ハーレーナイトスター975(2022)はレブルスペックディアベル風
ナイトスター975は883の後継か
975cc水冷60度Vツインの「Revolution Max 975T」を搭載してリリースされたナイトスター975。
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伝統のスタイルと最新技術とスペックをミックスした感じで、サイズ感やディテールはスポーツスター883の後継上位互換と言ったところです。
水冷ハーレー第何世代か?
水冷エンジンになった新世代ハーレー、ココ最近のハーレーを語る時に付く冠のようなものですが、個人的にはストリート750が日本とアメリカ意外ではそこそこ売れていたりとかが水冷エンジンの存在感としては記憶に新しいところでしょうか。
その昔にはドラッグレーサー風のVロッド VRSCF V-Rod マッスルの地面と平行のストレートな一本出しと言うのはナイトスターとも似ていますね。
ハーレーとしてはライブワイヤーやパンアメリカ、水冷スポーツスターSなどで新世代エンジンで若い世代とのつながりを模索、ナイトスターも100万円台、と言ってもほぼ200万円ですが、選択肢に登らないこともないゾーンを狙っています。
軽量ハイパワーでドゥカティ路線か
新型Harley-Davidson ナイトスター(Nightster)はクルーザースタイルですが、ハイパワーで軽量化もしています。
975ccで最高出力:66kW<89ps>/7500rpm 最大トルク:95Nm<9.6kgm>/5750rpmとなっていて、普通にハイスペック。
タンクはダミーで燃料はシート下に入れるtypeで低重心化をしていて、シート高は705mm。
サイズは全長2250mm前後とそこまで巨体というわけでもなく、日本での取り回しとしては扱いやすいレベルのはず。
883系モデル・1200系モデルの250kg台から30キロ程度の大幅な軽量化を果たして221kgになっていて、普通のスポーツバイク風に近づいてきている感じです。
タイヤサイズはフロント19インチ、リア16インチとアメリカンにありがちなサイズであるものの中味・ハード面ではスポーティとも言えます。
インナーチューブ径Φ41mmでデュアルベンディングバルブを備えるSHOWA製正立フォークでまるでホンダのスポーツバイクのスペックシートのようで、リアはオーソドックスな2本ショックのサス構成です。
ABSにコーナリングトラクションコントロールシステム(TCS)、エンジンブレーキによるホッピングやスリップを抑制するドラッグトルクスリップコントロールシステム(DSCS)、いわゆるスリッパークラッチ的な物が装備、ん~まるで最新世代の電脳バイクのようですね。
安くて壊れなそうなレブル1100と近い
そう、スペックで言えばレブル1100とも近いんです。
レブル1100はパラツイン・並列二気筒の1100ccで、アフリカツインなどで定評のあるエンジンを使いまわしてクルーザーに仕立てたもので、87馬力と数値的に975ナイトスターに近い感じです。
ホンダの2輪車は性能も良いし、壊れにくいと定評。レブル1100も適度なサイズ感ほどよい重厚感で人気です。
タイヤサイズは結構太めでグリップ指向です。
同エンジンを使いまわしてホンダではツーリングバイクやカフェレーサーもラインナップしていますね。
ハーレーでもカフェレーサーテイストであったり、クロスオーバーだったりと展開しており、ドゥカティ化、BMW化していっている途中のような感じです。
エンジンの排気量展開も一時期のドゥカティ:モンスターシリーズのようにトップに1200ccクラス、その下に800cc~937ccまでとかでミドルグレードを展開して、更に低い排気量をエントリーとして用意したり、今後展開をするのかもしれません。
日本ではハーレーの小排気量モデルが出れば価格次第では売れるのでしょうが、免許の区分や大排気量への憧れなどで難しいとは思います。ですが、ドゥカティのスクランブラーやBMWのG310R・G310GSなどのように中免で乗れるバイクを出してきたら面白ですね。
価格と発売日
ナイトスター975税込価格:188万8700円/191万9500円
発表・発売日は2022年4月13日となっていますが、実際のところ店頭で展示車に触れられるのは5月でしょうし、納車も少し遅れて始まることでしょう。
スポーティで軽快なスポーツスター883のスタイリングを受け継いでいるし、ハーレーにしては安い、極太のマフラーなどでパンチも効いているし、ほどよいボリューム感とシンプルに見える作りで評価されるでしょうね。
スポーツスターSやディアベルなどとも乗り比べたりして見ましょう!