売れ筋でもボルボ独自の世界観 XC60試乗インプレ②

売れ筋のカテゴリーで評価を得るか

エンジン性能ではBMWを超え、乗り心地ではメルセデスのようでありランドローバーのようであり・・デザイン的には少し控えめなちょっと前のアウディのようであるボルボXC60。


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欧州勢の中では強力なライバルがいるので存在感を発揮するのは難しいものの、デザイン的には攻めた感じでポジションランプがギラッと光ったりしています。清楚な厳つさを目指しているとか?

エンジンのスペックも低くない

あまり注目はされませんがXC60のT5に採用される2リッターガソリンターボで254馬力というのは実は中々絞り出していて、ライバルと目されるBMW X3やアウディQ5、レンジローバーイヴォーク・ディスカバリースポーツなどよりか実は高性能だったりします。

ディーゼルモデルも同様でD4というグレードの190馬力と言うのもクラス内ではトップクラスのスポーツディーゼルと言えます。

ボルボにハイスペックなエンジンと言うイメージはありませんが、世界的に2リッター4気筒をベースに車両開発を進めるというテーマに沿ってしばらく使いまわしの効くそこそこ高性能なエンジンをこさえた、って感じです。

2リッターターボのガソリン/ディーゼルに力を集中したことによって達成したスペックとコストカットと言えそうです。現状ではかなり高評価しても良いコンセプトなのではないかと思います。


シートやインパネ周りなどはXC90と共通で乗り込んだ瞬間にモダンでセンスが良い、と感じる操作系と感じることと思います。

上位車種と共通、というのは高級感を共有と意味でも良いと思いますが、実際のところモデルごとにインテリアを作り分けるよりかコストカットになり性能や使い勝手も担保できるという狙いもあるようです。

ここら辺もXC90の開発に時間をかけてコストをかけた分、XC60にもそのデキの良さがフィードバックとして降りてきた、と前向きに捉えることが出来そうな、上質でハイテク、今どきであり他社と比べて見劣りせず、むしろアドバンテージがあるとさえ言えそうな部分です。

特にベージュ系のインテリアは映えるなぁと思います。

Inscriptionの内装

高級感のあるインスプリクション

今回試乗したのはT5インスクリプション(Inscription)と呼ばれる一応2リッターガソリンターボの上位モデルです。

外装にメッキの加飾が少々加わり、足回りが19インチになりレザーが標準でドリフトウッド(流木柄の木目)パネル、フロントシートベンチレーションとマッサージ機能や、リア左右も含めて4席シートヒーター装備など快適装備やヘッドアップディスプレイの追加とグレードアップしていて679万円のモデル。

ヘッドアップディスプレイは安全に寄与するから標準では?と思いましたが、なんでもメーター内の液晶に情報をかなり表示するからそこまでは標準にしていないとのことです。

アウディで言うところのヴァーチャルコックピットのようなものは標準だと言うことですね。

ディーゼルモデルであってもインスクリプションというグレードであれば679万円とこれまたガソリンモデルと全く同じプライス設定です。

廉価グレードにレザーをオプションで20万円で追加するよりも満足度は高いのではないかと、装備の充実という面で売れ筋としてはインスクリプションということではありました。

走りに関してはエアサス仕様もオプションで30万円で選べるようで、乗り心地をスポーティ、ダイナミック、コンフォートなど可変させるギミックが追加できるようです。

試乗者は標準サスで、乗り比べはかなっていませんが、恐らく予算とのバランスによるけどエアサスは不要なのではないかと思います。

よりソフトな乗り心地や高速走行時の車高ダウンによる安定性の向上と燃費の若干の向上、山道などで足回りを固めてロールを少なく、ちょっとした砂利道などのラフロードで車高を上げるなど、後はローダウンを望めば手に入るなどエアサスのメリットはあります。ただ、中古車になった際にエアサスはトラブルのリスクになるので、のちのち中古で探すのであればノーマルサスが狙い目かも(^_^;)

幅広い使い道が想定されればアリですが、そうでない一般的な使い方であれば欧州車的なコーナーでの踏ん張りと適度に絞まった乗り味、ドイツ車(特にアウディやBMW)みたいなハードな感じではないしなやかな乗り心地の良さは標準のコイルオーバーサスペンションで十分であり、その乗り味のフラット感に不満は出ないと思います。


ガソリンエンジンの馬力の良さには触れましたが、トルクについても立ち上がりがフラットで扱いやすく、ディーゼルのような厚みのある力感です。

8速もある日本製・アイシンAW製のオートマとの相性も良く、変速のタイミングがわからないほど滑らか、走っていて今何速なのか?まったくわからないままポンポンと変速し、スルスルと速度を上げていきます。

この辺のフィーリングは8速AT(ZF製)のBMWの変速フィーリングに近い感じで、アウディのようなダイレクト感はない反面、滑らかでこれはこれで効率よく快適性にも寄与していると感じでしょう。

燃費性能はディーゼル

ガソリン車の燃費に関してはカタログ上は12.6㎞/L、となっています。実質の街乗り的には8~9㎞/と、旧型モデルとあまり変わらず、普通~あまりよくないイメージです。

燃費性能としては2018年3月ごろに導入されるディーゼルを待たれよ、といったところです。

値段は同じゆえにサイクルコスト的にはそっちの方がお得かも・・と思いきや尿素SCRの補充があるので1年ごとの補充を考えるとお得感は減ってしまったかも・・

それでも年間に1万キロ前後走るのであればディーゼルが軽油の安さもあってお得、購入時のエコカー減税もあると思うので、使用頻度や状況によりますが、年間5万円前後は安くなるかもしません。

実際のところディーゼルモデルの燃費などは認可の関係で発表できる段階ではないそうですが、恐らく旧型を10%前後改善した18㎞/L~からの数値になる、とのこと。

街乗り的にも12~13㎞/Lくらい走る感じを想像しますが、その辺りは乗ってみないとわからない部分も在りますね。

ディーゼルのトルクの良さや出足のパンチは魅力ですが、チョイ乗りメインであればガソリンモデルの方が良いかもしれません。

逆に年間の走行距離は多くなくても週末に遠出で往復100㎞以上のドライブに出るなどの使い方をされる場合はディーゼルの方が良いかもしれません。

中古車になった時に短距離走が多いディーゼルはススがたまるトラブルの可能性もあるので、走行距離や経過年数で狙い目は微妙に変わってくるかもしれません。

ディーゼルモデルはエンジンの独特のガラガラ音があり、ガソリンモデルの方が澄み切った排気音で好みも解れる部分。まだ新型ディーゼルの試乗をしていませんが、クリアな音質でより高い車内の静粛性を求めるならガソリンモデルを選ぶのもアリ。


どちらにしても新車価格に差がないので、好みで選ぶ所ですね。


試乗インプレ③へと続きます


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