ミニバンのパワーウィンドウに挟まれ2歳児死亡・チャイルドシート・シートベルトの正しい装着・予防・対策、挟み込み防止機能過信厳禁な理由
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挟み込み防止機能の過信
最近の車には、挟み込み防止機構が忖いております。
窓ガラスをオートで上げている時に何かを挟み込んだ場合、強制的に5cmほどダウンさせるようになっているのが基本で、2000年代中ごろからは多く車種で安全性向上のために採用されています。
挟み込み防止機構の作動条件としては、パワーウィンドモーターの回転速度をモニターする簡易な物が多く、何かを挟み込んだ時にモーターの回転速度が遅くなる:抵抗を受けたことにより何かを挟み込んだと判断し、システムが作動して少し開くようになっています。
しかし、パワーウィンドウスイッチを引き続けたり、反転して降下する際に衣服の裾などを逆に巻き込みなどもあると反転降下せず、閉まる方向に強い負荷が掛かり続けることもあるようで正常に機能しないケースも。
車種によっては、4 つのドアすべてに挟み込み防止機能があるわけでもないので、そこにも注意が必要です。同一車種でもグレードによって違う事もありますし、年式などによってフルモデルチェンジやマイナーチェンジでの機能が備わらないケースもあります。
挟みこみ防止が無い、機能しないと…
挟み込み防止機能が正常に作動しない場合・装着されていない場合には、ゴボウも大根も切断することが出来てしまう事もあります。
挟み込み防止装置の過信は禁物です。
その他に、一度挟み込み防止機能が作動すると全閉しなくなったりもあるし(全閉した後に少し窓が下がるとか)、バッテリー交換の際にはリセットが必要などもあったりもします。整備メンテナンスや、自分のクルマの仕様・設定を把握するのは非常に重要です。
まとめ
2歳女児が死亡する悲惨な事故は、チャイルドシートの正しい装着・利用、窓のロックとドア開閉のロック、声掛けなどで防げたものではないかと推測できます。
2歳児は良くしゃべるようになるしうるさかったり騒がしいのは当たり前、むしろ静かな方が不自然で大人しいのであれば何かいじくってたり触ってたりして心配になるのが普通だと、子育て世代の方に周知されれば・・・危機管理意識を高めていきましょう。
この悲惨で痛ましい事故を反面教師に、コロナ禍であったり暑いからの換気でクルマの窓を開ける時の注意喚起になればと思います。
改めて亡くなったお子さまのご冥福をお祈り申し上げます。
無事故で善きモーターライフを
さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。
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