ボルボのグレード名に惑わされるな?(旧型)XC60 試乗記
XC60のモデルライフ
モデルサイクルの途中で搭載エンジンが変わったり、グレード名が変わったりと言ったことはよくあることですが、XC60も2009年の登場からグレード名がブレながら、2013年末にマイナーチェンジをしつつも生きながらえている長寿モデルです。
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私の大好きな自動ブレーキ、XC60が輸入車で自動ブレーキ搭載第1号だったのではないかと記憶しています。
早期に自動ブレーキをリリース
普及に値する、自動ブレーキ仕様を輸入するのに国を動かした、法整備を進めた、とかニュースにもなっていたような気がします。
国産だとスバルレガシィがその先鋒だと思うので、スバルとボルボが今の日本における自動ブレーキ普及の功労メーカーと言えそうです。
ディーゼル・ガソリンをラインナップ
2016年3月現在のグレード構成
D4 2リッター4気筒ディーゼルターボ FF 8AT 539万円~ 燃費18.6㎞/L
T5 2.5リッター5気筒ガソリンターボ 4WD 6AT 599万円~ 燃費11.0㎞/L
T6 2リッター4気筒ガソリンターボ×スーパーチャージャー(新型XC90に搭載されるものと同じ) 8AT 4WD 719万円~ 燃費12.3㎞/L
ちなみに、2014年モデルではT6は3リッター6気筒ガソリンターボ、T5は2リッター4気筒ガソリンターボのFFだったりと、グレード構成、表記に右往左往しているのがわかります。
XC60試乗インプレ短評
そんなXC60のディーゼルモデルD4に試乗しました。
全長x全幅x全高:4635x1890x1715mmと幅が1900㎜に迫ろうとするくらい大きいです。
欧米では全長が短ければ、一応このサイズでもコンパクトSUVと言うそうです。
パッと見はそこそこの大きさに見えますが、かなりの横幅なので、運転感覚とのミスマッチがないか試乗して確かめる必要があるレベルです。
SUV特有の、というかVolvo的なゆったりしたストロークで、路面からのショックをあまり伝えない心地よい乗り心地です。
それでも日本車よりは硬め、ドイツ車よりかは柔らかめ、くらいのバランスだと思います。
車内にいる分にはディーゼルモデル特有のノイズは遠くのことのように聞こえるレベルです。
窓を開けたりすると結構ガラガラ音がします。
エンジンはパワフルと言えます。5人乗って荷物満載、何ならルーフボックスを付けても全く力不足はないと思われます。
最近のボルボの2リッター4気筒エンジンはガソリンもディーゼルも、エンジン性能で定評のあるBMWとスペック上や実用上のパワーで負けていないと思います。
ただし、燃費性能においては勝てない。ボルボは安全上の理由としていますが、軽量なフレーム、アルミやその他の素材を使っての軽量化が苦手と言うか、研究開発コストをかけれないと言うか・・・何かそういう事情もありそうです。
安全装備はもちろんフル装備、アダプティブクルーズコントロールの追従のスムーズさは全車種の中でトップレベルと言えそうです。ここだけならメルセデスやアウディに対抗できます。メーター内に速度制限や追い越し禁止の表示が出るというのも良いことだと思えます。
インテリアはフリーフローティングセンタースタックというスカンジナビアンデザインの片鱗を感じるもので、良いもの感があり、癒されます。
ナビはタッチパネルでないし、あまり使い勝手は良くないかな。(走行中でも操作できるようですが・・・)XC90的なエアコンや車両情報など操作系を大型モニターに集約するナビのようにアップグレードするのは難しそうなので、暫くはこの仕様で行くのでしょう。
リアシートもそこそこ広いですが、リクライニングはなく角度が立ち気味、あまりダラッとした姿勢を許してはくれません。日本車とは違います・・・どちらかというと、荷室を優先しているように思えなくもないです。
価格と4WDのチョイスで悩むかも
ベースの価格と燃費などを考えればディーゼル一択ですがFFのみの設定、4駆が必要な方の場合は悩ましいところです。
2.5リッター5気筒はやや設計が古く組み合わされるATも6速、燃費性能と馬力などのスペックが最新の2リッター4気筒ターボスーパーチャージャーには及ばず、その分価格を抑えられています。
5気筒はいずれ消えて、今後2リッターのターボ(スーパーチャージャーなし)に置き換わっていくことも考えられるので、大幅な値引きが期待できなくもないです。
グローバルに2リッター4気筒一本化を宣言していたと思うので、営業さんにストレートに値引きと今後のエンジン展開について聞いてみましょう。
サイズ、横幅が許容できれば、元値がそこそこ高価で、値引きも期待できるモデルなのでオススメです。
中古もそこそこ出回っていますが、マイナーチェンジマイナーチェンジ以降のモデル(2016年時点で3年落ちくらい)で350万円前後、ただしエンジンと駆動方式、ATの段数などは年代によって組み合わせが違う可能性があるので注意が必要です。
※XC60は2017年に新型にモデルチェンジしてます。
グレードや駆動輪・パワユニットを中古で把握するのは難しい変更もちょくちょくありますが、価格がこなれていて自動ブレーキも絶対に標準でついているとしたら、中古車は狙い目かもしれませんね。
装備や内装の仕立て・ヤレ具合など中古は安い個体ほど念入りな実車確認が必須ですよ。
さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。
新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。
タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)
良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!
買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。
販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。
愛車無料査定も『カーセンサーNet』逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。
納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。
ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。
一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。
メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。
「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ。
買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。
そこで
「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。
過去の一発競りでの事例はコチラ
この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。
一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。
そういう方には新たな選択肢が増えてきています。
査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。
このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。
その他にも、『一括査定は電話なりやまねーぞ!』 でおなじみの? やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみといった2度目に選ばれるサービスだぞ!とPRするところももあります。
しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)
ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね
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