新型シエンタ(2024/5-)ZにDAプラスが付いた事情

DA:Display audio ディスプレイオーディオ10.5インチナビ標準のZグレード、やばいね 


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10.5インチナビ標準化、価格面でフリードを突き放す

2024シエンタのマイナーチェンジ

2024年5月20日、トヨタシエンタがマイナーチェンジ・それに伴い若干の値上げとなりました。

ボディカラーの新設定やグレードごとの装備の見直し、標準装備化されるものなどもありただの値上げではないところがトヨタのしたたかなところでしょうか。

その中でも特にマイナーチェンジ版新型シエンタのZグレードへのディスプレイオーディオプラスの標準化、コレは注目ポイントだったりもします。

ブログで解説してきます。

DA:ディスプレイオーディオとは

Display Audio:ディスプレイオーディオは一般的にはただの液晶の付いたメディアプレイヤー的なものを指します。スマホを接続し、アップルカープレイやアンドロイドオート、ミラーリングで使うなどして、ナビ機能は本体に付随しないのがスタートでした。

スマホを接続して使うナビのイメージ

トヨタのディスプレイオーディオの登場はかれこれ6年以上経つでしょうか。

現行世代型とも言える通信ナビまで標準(ただし新車登録から5年無料)としたのは2022年1月にフルモデルチェンジを行った90系ノア・ヴォクシーからでした。発売当時(今もたまに)営業さんが説明に難儀したり、久しぶりの買い替えだとその仕組の理解に苦労したりもしますwww

車両制御など、ボイスコマンドで操作も出来たりする

auの回線を使用した4G・LTE車載通信システムを備えており、通信機能でナビを使えるのがトヨタのディスプレイオーディオの強みです。

シエンタでの採用は2022年8月の3代目10系へのフルモデルチェンジでのタイミング。やはりこれまでの久しぶりの乗り替えでは旧式のナビとの使い勝手・通信で契約性というのが周知されるのは難しいところでした。

通常のディスプレイオーディオでも通信ナビが新車登録から5年無料で使用可能、6年目からはTコネクト基本使用料(330)と通信ナビ使用料(880)の1210円程度(2024/5時点)でナビ付き、なんじゃかんじゃで多くの車種・グレードにナビがとりあえず新車から5年はつくぞと言うのがすごいのよね。(密かにオーナーカーにサブスクの仕込みがなされているのがコワいとも言うけどwww)

新車から5年は無料で使えるから、当座5年は不満は出ないし、トヨタのサブスクであるキントのような契約期間を決めて顧客の元に渡るタイプのクルマとの相性がよく採用された流れですね。

ちなみに、2022年からのこのDAとコネナビの仕組みは今後5~10年は採用される予定で、5年経った頃にはもっとスマホ繋ぐの当たり前になってて(ワイアレスとかで)無料期間終わっても特段問題(いきなりナビ使えなくなったぞ!とかのクレーム起きそうだけど)にならない想定のようです。

2024年5月マイナーチェンジ版新型シエンタでは、Gグレードに8インチディスプレイオーディオ+5年使えるコネクテッドナビが標準。

最廉価のXグレードではディスプレイレスであり、同様の8インチディスプレイオーディオを装着するのは155,100円~(前後ドラレコ追加セット機能追加で最大297,000円)となっています。

DAプラスで追加されるもの

90系ノア・ヴォクシーから採用された6年目から月額が掛かるシステムとなっているコネクティッドナビ、やはり今までのナビと同じように買い切りで普通のナビの用に使いたいという想定もあるでしょう。

6年目以降も普通に使える、買い切り対応のコネクティッドナビは、DA Plus: ディスプレイオーディオプラスとしてメーカーオプション設定されることになり、車種によって別の機能との抱合せのセットオプションだったりります。

ディスプレイオーディオPlus 6年目以降車載ナビ利用可能

新型シエンタにおいては、2022年8月のフルモデルチェンジ時点では、ZグレードとGグレードにディスプレイオーディオプラスのメーカーオプション設定がありました。シエンタのGグレードも、Zグレードも同額の89,100円、意外と高いわけではない。抱き合わせで装着されるのはTVフルセグ(単品OP33,000円)。DVDプレイヤーは付かず、CD/DVDプレイヤーは41,800円の別売り、そしてHDMI入力端子もディーラーOPで6,050円となっていました。

2024年5月マイナーチェンジ版新型シエンタでは、ZグレードにはディスプレイオーディオPlusが標準で付くことになりました。

89,100円の装備がついて、126,600円の値上げとなっています。37,500円の値上げ、その幅は大きくはないと言えるでしょう。

シエンタクラスなのに、グレードによりナビ標準、コレは販売の現場的にはかなりの強みとなるでしょう。

この標準化の事情を見て行くと…

シエンタへの一部供給的に使えるナビ標準化から、今後のトヨタのマイナーチェンジでどんな変化が起こるか読める??などなど…詳細は以下の次ページ(2ページ目)でチェック!

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