新型シエンタガソリンG試乗インプレ 3気筒の性能はMINIを超越・実用上全く問題ない十分な性能
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GASの走りについて語りましょう
ガソリンエンジンの走り
新型シエンタのデキ、ガソリンでも結構いい。
ただ、乗車人数に対する余裕という面ではハイブリッド同様、そこまで余裕があるわけでもないので、乗る人数が多いのであれば、ワンランク上のノア・ヴォクシーを勧めるのはハイブリッドも同様。
エンジン音の面では人によっては、と言うか、同乗者によってはノイズとして気になるという方もいるかも知れず、要確認かも知れません。
ノイズ、振動の少なさでは、ある程度の速度域まではハイブリッドが圧倒的・と言っても良いくらいでしょう。
ただし、高速道路を淡々と走る、とかだったらロードノイズや風切り音などはハイブリッドと大差ないでしょうから、ガソリンというチョイスもアリです。
コーナリング
新型シエンタは走りを求める車ではありませんが、サイズや車高の高さを踏まえると、上々の走りはします。
ロールだって少ないわけではないし、乗員多い時にそこまで懐が深いわけではないというのもあるのですが、でも、トヨタ車に期待する乗り心地の良さに対しては十分に満たしていて、そして、思ったよりも良く走ると感じます。
車両の懐、という面では、ドライバーは良くっても、同乗者にはグラっと来るのが不安だったり、ノイズの高まりが不快だったりといった面で、車格の大きい車両には劣る面があるので、ご注意を。
ガソリンエンジンでCVTの10速をガンガンチェンジ…なんて人はいないでしょうが、でも、ある程度小気味良く走れる感じです。
どんな使い方にあうか
新型シエンタに乗る想定で、誰が運転するか、どういったシチュエーションで使うかをイメージするのが大事です。
ハイブリッドとガソリンの差額を燃費の良さで取り戻すのは難しいとは思うものの、それだけでガソリンへの決定打にはならないでしょう。
初期費用で払えるのであれば、ハイブリッドを購入し、燃費の良さで維持費の負担が安い方がメリットに感じるかも知れませんし、走りの質感・静かな走りのメリットもあります。
どの程度の距離を走るか、長距離ドライブに繰り出す頻度なども考慮するのも大事です。ガソリンでも長距離ドライブには適応できるし、ハイブリッドの高速燃費はあまり伸びないこともあるので、ガソリンとの高速走行時の燃費の差は縮まります。
何年乗るか
初代シエンタのユーザーは長く乗る傾向にあったと言います。
それは、２代目のシエンタの奇抜さが仇となり、乗り換えを促せなかったというのと、初代のエンジンを気に入っている人がいるらしい(笑)
３代目は原点回帰しつつ、トヨタ的にはシカクマル（四角丸）・元ネタは10年前に登場したフィアットパンダのスクワークル（スクエアとサークル合体の造語）を取り入れてヨーロピアンなデザインとして、アクが弱くなったこともあって、乗り換えを検討し始めている初代オーナーもいる。
そうなって来ると、ハイブリッドの長期保有の注意点的なものもポイントになってくるかも知れません。
ハイブリッドは長期保有をすると、バッテリーの劣化によりエンジンの稼働時間がちょっとずつ増えてしまい燃費性能が下がる傾向にあります。
そのこと自体も留意点となるのですが、そう言った長期的な性能の低下を懸念してハイブリッドの中古車は価格が落ちやすく、乗り換えのサイクルの中で下取りや買取査定額が低下しがちです。
5年〜以上乗ってからの乗り換えがご自身の中での乗り替えペースであれば、ハイブリッドは査定が低くなりがち・ガソリンよりも下落する可能性があるかも？と心に留めておきましょう。
残価設定ローンなども、ハイブリッドの3年残価はよくとも、5年ではさほど良くなくなる傾向にあり、車種によっては5年でハイブリッドとガソリンの価値が逆転するようなケースも散見されます。
乗り替えのペースなども考慮して、パワーユニットを選ぶのも一つです。
まとめ
新型シエンタのHVとGASのどっちが良いのか。
ガソリン・ハイブリッド、グレードに5人乗りか7人乗りか、予算など、その答えは人によりますね(笑)
ガソリンでも十分であると思うものの、同乗者にとっての快適性・静粛性をどの程度加味するかでハイブリッドも視野に入れる感じでしょうか。
DINKS：カップルなどであれば、車中泊旅行・キャンプにアウトドアに繰り出してというのであれば、ハイブリッドのコンセントとかも有用かも知れず、静かに走れる車というのも価値があるでしょう。逆に言えば乗り出しを抑えてその分レジャー費用に充てる方が生活を充実するとの考え方もある。
家族の送迎メインであれば、正直どちらでも良いかも(笑) 習い事・スポーツクラブなどの活動で子供を乗せるのであればGAS、大人を乗せる機会が多ければHVとか(笑)
なんにせよ200万円〜300万円代中盤の車選びであり、乗車人数や使い方によってはノア・ヴォクシーまたはスズキランディ（OEM兄弟車）なども視野に入ってきますので、選択肢を広く、車選びをされるのが良いかも知れません。
ノアの独自グレード、ガソリンならこんな仕立てでいいのでは？という参考になるかも知れないランディ。
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さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。
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