ビッグツインのクルーザーR18はR1200Cの二の舞になる?

BMWが時折かます変化球

BMWというメーカーは2輪(バイク)でも4輪(クルマ)でも時折変化球をかまし、そして大暴投もかまします。


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特に日本ウケという面では、相当奇天烈なモデルを導入しちゃうんですよね。たまに。

R1200Cというバイクがあってだな…ときっと往年のBMWバイクスファンは語り始めることでしょう。

きっと北米などでは需要が高いんだろうし、日本でも無理に売るつもりもないBMW製のビッククルーザーたるR18シリーズ、試乗したのでインプレッションしていきたいと思います。

R18はシリーズ化されている

BMWR18は2020年に発表、販売開始されたクルーザースタイルのモデル。日本的に言えばビーエム製のアメリカンみたいなもの。

デザインとてはふるいR5のクラシカルでレトロテイストをオマージュしつつ、R1200Cという1990年代後半~21世紀初頭を彩ったクルーザーの復活でもあります。

R18は登場まもなくシリーズ化され、フロントを16インチにしてスクリーンを装着したクラシックを追加、2021年にはR18BとR18トランスコンチネンタルが追加されるなど、なんだかラインナップ充実する気配を見せますが、さっぱり売れていないもの。

ブランディングに必要で日本でも売られることになります。

フェアリングされたクルーザースタイルはハーレーも上位モデルにあり、エンジンがVツインかフラットツインかの違いかのように見える。

走りのテイストはハーレーとは根本的に違い、意図的に回転のバラつきや振動を排気量なりに感じさせる演出のようなセッティングではあるものの、回転の緻密さや滑らかさはやはりBMWテイストであり、洗練されたクルーザーでありますね。

ハーレーのような見た目でも早く走れるし曲がるし、スピード面での妥協をしない人向けのクルーザースタイル、うん、ニッチですね。

日本ではウケないし、R1200Cの二の舞にならないか心配になるタイプです。

R1200Cという20年前のクルーザー

1997年い登場したBMW製のクルーザーであるR1200Cは、007の映画でピアースブロスナンが派手なアクションで乗り回し、一時すごい話題に。

往年のR1200C

派生車種でフロントを小径ホイールにしたり、フェアリングをつけたり…あれ、派生車種けっこう展開してたんだね、この展開ってR18も同じジャン、と思うんですよ。

2004年までにインディペンデントやモントーク、CLと同一排気量のラインで4~5パターンってけっこう頑張って展開したものの、結果的にモデル消滅なんですよね。

一応排気量で差別化、馬力を落として61馬力程度に(R1100で90馬力程度が主流だった)トルク型にして、サスも路面追従性を捨て(リアサスはリンクなしでシンプルに)、ワイルドな『味』の方で勝負してましたが市場には劣化版の空冷フラットツインと評価され、イマイチインパクトを残せなかったってところです。ハーレーほどの振動や音を発せず、ドラッグレーサー的にも馬力にパンチがなくそして高回転のフンずまり感とかもあって、BMW的な美点もスポイルされてて。スポーツスターに倣っても中途半端な感じに見えるとか、ハーレーの上位車種からは見劣り感があるとかね。

ハーレーのCVOロードグライド・ロードキング スペシャルなど

なので、新型BMW R18は見た目のインパクトもかなり狙っているし、排気量的にも1801ccと言う世界的に見てもビックリするようなビッグフラットツインと言うのがポイントでしょう。

ちなみに、ハーレーダビッドソンはクルーザーカテゴリからアドヴェンチャーカテゴリに進出を図っており、パンアメリカでBMW R1250GSの牙城に挑もうとしていて、バッグバイクシェア争奪バトルが展開されています。

どのバイクもフラッグシップたるモデルばかりで安くはないものの、あまり売れ筋でなくとも日本で買えることに感謝するのが先でしょうかね。

インパクト狙いのポイント

第一印象でもスペックでも装備でもなんでも、取り敢えずインパクト狙いなのが前面に出ていて、まず、エンジンヘッドの左右の張り出しの大きさとかがスゴイです。

右のヘッドの方が手前にオフセットされています

跨って、上から見たときに、多くの人がやり過ぎだろ!って突っ込んで微笑む、そこらへんが狙いでしょう。

知人にバイクを見せびらかす機会があれば、BMWってだけでもレアなのに、エンジンすごいね!ってネタにも出来ます。

1800ccです、ってプレートまで貼ってあります(笑)

