XSR900は次代のスタンダードになれるか?試乗インプレ②

大排気量でパワフルなのに扱いやすくてスポーティ、次世代のスタンダードとなる資質はあるような、ないような。XSR900インプレ② です。


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意外に扱いやすいXSR

試乗インプレッション①からの続き

とは言ってもホンダのCBなどのシリーズほどの標準型のバイクでなく、キャラクター付けと言うか、個性を与えられているのがXSRです。

しかし、ネーミングのXSR、なんだか往年のXS-1であったりXS650であったりを彷彿とさせるような、SRとも関連があるような、XJRとも関連あるような、そんなXSR。

結局のところXJR1300:4気筒とXS650:2気筒を足して2で割ればXSR900の3気筒か・・と妄想するのは私だけかもしれませんが。

3気筒エンジンは個性が強く、MT09の2014年デビュー当時は話題に成ったりしたものです。

そこからのモデルバリエーションとして、MT09 → トレーサー → XSR そしてXSR900の登場でMT09のマイナーチェンジのこの順番は、戦略的で素晴らしいかと。

装備品もトラクションコントロールなどの先進デバイスが追加されるなど、モデルに対しての力の入れようが良いですね。

ヨーロッパを中心に人気が高く、日本でもそこそこの台数を見かけるようになり、ヤマハのスポーツカテゴリは賑わいを見せつつある感じです。


共用パーツがもちろん多いのですが、上位モデルからの流用など、グレードの高い物が装着されているのは良いですね。


特にブレーキ周りはYZFR1からのもの。

半世代前くらい?のグレードの物かとは思われますがスーパースポーツに装着されるものと同等のものと言うのは信頼感が高くてよろしいです。

このキャリパーのデザインが好きな方も多いのでは?

XSR900の走りの良さは普段使いや峠へのお出かけなど、ワイドなステージをカバーしてくれますが、高速道路を淡々と走ると言うのはネイキッド故に苦手な部類かもしれません。

ツーリング向きにカスタムも

スクリーンなども現状さほど快適性に振ったものはラインナップされていない風です。

スマホマウントとの親和性の高いビキニカウル↓



ここ数年でメジャーになったPUIG プーチのもの



純正オプションでもありますが、割と無難な感じの物ではあります。


ショップ的にはレトロ風のデザイン重視のバイクゆえに、というのと、走りのバランスの良さの自信からか、あまりゴテゴテとパーツを着けない方が良い、と言っていました。


ここ最近ではエンジンガードやスライダーなどを推して売っているとのことですね。


純正パーツよりもコスパが高い物が結構出回っていたりします。DIYでイケる方はアリかも。



エンジンガード系のアイテムは元のボルトに合わせて装着するケースが多く、シンプルな構成の物であれば初心者でも工具があればセルフで出来ると思います。

バイクショップ的には簡単な作業で工賃をもらえるので割が良い作業なようなので、DIYを検討してもいいかも。


トップケース好きの方にはキャリアベースと言うのもあります。



ツーリングにヘビーユーズするのであればあってもいいかも。

XSR900のシート下にはETC車載器をなんとか収めるくらいのスペースしかないので、メットやレインウェアなどの荷物を放り込んでおくのにいいかも。

しかし、せっかくのクラシック風に質感を高めたモーターサイクルが、遠目に見た時のデザインバランスの崩れとかとトレードオフにはなると思います。

XSRの車両特性と質感であっても何とかして3点フルパニアにしたい!となったらショップと相談です。

MT09やトレーサー用のステーなども使えないこともないようですが、リア周りの加工(穴あけや削り)や部品取り、トレーサーのパーツの流用などのかなりの力技になるそうですね。

DIYでもチャレンジできないこともないのでしょうが、あまり情報が無いのでなんとも言えないところ。

数年経てば色んなモディファイや自作、流用のスマートなやり方が出回ることでしょう。

そういったライダーたちに揉まれていってスタンダードバイクとして地道に進化してほしいところ。XSR900トレーサーなんてのも面白いかも。


このあたりのサイドケースステーが使えなくもないようですが、リアのフェンダー周りやカウルに穴あけなども必要になったり、XSR900のチャームポイントであるアルミ削り出しのパーツなどは取り外しが必要になるとのこと。

そして、シートフレームが荷重に耐えられるか微妙、とか、怖いことをメーカーメカニックが言う始末であります。

タンデムに耐えられるのであれば大丈夫なのでは?と思いますが、シートフレームの後端のパーツの接合部分に負荷が集中すると危険、とのことですね。


値引きとモデル展開


ツーリング用途に特化した拡張性としてはXSRは微妙、となりますが、そういった方はトレーサーをチョイスする方が良いとのこと。

私もそう思いますが、トレーサーももうチョイすればマイナーチェンジが入るらしいので(2018年モデルから?)、MT09トレーサーのマイチェンに関してはMT07トレーサーのデビューであったりなどなどで時期は未定だそうですがしばらく待つ、というのもいいかもしれません。

ABSとトラクションコントロール装着前提で、


MT-09(2017年マイナーチェンジモデル) が1,004,400円(税込み)
XSR900 2017年モデルは2016年と変更点なく1,042,000円(税込み)


値引きに関しては、XSR900の2016年モデルの未登録(車検取ってない)在庫であれば20万円前後引けるそうです。

もちろんショップによるので一概には言えませんが。MT09も2016年モデルイヤーの物であれば破格に安く手にできる、とのこと。


普通の値引き幅でいくと5~8%引く(5万~10万)センで落ち着くそうですが、在庫があれば大幅値引きもあるかもしれませんね。

XSRに関しては2017年モデルでも変更点はないようなので、狙い目なのかも。


日本でも人気は人気、でも主戦場は欧州で、日本の販売台数はそこそこといったところ。


気になる方はぜひ試乗してみましょう。ヨーロッパで戦えるクオリティを味わってみましょう!

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