パッと見1000万級のインテリア?XC60試乗インプレ③
高級感は魅力的かも
ボルボ初の1000万超えとなるXC90と基本コンポーネンツを共有するだけあって、インテリア、特にドライバーズシートからの眺めはある意味1000万円クラスの感じ、新型XC60インスクリプションの試乗インプレ③となります。
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売れ筋でもボルボ独自の世界観 XC60試乗インプレ② からの続きです。
インテリアのハイライトとしてはセンターの縦型モニター。
テスラに続く2例目かな?となるタブレット風のモニターに操作系の機能を集約したタイプのもので、これも高価格帯で先進的なイメージを演出するのに一役買っており、これに続きたのはプリウスPHVや、レンジローバーヴェラールくらいのものです。
今後先進的なイメージをPRするモデルでは採用が増えてくるかもしれませんね。
プリウスPHVはベースモデルよりもかなり高めの設定で有り、ヴェラールは2017年に登場した新型で、センターを上下に分割したモニターでそこに操作系を集約した感じです。ワーゲンやアウディなどもセンターへの大型縦型モニター配置をコンセプトカーで示唆していますが現状はまだ実装されていない感じです。
価格以上の見栄えかも
600万円台でここまでの先進性を備えた操作系はないゆえに、このフロントのインテリアだけで現行では選ぶ価値のある車と言えるかも。
テスラやXC90とのバランスを考慮しても1000万クラスと言ってもいいでしょう。
エアコンの吹き出し口の造形やセンタートンネル周りのスイッチなどに統一感があり、そして高級感を演出しています。
素材に関しては最上級の物をちりばめているという訳ではないけれども上質感はあります。
共通の意匠でもパーツの大きさや配置のメリハリがあり、北欧風の演出と言われれば何故か納得してしまう感じです。
実際の素材は触ってみると部分部分安い素材を使って要るっぽいのはわかると思いますが、全体で次元の高いバランス感を保っている感じです。
センタのアームレストは大き目で高さがあり、幅はあるのにドリンクホルダーは縦に配置するタイプ。
見た目はスッキリしていても、正直この辺りはあまり使い勝手的には良くはないかも。
欧州車は国産車に比べてドリンクホルダーなどの使い勝手がイマイチ・・とはよく言われたりしますが、国産5ナンバーのミニバンや軽自動車などの見た目を全く気にせず使い勝手を極めた物とは違います。
国産だって高級セダンやラージサイズSUVであれば使い勝手はそこそこでデザインに振っていると思うので、欧州車だけが使い勝手が悪いわけでは無いのを覚えておいて欲しいところです。
インスプリクションではリアシートにヒーターも
リアシート用にエアコンの操作系もセンタートンネルにあり、タッチパネルっぽい感じで使い勝手は良好。
リアシート用の吹き出し口はセンターとピラーにもあり快適性は良い。インスクリプショングレード以上であればリアシートヒーターも付いてくるので乗員のもてなしとしては十分以上に高級であると言えるでしょう。
リアシートは旧型XC60よりも背もたれが若干傾斜して直立に座らせられる感じは薄らいだと言えます。
総じてちょっと広くなって快適性が上がったなってのを感じるところ。ライバルと称されるドイツ製のSUVなどと近い居住性です。
ラゲッジスペースもそこそこ
リアラゲッジスペースも数値的な拡大はほぼほぼ変わらないとのことですが、バッテリーの搭載位置をラゲッジ下に移動、カーゴスペースの横幅を均一に整えてゴルフバッグを4つ横積みできるようにしてあるとのことです。
数値的な拡大よりも実質的な使い易さを改善したとのことです。
シートの大きさがたっぷりとあり、大人4人でも快適なドライブが楽しめる車に仕上がっているというのが印象に残ります。
車の使い方としては長距離ドライブをするのであればディーゼル、チョイノリが多いのであればガソリンと言うのを定説通りに勧めたいところです。
乗り方に関しては毎日乗るけどちょい乗りが多いならガソリン、週末しか乗らなくても高速を使って距離を1日でまとめて走る、というのであればディーゼルを推しときます。
ディーゼルで毎日チョイノリだとエンジン内部やマフラー周りなどに煤(スス)がたまりやすくトラブルを発生する確率が高い、というのがありそうです。
年間の走行距離的に10000キロを超えるか超えないかでハイオクと軽油での価格差が・・とあったりしますが、正直なところ最終的にはエンジンのフィーリングで選べばいいのではないかと思います。
納期に関しては日本に於いてはさほどの台数を計画していないと言うのもあってか、3か月前後の待ちがあるそうです。
そして3か月待つのであればオーダー仕様・インディビジュアル仕様のオーダーへの切り替えも無償でやっているとかなんとか。
エクステリアから―、インテリアカラーやインテリアパネルなどのメーカー推奨以外の組合せなども自由にオーダーすることが出来るプログラムを上位グレードなどのバリエーションとしてレザーの素材が同じなら同価格で用意があるとのこと。
どうせ待つなら特別な一台を、ということで推奨でない独自のセンスでカラーオーダーもやっているとのことで、ちょっと面白いなと思いました。
納期と値引き・代車での対応など
ディーゼルに関しては2018年の3月発表、以降に発売予定とのことで、すでにバックオーダーを含めて6か月待ちくらいになっているそう。
