空冷最後のフラットツインを狙え!旧型R1200R ロードスターとかどう?

BMWのフラットツイン

BMWのバイク、R1200Rロードスターの中古車をピックアップ!2015年のモデルチェンジを経て、認定中古車でも程度の良いモデルが探せるようになってきた今がチャンスかも?


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2015年-新型R1200R 試乗インプレ 
は上記リンクへ

R1200Rのモデルの歴史と、概要、4年前の試乗レポートを思い出しながらお届けしたいと思います。

空冷から水冷へ

2015年にモデルチェンジしたR1200Rは最新のメカニズムでアップデートされていますが、フロントに倒立フォークを採用してテレレバーと決別するなど、往年の乗り味が好きだった方からは敬遠されているとこともあるようです。

敢えてのあの変わったメカニズムが良かった、と言う人が少なからずいるそうです。

しかし、最新モデル故に、サスペンションも電子制御でトラクションコントロールもあり、シフト操作もクラッチレスでも可能、など上級装備の充実などは旧型モデルにはない大きなアドバンテージではあります。

BMWのR1200Rロードスターシリーズはそこそこの人気モデルで、フロントに大き目のスクリーンを付けて、リアにはパニアやトップケースを付けるツーリング仕様にされている方が多いようです。

敢えてのロードスター

同じエンジンを搭載しているバイクとしてはオンロードツアラーのベストバイク・RT とアドベンチャーツアラーの最高峰・GSがフラッグシップとして君臨しているので目が行きがちですが、RTは快適装備と大きなアッパーカウルのため取り回しが重く軽快感が薄く、GSはアドベンチャーツアラー特有のバイク全体の大きさと足つきの厳しさなどで敬遠する方が、あえてローグスターをツーリングバイクのベースモデルとして選ぶこともあるそうです。

ロードスターはRTやGSに対して20Kg~前後は軽量なのもポイントですね。

安心のABS標準、シャフトドライブでメンテナンスが楽、バイクなのに乗り心地が良い、排気音が静か←エキサイティングではないけど疲れない、などBMW特有の美点はたくさん。

大排気量ツインのネイキッドということでストリートファイター的に峠で戦う使い方は少ないようで、中古でも程度が良いものが多い印象です。

空冷時代の方が味がある? モデルライフでの変遷

フロントのテレレバー
ハンドル操作とは別個にサスペンションが動くため、独特の操縦性があります。

路面の荒れなどの外乱に強く、乗り心地が良いです。
最新モデルは電子制御の倒立サスで、乗り心地の良さとハンドリングの良さを両立しています。

R1200と言うネーミングは2007年から排気量が約1200㏄になったモデルから続いています。
排気量的な呼称では共通の1200のモデルになりますが、2007年~2010年までのモデル:空冷・SOHC・テレレバー と2011年~2014年空冷・DOHC・テレレバー そして現行型は2015年~ で水冷・DOHCとなっていて現行モデルのみ倒立フロントフォークです。

上位車種のRTやGSに1~2年遅れてのモデルチェンジを繰り返していますが、ここ最近は比較的モデルサイクルが早く、中古になるのも早いです。BMWの認定中古車の基準として7年以内、と言うのがありますが、2016年現在であれば2世代前のモデルも選択が可能と言うことで、今がチャンスかも?といった次第です。

2007年~モデル
ホイールが星形だったり、
メーターが縦にタコメーターとスピードメーターが配置されるF800シリーズと共通のものだったりします。

2011~年モデル
ホイールがタービン型

横にタコメーターとスピードメーターが並んでいて、間にインフォメーションディスプレイがあるなど、世代によってちょっと違う。

世代間の違いは間違い探しレベルのような感じですが、新しければ新しいほど軽量化されていて、110psの最高出力はどちらの世代でも同じ、2011年モデルの方がトルクも増強されてよりパワフルになっていて、ずぼらな運転していてもきっちり回って静かに加速していく印象。

ハンドリングは重心の低さとテレレバーの感触は共通、幅の広いエンジンでヘッドを地面に擦りそうだなぁ~と思いながらも中々そうはならず、コーナーリングも楽しめます。

コーナリング中にギャップを拾っても、安定感があるのはBMWバイク共通の美点と言えますね。

メーター周りの印象は結構違いを感じるかもしれないので、一度実車を見てみることをオススメしたいですね。

2007年モデルだとシートはノーマルでローシート(シート高770mm)となっているため足つきは良いですが、長い時間乗車していると足の曲がりがきつく感じることもあるかもしれません。

2011年モデルはシート高800㎜が標準です。

中古での価格帯のイメージ

価格帯としては
2007年モデルが80万前後~
2011年モデルが100万前後~
2015年モデルが150万前後~(中古) 2016年時点の新車の定価は170万~
各年代ごとにモデルイヤーや微妙な仕様変更などで、装備の違いなどがあります。

メーター内のインフォメーションシステムの違いとか、故障やトラブルが散見されるサーボブレーキがあるとかないとか、メーカ―オプションスタビリティコントロールが着いていたり、オプションの細かいアイテムが着いていたりとか、ショップ店員さんにしっかりと確認を取るか、怪しかったら正規ディーラーで購入するかしましょう。

個人的なオススメは2011年以降のモデルです。

このブログをご覧になる時期によっては年式・年代的に古く厳しいコンディションになっている可能性もありますが、DIYでのメンテナンスや修理などのノウハウもネットに多少は出てくるころと、ポジティブな面もあるかもしれません。

何台か見比べるのが大事です。

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