はセーフティエディションなどと名前を変え、モデルチェンジ直前まで売られます。
セーフティエディション言うてもサポカーS相当で、今時分では当たり前のような装備をことさら上等そうに売るというアレですので、特に安全性が非常に高いとかはないです。
新型は逆にカテゴリやクラストップレベルの運転支援を入れてくる感じです(支援多:シエンタという揶揄も)ので、中古シエンタ狙いよりも新車の方がイイねって人もいるでしょう。
当時のシエンタの特別仕様車の価格帯としてはガソリン210万円~ハイブリッド250万円、それなりに値引きして販売していたこともあり、ナビ付けて乗り出しで300万円弱ですので、中古車相場では割高な車両(数年落ちで300万近いとか…)を掴むことの無いようにベースモデルの価格・新車当時価格を確認です。
どちらかと言うとドレスアップグレードでボディカラーがオシャレとかそういうイメージを売っているので、中古で購入する時にはその基本的な安全装備に過度の期待をしないように注意しましょう。
かつてのオプション価格から新型シエンタのオプション価格を紐解く
170系シエンタのオプション、今見てもレベル高いなってのがあって。
シートヒーター、ステアリングヒーター、IR赤外線カットガラスがなんと 42,900円
ただし、IRカット機能付きガラスはフロント周りのみですので、リア周りもIRカットフィルムを追加すれば新型シエンタのコンフォートパッケージと同等に、みたいな
22,000円なので フロントとシートヒーター・ステアリングヒーターと組み合わせれば、64,900円 ですね。
新型シエンタコンフォートパッケージが79,200円 (グレードにより93,500円の可能性もある) ですので、 おっと、、、14,300円(税抜きなら13,000円か)の値上げですな…
ガラス面積広く熱が逃げやすくリアエアコンが無いから根本的に室内の寒暖差激しいと言われる170系シエンタでしたし、新型もやはりリアエアコン無くてサーキュレーターで誤魔化す感じ、新型もコンフォートパッケージ約8~9万円は必要なのかもしれませんね。
そして、新型シエンタでは現状オプションリストに名前を見ないデジタルインナーミラー・電子ミラーも旧型シエンタではオプションであったような…
ただ、コレ、DOP:ディーラーオプションだったような…だいたい6万円位でした。あんまり安い物ではないけれども、荷室に荷物満載するならあった方がいいヤツです。
新型電子インナーミラーは純正オプションでは無い、とのうわさも有るのですが、リアドラレコ付きのディーラーオプションで代替するような提案をしているケースも有るようですので、細かい仕様についてはしっかりと営業さんと打ち合わせ・確認が必要でしょう。
新型ノア・ヴォクシーでも紹介したことのあるディーラーオプションを活用するという可能性もあるようです。(品番に変更があるかもしれません)
車体価格に対してオプションの設定価格もちょっと高い感じもあって、実質の値上げに感じる方もいるかもしれません。その分機能面でも色々進化している可能性もありますが。
価格的には電子インナーミラーはオプション装着工賃を合わせて10万円近い可能性もあるので、よく検討しましょう。ドラレコの機能が加味されているものの、ちょっと高額かもしれません。
まとめ
170系シエンタはフリードとしのぎを削り進化している感じです。
ただ、旧型は運転支援は弱く、それでいて時期によって(特に2022年~は)は中古車相場も高めだったりもするので悩み所です。
新型シエンタは発売開始しても納期が長くかかる可能性が高く、特に売れ筋となりそうな中間グレードが2023年4月以降、リアルには来年夏納期が良い所ではないかとの現場の声も有るようです。
次期により割高な中古で検討していたとしても、新車で値引きがんばってもらったり、下取りを買取に変えるなどで予算感的・月々の支払的に大差ない可能性もあります。
欲しい機能や性能、予算や乗り替えのタイミングは、非常に難しいご時世なのですが、検討するならなんにせよ早めに動きましょう。