MVアグスタ 日本仕様に気を付けよう!
MVアグスタは美しいけども
MV AGUSTA ブルターレ800に試乗しました!150万~300万円くらいのバイクですが、デザインとスペックで憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか?
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しかし、ディーラに見に行くその前の、日本仕様には注意が必要です。ディーラに行ってかなりのがっかり感を感じるかもしれない点がいくつか・・・
①日本仕様のマフラーが・・・
80~90年代のレーサーかってくらい不細工なマフラー
日本の騒音規制に対応するためにサイレンサーが長くなっています・・・
美しさの基本のオルガン3本パイプは2016年に入ってきたブルターレとその他いくつかのモデルでしか標準でないそうです。
騒音規制、排ガス規制その他の事情で日本へのローカナイズがパーフェクトでない可能性がある。
アグスタはマフラーも美しいんですよ
本来はMVアグスタの3気筒シリーズのマフラーはこうです。
オルガンパイプと表現され、その排気音も素敵なんですよね。
ディーラーでは当たり前のように本国仕様というオプション(設定?)があるようで、モデルや時期により0円~10数万円かかるとか。
ホームページに小さく(画像は本国仕様・日本仕様とは異なります)とありますが、ほとんど日本のディーラーにあるのはダサイマフラー仕様じゃん!ってオチがあるので気を付けましょう。
②馬力や回転リミットが・・・
ホームページやカタログのスペックでは125馬力 13000rpmがリミットとなっていたとしても、日本仕様はまさかの9000rpmがリミットでメーカーは馬力非公表ですが70馬力前後しかないとかかなりスポイルされている仕様が標準。
マフラーだけでなく、ECUなどのリミッターなども本国仕様にするのに+5万円前後かかるとのこと。
モデルや交渉次第ではサービスになるかも知れませんが、マフラーとセットだったりするので微妙なところです。
モデルによってはさらにフルパワー仕様(サーキット用・保証が効かなくなる)などもあるみたいですね。
マフラーは車検の度にもとに戻す必要もある(ユーザー車検で通らなくもないようですが・・・)そうなので手間とコストがかかる可能性もありますね。
購入する方はほとんど本国仕様にするそうですが、本来は日本に適合していないものを販売しているのってコンプライアンス的に大丈夫か?と心配になりますね。
最近は三菱の不正問題があったばかりなので、まっとうな商売してないとつぶれちゃうんじゃないかと。
③雨の時、大丈夫?
日本仕様に限ってませんが、配線、カプラー、接続部分、取り回しに防水処理、見た感じで不安です。
ヒューズボックスの位置や造りとか、不安を覚えます。
走る芸術品ともいえるMVアグスタなので、屋内ガレージある人向き、雨の日に乗らないとの割り切りも必要なのかもしれません。
配線の処理はBMWやドゥカティの方が見えないように、もしくは見栄え良くキレイに設計されているように感じるので、アグスタには国産レベルやアメリカンなレベルのチープさを感じてしまいました。そして雨多くて湿度の高い日本で大丈夫か?と。
本国仕様なら最高に美しいバイクのひとつ
バイクのデザインはエントリーモデルのブルターレ800でも、人気モデルのドラッグスターも、伝説的なF4も、マフラーが本国仕様なら美しくて素晴らしいですね。
リアの片持ちスイングアームに太いタイヤ、パイプオルガンのようなマフラーエンド、リアセクションの軽快感に、タンクなどのエッジの効いたデザイン、どれも眺めるだけで満足できます。
乗っている人が少なくて人とカブらないのも個性を尊重するライダーにとってはポイントが高いかもしれません。
実車を見て、がっかりしないように、予備知識を入れてから行きましょう。
後はモデルごとに年度ごとに細かな仕様変更があったり、追加モデルや派生車種、限定車などもちょこちょこ出ているようなのでディーラスタッフに開設してもらいましょう。できればお目当ての車種でなくてもアグスタの世界観とクオリティを知るためにも試乗もしてみましょう!
ちなみに2016年4月発売のBRUTALE 800は標準で3本出しマフラーに116ps、最高出力、最大トルクにおいて、日本仕様と本国仕様は同一になっています。そういった細かい仕様変更はディーラーに問い合わせないとわからないようです。
MVアグスタ ブルターレ800 2016MY(モデルイヤー)試乗記