日常使いのRS Z900は懐古趣味の人だけには勿体ない!試乗インプレ②

デザインは懐古主義であろうと、中身の完成度が高ければ多くの人に勧められるスタンダードモデルとなる・・Z900RSの完成度を多角的にほめているつもりです。


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これもやはりRSか・・Z900RSに乗ってオケ!試乗インプレ①
からの続きです。

走り出せばむしろ軽い


排気量は900㏄もあって111馬力もあるモデルではありますが、扱いやすくて日常使い出来ます。

215㎏あろうと、そこそこの重さのクラッチと発進のトルクの厚みなど、扱いやすいといえるでしょう。

アシストアンドスリッパークラッチの採用とはありますが、特別軽いとは感じません。現代的なバイクの普通の軽さと言えるでしょう。


ブレーキもABS標準で効きもタッチもグッド。唐突な制動力の立ち上がりなく、しっかり効かそうとしても応えてくれて、なんだかいい物感が凝縮されています。

扱いやすく通勤でも使えないこともない


通勤やアシ代わりに使えるレベルの走り易さを備えていますが、かといって排気音はわりとワイルド。


個人的にはこの少しショートタイプのマフラーはキレもアイドリング音もボリュームとビート感がイイと思います。

バイクという乗り物の五感で感じる官能性能として、いい味出しています。


ですが、人によっては ノーマルでこの音圧はちょっと大きい・・と感じる人もいるかもしれません。

排気音は圧がある?


ヴォンヴォンと空ぶかしすると近所の目が白くなることは間違いありません。

痛々しいくらい睨みつけられるでしょう。

排気量なりの響きの重厚感がありつつ、近くの空気を震わせるものだと思います。

女性ウケはほぼ皆無、と考えましょう・・バイク改造して大の大人がみっともない・・とノーマルなのに言われそうなレベルかもしれません。

ノーマルマフラーでもうるさいなーと感じるバイクメーカーとしてはドゥカティが筆頭に挙げられますが、それに次ぐものだと思います。

ただまぁ、規制は通っているので心置きなくこのカスタムバイクのようなエグゾーストサウンドを楽しむ心があれば、全然OKです。

カスタムマフラーとしてはレースシーンで有名なAKRAPOVIC(アクラポヴィッチ) マフラーもありますが、Zのイメージを壊さないようなデザインや色遣いになっているようですね。



ブラックのサイレンサーで引き締まった感じです。

ロングツーリングへの適性

万能なベースというか、地力を持っているのでツーリングなどへの汎用性も高いとは思います。

ですが、ネイキッドタイプのバイクの常、ヘッドライト周りの空気の流れが乱れ、高速走行時の快適性は高くないです。

純正オプションでメーターバイザー的なショートスクリーンがありますが、これだけでもだいぶ乱流は収まります。

しかし値段が3万円もするので、Z900RSカフェ買えちまうぞ・・ってなっちゃいます。

着けてもメットを打つ風は防げないので快適性を求めるなら静音性能の高いフルフェイスヘルメットなどを勧めたいところ。

スクリーンであれば社外のカスタムパーツのほうがいいかも。

旧車っぽさを楽しむのには邪道かもしれませんが、ポテンシャルを活かしてバイクを楽しむのであればそれもアリかなっと。



イメージを崩さない、っぽいビキニカウルもあるようです。


カフェ仕様もアリ


トータルでのカウリングとしてはハーフカウルのZ900RSのカフェ仕様も悪くはないと思います。

ZRXを想起させるカウルもいいかもしれませんよね。



Z900RS(キャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジ)旧車っぽい色のほう。
1,328,400円
Z900RS(メタリックスパークブラック)
1,296,000円
Z900RS CAFE ヴィンテージライムグリーン ・ パールストームグレー の2色
1,350,000円
正直値段はあまり差がない。

売れ筋はRSのレトロチックなキャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジ とRS CAFEのライムグリーン。 

いわゆるカワサキの過去のイメージカラーの延長の物が売れているようです。



カフェ仕様としてハンドル位置を少し変えたり、専用パーツなどを少し装着していますが、値段の差があまりないので、ポジションを確認して好みで選んでOKでしょう。


足つきは大差ないですが、ハンドル位置とのバランスで体躯との相性もありそう。


RSにせよ、RSカフェにせよ、フェンダーレスにしてリアの軽快感を増し、ストリートファイター色やちょい悪テイストを出してもいいかもしれませんね。



日常の足からツーリングに適応する扱い易さと、峠をダイナミックに駆け抜けるコーナリング性能など、見どころの多いバイクです。

ノスタルジックな装いを眺めて楽しむだけでなく、思い出に浸るでもなく、ガンガン使って走って楽しく新しい思い出と歴史を共に出来る素敵なバイクですよ!っと。


過去の試乗インプレでも参考になるものがあれば・・色々ご覧いただければと思います。

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