トライアンフストリートトリプル85 乗ってみて気づくもの STDver
トライアンフストリートトリプル85
675ccのネイキッドスポーツ
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ここ10年くらいで流行り始めたバイクカテゴリの定義するところのストリートファイタースタイルです。
レーサーレプリカのカウルを取っ払ってアップハンつけて、みたいなパイプハンのなのにやや前傾姿勢のネイキッドスタイル。
お値段的には100万円を切る設定でイギリス製のビッグバイクにしてはお安いです。
トライアンフは実は手の届く価格帯にいつも何かしらの車種をラインナップしてくれています。
国産のビッグバイクと比較検討に値する値付けかと思われます。
実際中身も日本製の部品を多く採用し、フューエルインジェクションはケイヒン製のもの、ブレーキはニッシンのものがフロントに、その他諸々で、リアは何故かブレンボ製だったけども、ABS標準で素敵な仕上がりです。
前後ブランド違いでABSの制御はいいんかい?と素朴な疑問を抱いたりしなくもないです。
ちなみにトライアンフのほぼ全車種ABS標準だそうです。
その昔、ミッションインポッシブル2で使用されたバイクとしてブランドの知名度を一気に上げて、名門バイクメーカーとして復活したトライアンフ。
メーカーのアイデンティティーとして並列3気筒のフィーリングはビート感があるけど、回せばスムーズにフケ上がる不思議ないいとこ取り。
排気量的にはパワーはそこそこ、(85馬力)乗ってて心踊りますね。
車名の85は馬力からきているそうです。
一応バーハンではあるけども結構前傾姿で戦うバイク、コーナリング重視ってところでしょうか。リアタイヤの上に載っているようなお尻に体重が掛かるのを感じながらコーナーを楽しめます。
ワインディングダンサーってところですね。
たいしたライテク持ち合わせてなくても以外に扱いやすくて楽しくて、排気音もパンチ効いてて良いです。
あとは3気筒の癖のあるフィーリングが気に入るかどうかってところで、素敵なバイクなのは間違いないところです。
排気量がリッタークラスだと重い、高い性能を扱いきれない、と思ってる方には意外やマッチするミドル(日本的には大型ですが)ですね。
大型バイクでありますが、走った感想は爽快で思いのほか快適、かつコストパフォーマンスも高いストリートトリプル85は、ビギナーからベテランまでお勧めできるモデルだと言えます。
ライダーに緊張を強いず、重さを感じさせず軽く走ってくれます。
こういうモデルこそぜひ試乗して、国産のバイクとは違ったテイストを体験して欲しいところですね。
国産でもここ最近はMT-09などのストリートファイター的なヒット作にも恵まれて選択肢が広がっていますが、実は同じような金額を出せば手が届く輸入バイクもあります。
バイクを構成するパーツも日本製のものを多く使っているバイクも増え、信頼性も高く、ハズレが少なくなっている(なくなってはいない)と思います。
マフラーのデザインやリアタイヤの太さなども全体のバランスの中でも味があり、特にエンジンから延びる3本のエキパイはセクシーですらあり、遠くからでもわかる車体のデザインなど色気も感じると思うので、現物を見てほしいところですね。
トライアンフはディーラーが多くないのがネックではありますが、バイク探しはスペックだけでなく、フィーリングやインスピレーション、エモーショナルな部分が比重高くなると思うので、実車見学してみましょう。
そして、出来れば試乗してブランドの持つ世界観を体感してみましょう!
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などの試乗レポートも参考になればと思います。