車検の時期が過ぎてしまう・・というオーナーの為に、ディーラーによっては6カ月程度の短期リースプランというのも用意しているそうです。リース車両は旧型XC60の最終型で、契約金や車両返却時違約金などは無く1カ月5万円~6万円という金額で保険などもセットで納車まで貸し出すとのことです。
待たせるお客様をなんとかつなぎ止めようと必死というか、XC60の販売のバックアップとして力を入れているというか、企業としての努力姿勢を感じます。
この辺りは販売店やエリアによってもサービスや金額に違いがあると思うので、近隣エリアにてお問い合わせくださいませ。
ちなみに新型登場時の現状値引きは5~10万円くらいとのことでした。出たばかりで大きくは引けないよ、とのこと。
それと、ボルボは高級路線にシフトして中古車価格を高く維持するためにも新車価格で大幅値引きはできない、と営業マンは要っていたりしますが、アレ、完全に嘘ですよ。10年以上前から同じセリフをボルボの営業マンから聞いていますが、正直値引きの大きなメーカーだと私は思います。
多分、ワーゲン・アウディとボルボは輸入車の中ではかなり値引きに柔軟なメーカーだと感じます。
もちろん販売の時期や値引きできるモデルと言うのも限りがあるとは思いますが、出たばかりのモデルチェンジした新型車でなければだいたい10%はイケると思います。
決算などで調子良いと点灯発表やDMなどで100万近く引けるモデルもあったりして、営業マンの言葉はなんだったのか、と思うこともしばしば。
よって中古価格もメルセデスベンツなどに比べると低め、買い取りに出すときも、どうせ大幅値引きで買ったであろうと勘繰られ高値はつき難い、という感じなのでそこそこキモに銘じておきましょう。いずれはXC60も50万円引きくらいイケるようになるでしょう。
長々とネガティブな値引き・買い取り話を書きましたが、新型XC60は600万円~と高価格帯の車に入り、それに見合った価値観を見出せるか?という疑問に対しては、先進的でありながらもコスパ高くて実はスペックも高い、と答えても良いかと思います。
CX-5に似てるとか、割高だとか言われていたりしますが、日本カーオブザイヤーを取るなど、その性能なども評価しても良いでしょう。
買うかどうかは置いといて、批判的な方でも一度実車を見てみればその価値の片りんに触れることが出来るはずです。
さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。
新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。
タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)
良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!
買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。
販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。
愛車無料査定も『カーセンサーNet』逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。
納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。
ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。
一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。
メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。
「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ。
買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。
そこで
「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。
過去の一発競りでの事例はコチラ
この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。
一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。
そういう方には新たな選択肢が増えてきています。
査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。
このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。
その他にも、『一括査定は電話なりやまねーぞ!』 でおなじみの? やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみといった2度目に選ばれるサービスだぞ!とPRするところももあります。
しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)
ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね
ナビクル車査定ぜひネット一括査定を利用して最高額で愛車を売却、次のクルマとの快適なカーライフを!
一発入札&競りオークションの事例はコチラ