Z35発表!405馬力のFRローンチコントロール付きだけど実はマイナーチェンジらしい

オートサロンで新型発表

2022年の東京オートサロンで発表となった新型日産フェアレディZ35型。


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販売開始を記念して特別仕様車の「Proto Spec」も発表となっています。

Z35

Protoスペックで、Pro・プロスペックではない。プロトタイプのデザインを忠実に再現したカラーなどはプロトスペックの特徴となっています。

その価格は6,966,300円となっていて、6MT、9速AT共通のお値段です。

さりげに超絶スペック

最高出力298kW(405PS)、最大トルク475N・m(48.4kgf・m)3リッターV6ツインターボエンジンは、スカイライン400Rと共通のモノで、形式で言うとVR30DDTT 3.0L V-6 となりますね。

日本人のパワーインフレに慣れてしまっている感覚からすると、GT-Rで570馬力出しているんだから400馬力くらい出せるよねーと思いがちですが、ハッキリ言って安くて馬力の高いクルマ、加速の凄まじいクルマに乗れるのは日本の特権みたいなもの。スピードを出すところが全然ないのにね…

例えば北米でライバルとなるであろう近しいスペックの車種だとジャガーのFタイプクーペなどで400馬力だったりします。

ジャガー Fタイプ(FTYPE)400スポーツ クーペ

新車当時価格は1290万円…です。

408馬力のモデルではEVとはなりますが、ポルシェのタイカン(セダン)もFRの設定があるなどして、1170万円~となっています。

ポルシェのケイマン(2人乗りミッドシップスポーツ)・718ケイマンGTSは最高出力365馬力、最大トルク430Nmとなっていて、約1000万円、コスパでは勝てますね。

400馬力前後のクーペだとRS5なども450馬力ですが、1340万円となっていて、700万円弱で405馬力が手に入るのがスゴイことだと思っておきましょう。

Z35については6速MTも選べるし、オートマなら9速もあるし。選択肢がある感じで、2人乗りはちょっと…となれば400Rというスカイライン(562万円~)も用意があるなど、日産のハイパワーモデルのラインナップは素晴らしいと言えます。チューニングベースとしてもR400スカイラインが500馬力近い数値を狙えるとのことで、Z35のエンジンのポテンシャルも高いでしょう。

ただ、スペックはすごいけど、プラットフォームはZ34系のキャリーオーバーで実はマイナーチェンジ的なモデルチェンジ風のもの、ステータス的にはエンジンに重点を置き、ローンチコントロールを設定するなど直線番長、ドラッグレーサー的なスピード(速度)を追い求めたモデルとも言えるのかもしれません。

歴々Zは北米ではプアマンズポルシェ(poorman’s Porsche)=貧乏人のポルシェ、恰好だけポルシェっぽいクルマを欲しがる貧乏人のためのクルマと揶揄される宿命にあったもの、日産も分かっててカタチ的に寄せて行ってたものの、性能・コスパでは一部凌駕して逆転した部分もあり、もはやZというブランドは確立しています。

新車で買える大排気量のハイパワーFRなんてのもZ35で最終絶版になる可能性もあるので、要注目モデルだったりしますね。

外観のデザイン

Z34のキャリーオーバーとしても外観のデザインはだいぶ生まれ変わっているレベルだったりします。

Z32とS30Zなどの歴代の人気の合った世代をリミックスしているなどしつつ、現代的にモダンなデザインです。

Z32

フロントのフェンダー、ボンネットの低さにこだわったV6搭載と言うバブルのころの名車です。

ちなみにZ32のヘッドライトユニットはランボルギーニディアブロに供給されていたとかもあったりします。

リトラクタブルヘッドライトから固定式に変更しなくてはいけなくなって、これならイケると採用されたとか?オーナーが流用チューンで遊んでたのが純正採用されたとか諸説あります。

