新型X1のACCとステアリングアシストの完成度・試乗インプレッション
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X1のLKA
レーンキープコントロール、通称LKA、BMWではステアリング&レーン・コントロール・アシストと呼びます(笑)
他のメーカーでもレーントレーシングアシストと呼んだり、トラフィックアシストと呼んだりと色々ありますが、要するに、車線逸脱しそうな時にステアリング操作を補助するといった感じです。
レーンデパーチャーアラートといったハミ出しそうになったら警告だけ出るパターンもあるようで、それは車線の幅や速度などによって積極的な操舵支援をするか警告だけ鳴らしてドライバー本人に操作を委ねるかは時々の判断のようです。
新型X1ではドライビング・アシスト・プラスの機能に色々統合されていて、基本的には標準装備で ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付) ー ステアリング&レーン・コントロール・アシスト レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム) レーン・チェンジ・ウォーニングが備わります。
更なる運転支援としてはメーカーオプション扱いのテクノロジーパッケージに含まれる、ドライビング・アシスト・プロフェッショナル (高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシスト、 レーン・チェンジ・アシスト、 レーン・キーピング・アシスト〔アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション付〕、 クロス・トラフィック・ウォーニング〔フロント&リヤ〕、 エマージェンシー・ストップ・アシスト)などでフォローする感じです。
高速道路上で中央分離帯があって、65キロ以下ではハンズフリーでのドライブも可能となってるようで、渋滞時の疲労軽減に一役買ってくれそうです。
安全対策としてフルでの運転支援を考えるとテクノロジーパッケージを選択するのがベターですね。
2023年3〜4月以降の発注分についてはテクノロジーパッケージは標準化され価格アップが予定されてますが、初期ロットは違ったりするので、注意しましょう。
ステアリングアシストの制御
新型X1 U11型のステアリング制御はかなり正確で緻密な制御を可能としています。
手を離してしばらくするとアラートが鳴り支援はキャンセルになるタイプ、ステアリングには片手を軽く添えるだけでも大丈夫な感じです。
かなり正確に車線を認識していて、車線の片側が薄くなっていてもトレースしていけることもある。(限度はあるけども)
車線の実線、破線などでステアリング制御がキャンセルになることも少ないです。(ロストして解除になることもある)
運転支援システムの世代やセンサー、カメラの精度によるのでしょうが、新型X1ではちょっと前のシステムよりもかなり進化しているし、他メーカーよりも現時点ではかなり日本の道路への適合が高めかなって感じです。
こういった車幅と道路の線とのバランスが均一だったりすると安定して作動するのは当たり前のような感じですよね。
線がミックスされたりすると、車幅と線の幅に余裕があっても読み取れなくなってステアリングアシストが解除されることもあったりします。
新型X1ではかなり操舵支援が粘る感じがあります。
カーブの曲率もそこそこの角度までハンドルが切れる感じで、高速道路だけでなく下道でも活用できるシーンが多いうように感じます。(どこでどんな風に使うかは自己責任ですよ)
右に左にフラフラするとかも少なく、同乗者がいても違和感を感じにくいはず。
実用的な運転支援として、完成度が高いと感じる方も多いのではないとか思います。
パーキングアシストは微妙
パーキングアシストプラスといった駐車支援システムも一応用意されます。
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自動駐車として考えると・・・正直BMW X1のそれは微妙です(笑)
並列・縦列対応となるけど、車線や空いているスペースの認識が微妙。
ガイドラインやPDC:パークディスタンスコントロールのピッピ鳴るのは多少はアテにしてもいいでしょうが、操舵を含めた自動駐車機能的なものは過信してはダメなタイプです。
カメラは障害物に近づくと自動で切り替わる感じで、車庫入れする地点登録をするとそこでは自動でナビにカメラ表示がされるらしい・・・任意のスイッチで表示は適宜切り替え可能、なんとなくそんな仕様のようです。
トヨタのリモートパーキングが一歩先にを行っていて、大衆車のノア・ヴォクシーに採用されているのにBMWではこの程度の駐車支援か〜と残念ポイントになっているかもしれません。
まとめ
BMW 新型X1 U11型の運転支援、追従走行も操舵支援も実用的なレベルなのではないかと思います。
駐車支援は微妙、それ以外はかなりハイテクで高速道路などを中心に半自動運転的な活用も可能でしょう。(最終的な責任はドライバーですので周囲の状況をしっかりと確認して運転しましょう)
短時間の試乗では機能は試し切れないですし、いろんなシュチュエーションが想定され、どんな挙動を示すかは時々によることもあります。
ソフトのアップデートや年次改良でフィーリングが変わることもあるかもしれません。
2023年初期のインプレッションとして、参考になれば幸いです。
善き車選びを!
さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。
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