プチGクラスサイズな7人乗りベンツGLB(2020)試乗インプレ①

ブランニューモデルのGLB

メルセデスベンツ2020年の新型SUV・GLBの価格は、512万~696万円、ベンツにしては手ごろな価格と日本での取り回しに苦労しないギリギリのサイズ感、そしていざという時に役に立ちそうな7人乗りが標準、と売れる要素満載で登場しました。


GLBは、FFプラットフォームをベースにGクラスを彷彿とさせるスクエアで塊感のあるデザイン、トヨタの人気SUVであるRAV4に近いサイズで、全長4650mm×全幅1845mm×全高1700mmとなっています。(グレードにより若干・数センチ短く狭いバリエーションもある)

デザインイメージとしては胴が長く、ダックスフンドのようでもあります。


前後長を確保してウィンドウが起き気味で7人乗りの空間を作り出しているのがわかります。


GLAクラスの方がリアウィンドウが寝ていて空間よりもデザインのシャープさやパーソナルユースっぽさを演出しているクーペ風なのとはちょっと路線が違いますね。

GLCにはない7人乗りと言う付加価値


メルセデスの中では上位に当たるGLCにはない7名乗り、そしてリアシードのスライドなどによりCクラスやEクラスよりも広い足元、頭上空間など上位モデルを食っちゃうようなポテンシャルもあります。

2列目を倒した時には車中泊にも対応できそうですし、3列目を倒して大きめの荷室のステーションワゴン的にも使えます。

3列目を立てると荷室として確保できるスペースは狭め。



そして、3列目の足元空間はミニマム



結構狭くて乗り降りも大変な部類です。


2列目のスライドと組み合わせて乗員みんなでスペースを融通しあって乗り込むイメージです。


メーカーの設定では身長168センチ未満の人専用、と謳っているそうですが、正直なところ小学校低学年以下の子供専用といったところでしょうか。



ライバルとされるディスカバリースポーツとの比較では、GLBもSUVスタイルということで床が高い分足元空間で狭さを感じるかもしれません。ただディスカバリースポーツは幅や高さがある分多少アドバンテージがあるかなってくらいですかね。BMWグランツアラーやワーゲントゥーラン、シトロエンC4スペースツアラーなどの7人乗りミニバンスタイルよりかはやはり狭いかな~と感じるレベルだとも思います。


5名乗車状態で500Lほどのラゲッジ容量、フルフラット状態なら1680Lほどまで広がる荷室で、車中泊やアウトドアにも対応できます。



ベンツの中でも最新の安全運転支援機能である「レーダーセーフティパッケージ」を全車に標準装備しており、ちょっと前の上位モデルよりも高い安全装備が充実しております。

具体的にはステアリングアシスト機能まで含めた運転支援が盛り込まれており、メーカーとしては手放しによる自動運転とまでは言えませんが、前車追従・車線維持の自動運転に近いイメージでの利用が可能となっています。


デジタルスクリーン式メーターパネルと、「HI!メルセデス」で音声コマンドが可能な対話型インフォテイメントシステム「MBUX」も用意されるなど、最新が最良というメルセデスベンツのスタンスにのっとった装備の充実があり、買い得感があります。



ぱっと見では上位モデルとの差が分からないような仕上がりです。

実際展示車を見たEクラスなどのオーナーも、「おっ!」とうなるようではあります。


フロントのシートはかなり出来は良く、ハイウェイでの長時間クルーズやワインディングロードも適度なホールド感があって良いです。


ただ、すぐに他の上位クラスと乗り比べたりすると、安い理由としてシートのサイズ感などに若干の物足りなさを感じたり、パネルの質感などに若干のハリボテ感を感じたりはあるかもしれません。

ファーストメルセデスによいチョイスかも

そうは言っても単体で見れば十分以上にクオリティは高く、国産車とは明らかに違うレベルではあるので、初めてのメルセデスベンツユーザーでも満足感は十分以上に感じれるはずです。


売れ筋となるクリーンディーゼルモデルは登場当初は前輪駆動仕様となる「GLB 200d」512万円~


ガソリンモデルは、AMGラインによるスポーティなエクステリアと大径のアルミを備え、4WDシステムを備えた「GLB 250 4MATICスポーツ」696万円~


となっています。


駆動方式を基準に選ぶと、4WDが欲しい、と言うだけで200万円アップ・・とのことで登場当初から冷ややかな指摘がありましたが、2021年モデルからはディーゼルも4WDが設定されてFFが廃止との事で、日本のユーザーのニーズに応えるラインナップ整理がなされる予定です。


【スクープ】GLB ディーゼル4WD→2021年追加設定決定! の記事参照


燃費とパワーのバランスの良いクリーンディーゼルと4WDの組み合わせで価格の上昇は間違いないですが、日本でも歓迎されるモデルとなるのは間違いないでしょう。


500万円前後の輸入車選びの中では、ガソリンモデルを除けば候補に入る数少ないモデル。


5人乗りでややクーペ風なGLAとの価格差が10万円程度という事もあり、シート2席追加での差額を考慮すると割安感もあります。


ベンツの中ではかなり下位グレードにはなりますが、デザインのボクシーでスクエアな感じは好きな人にはツボでしょう。


荷室の容量の広さ、そして一番安い7人乗りのメルセデスということもあり、実用性は高いです。


ファーストメルセデスとしてもお勧めです。


ぜひ実車を確認して試乗してみましょう!


試乗インプレ②へと続きます。


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