フィッシュテール風のデザインのマフラーエンドにサイレンサーの巨大とも言えるボリューム、見た目勝負なのは間違いなく、インパクトは最高です。

いわゆるツッコミどころ満載で、所有して眺めるだけでも楽しめますね。メカニズムやエンジン・リア周りのフレームっぽいパイプの組み合わせで構成するデザインも、ある種そこもアメリカンスタイルを好む人をロックオンって感じです。

スペックのインパクト

エンジンは空冷と油冷のハイブリッドで空油冷水平対抗2気筒、91馬力で最大トルク:158N・m(16.1kgf・m)/3000rpmとトルク型です。最高速度は180キロ程度。最高速を競うバイクではないですが、古いR1200Cで160キロ程度だったので、だいぶ最高速にも余裕があると言えそう。

最高出力はそこそこ、1800ccをスポーティにチューニングすれば120~馬力程度を搾り出したりも出来そうではありますが、合えての100馬力以下、しかし、古いR1100よりかはハイパワーです。

車重はおおよそ350kg、ほぼハーレーみたいなもので、クルーザースタイルの形容でよくある重心が低くローアンドロングゆえに引き起こし自体はさほど苦ではないものの、取り回しは重いです。

シート高は690mmと低く、足つきは余裕の人が多いでしょう。シートに座って足はやや前に投げ出すフォワードコントロールタイプ。

アイドリングはマフラーの迫力からイメージするよりもジェントルだけど、アクセルを開けると縦置きエンジンの特徴としてのトルクアクションが強めに出ます。アクセルオンで右に少し傾くアレです。

走り出せば軽々とは知ると言うのは大排気量重量級バイクによく使われる言い回しですが、トルクがあるのでまさにその通り。低い回転でポンポンとシフトアップしてクルーズ状態に入りやすいイメージ。

なんとなく、BMWのディーゼルモデルに乗って2000回転以下でシフトアップしていつの間にか100キロに到達していた、みたいな厚みのある加速感と似た感じがします。

エンジン回してもそこそこ鋭く加速はするけど、ちょっと回転が苦しそうってところとか、ディーゼルっぽいかなって。

ただ、100キロ巡航でエンジン回転は2000回転くらいでエンジン音的には滑らかに回って静か、少し追い越しかけてもスムーズに加速する感じでハーレーみたいにけたたましく加速体制に入るとかでもない。スマートでインテリなクルーザー的な感じですね。

先進装備にも注目する所があるものの、初期ロットのR18では、クルーズコントロールは付くけれども、アダプティブクルーズコントロールは付かず、2021年導入モデルのR18BやR18トランスコンチネンツから順次標準装備になっていっているようです。無印のR18についてもいずれアップデートされるのでしょうが、微妙な差別化をモデル内でしているのかも。

ACC:アダプティブクルーズコントロールは車間維持して追従走行をするバイクにまで降りてきた先進装備、現状ではオプション価格や車両価格への反映から20~30万円前後の価格アップになってそうです。

価格

ベーシックなR18で2,547,000円

R18ファーストエディション  2,976,500円

R18 Classic  ファーストエディション  3,262,000円

R18B ファーストエディション   3,418,500円

R18 Transcontinental ファーストエディション   4,032,000円

ファーストエディションではカラーリングなどのドレスアップがメインで、よりクラシカルなモデルをフィーチャーしている感じですね。

価格のイメージとしては、もっともシンプルなモデルレンジで250万から、ツーリングに特化しているモデルであれば400万円程度、と幅があるイメージです。

正直カタチ、カッコつけて乗るのがクルーザースタイルの醍醐味でもあると思うし、ツーリング適正を伸ばして一日の移動半径を広げるとかなら間違いなくR1250RT、またはR1250GSの方が適任です。

ハーレーのような粗暴なイメージや排気音ではなく、ハイテクでスマートなクルーザーを強い個性とともに求める中高年ライダー向けと言うすごいニッチなバイク、それがR18シリーズと言えそうです。

3年保証が標準で付帯、バイクでも残価設定ローンを積極的に展開し、通常ローンでは10年までの長期ローンを組めるなど、高額な車両がメインのBMWなりに頑張れば手が届く、というのをPRしようと頑張っています。

見たらコリャダメだって思うかもしれないし、跨ったら行けそう!これほしい!ってなるかもしれない

興味があれば一度展示車のチェックですかね。

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