良い形状で良いデザインだったってことです。

そしてリア。今見ても古臭くないんですよね。しかも4本出しマフラーです。当時はV6なのにナゼ4本出し?とか言われていましたが、恰好良ければ全てヨシとなっていき、後の4本出しブームを呼んだとも。

Z32
Z35

新型フェアレディZのリアも横バーのテールランプが2段光るみたいな感じを、LEDのラインでモダンに魅せる感じでしょうか。

逆にZ32に新型Z35のテイストを取り込むチューンも流行りそうではあります。

悪魔のZの異名を持つ?S30Zも今は旧車ブームで人気でプレ値が付いていたりします。

S30悪魔のZ

Z34、Z33は北米で人気で、映画ワイルドスピードシリーズにもちょくちょく出たりしています。

Z33ヴェイルサイドトーキョードリフト仕様

カスタムベースとしても安価なFRハイパワースポーツは人気で、Zも例にモデル人気です。当時のモデルはV6:3.5NAと3.7NAで世界最高峰の出力333馬力や355馬力(ニスモ:nismo)を誇っていたような感じです。

デザイン的にはしっかりとあたらしさを演出しているので、ドレスアップやカスタムも楽しそうではあります。

NISMO、インパル、オーテックなどのメーカー直系チューンドなども楽しみですね。

初のローンチコントロールの採用

Z35のボディサイスは以下のようになっていて、短く、低く、ワイド。

全長4380mm
全幅1845mm
全高1315mm

車両重量は約1.5トン程度であり、決して軽量とは言えませんが、405馬力のFRとしては十分なポテンシャル。

R400スカイラインでは約1.7トンの車重で0-100㎞/h加速タイムは5.2秒とも4秒台とも言われており、それより200㎏軽く、そしてローンチコントロールという発進加速モードを搭載することで4秒台前半を狙っているものと思われます。

スタイリングも似ているポルシェの多くのモデルで4秒台で加速する車種が多いこともあり、そこに割って入ってインパクトを残すためでしょう。

ちなみにローンチコントロールとは、スロットルやクラッチなど自動制御することでドライバー力量に依存することなく最速のスタートダッシュをする機能で、一般的にはトラクションコントロールをオフにしてクラッチ又はブレーキを深く踏み込みアクセルを80%以上の開度まで踏み込むなどするとタコメーターが3500~4000回転にレブを当てている状態になり、クラッチ・ブレーキを離すことで怒涛のごとく発進加速するモードです。

車体への負荷が強かったり、サーキット専用の装備風ではありますが、0-400(ゼロヨン)やストリートレーサー的にはあったら良い装備なのかも。

公称の加速数値を上げるためと言うのもありますし、ギミック好きのアメリカ人受けも良いのでしょう。

700万円弱でポルシェレベルの加速を、と言うのがよいのかもしれませんね。

ちなみにプロパイロットは備わらず、アダプティブクルーズコントロールは付きますが、ハンドル支援のレーンキープは付かないみたいな装備の感じです。

販売開始と予約受付

正式な販売開始・発売は2022年6月中と言われており、初期ロットであるプロトスペックは240台の限定販売となります。240台限定と言うにも理由があって、240Zにちなんだものですね。

Protospecについてはレイズ製19インチアルミ鍛造ホイール・フロント:19×9.5J、インセット40、P.C.D:114.3(5穴)・リヤ:19×10J、インセット30、P.C.D:114.3(5穴)フロント:255/40R19 96Wタイヤ、リヤ:275/35R19 96Wタイヤとなります。

タイヤの銘柄の入っていないプロトタイプでしょうか

インテリアもイエローの挿し色を入れた専用の仕立てとなり、9インチの日産コネクトナビも標準。

限定販売の申し込みは2022年2月7日からとなっているようなので、気になる方は検討しておきましょう。

善きスポーツカーライフを!

最新情報・NISSANが2022年4月25日に新型フェアレディZ-Z35の価格とグレード構成を発表しています。

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まずはお気軽にネットから♪ 楽天Car試乗

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過去の一発競りでの事例はコチラ


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