CE04(2022)は先輩のCエヴォリューションを超える161万になって登場
以前にアキラバイクっぽいデザインに全振りしたような突き抜けたバイクとして紹介したBMWモトラッド・2輪部門のEVバイクCE04。
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CEvolutionの後継機として130~150万円程度に抑えてくると思いきや、161万円~ となって基本的にはほぼフルオプションのハイラインで用意してきた感じです。
CE04とCエボリューションの価格
CE04は2022年4月発売開始の新型、価格は161万円殻となっています。
オプションはトップケースにスクリーンなどが少々、乗り出しの感覚的には200万円を超えてくる感じです。
C600・後のC650 シリーズのプラットフォームやデザインを元にシティコミューターとしてEV化したCエボリューションは現状カタログ落ちしており、159万円でした。
後継機で性能がよくなったから価格上昇したのか?
そういうわけでもなさそうなんですよね。
性能の比較
モーターの出力や航続距離の比較をすると
CE04:定格出力15 kW (20 PS)
最高出力31 kW (42 PS) / 4,900 rpm
最大トルク62 Nm / 0 – 4,900 rpm
航続距離約160 km(定地走行値)
Cエボリューション:定格出力19 kW (26 PS)
最高出力35 kW (48 PS) / 4,650 rpm
最大トルク72 Nm from 0 to 4,650 rpm
走行可能距離130 km、WMTC に準拠
あらら、性能面でCE04のアドバンテージは見当たらないような…
充電の性能
CE04は完全放電からフル充電までの所要時間は200V/15Aの普通充電で約4時間、200V/32A(6.4kW)のハイスピード充電にも対応。ただし、直流電気を用いるCHAdeMO(チャデモ)には対応していないと言います。
Cエボリューションの公称知的には充電は220V/12Aの普通充電器で、およそ4時間30分で100%の充電が完了。220V/16A(モード3)の充電器では約4時間10分で100%充電。
新型CE04はハイスピード充電への対応などがトピックで、自宅で夜に充電する使い方の想定だけでなく、出先の充電施設での充電による普通のバイクっぽい使い方への可能性を示唆しているのかなか~って感じです。
サイズ・機能面の比較
CE04:全長2,285 mm全高×(空車時、ウィンドシールドを含む)1150 mm (ハイウインドシールドOE 装備:1315 mm)×全幅 (ミラーを含む)855 mm シート高、空車時800 mm (シートヒーター内蔵のコンフォートシートバックレストを標準装備)
車重・231 kg
Cエボリューション 全長2,190 mm×全幅(ミラーを除く)947 mm×全高(ミラーを除く)1,255 mmシート高、空車時765 mm
車重・275 kg
CE04はバッテリーEVのセオリー通り全長を長く取り、フロント、足元、シート下にステップボードにバッテリー積載スペースとヘルメット一個の空間を確保していて、クルーザーっぽくならないようにデザインは軽快感を出すなど苦慮したパッケージングですかね。
タイヤサイズ(フロント)120/70 R15
タイヤサイズ(リヤ)160/60 R15
このサイズは共通で、TMAXやBMW CE04Cシリーズなどのマキシスクーターでよくあるサイズ、汎用性がありセッティングが取りやすいバランスでしょう。
CE04のライディングモードは4つのライディングモード(Eco, Rain, Road, Dynamic)であり
Cエボリューションの走行モードは「ROAD:ロード」「ECO PRO:エコプロ」「DYNAMIC:ダイナミック」「SAIL:セイル」の4種類を装備するなどほとんど同じ。
リバースアシストなどのモーター駆動だと取入れ易い機構も同一だったります。
BMW Motorradの美点としての装備、ABSやグリップヒーター、トラクションコントロールなども標準です。
価格面での苦悩か
そこそこサイズアップでもそこそこの軽量化とそこそこの航続距離、機能・性能面ではそこまで飛躍的な性能アップではなく、苦渋の値段設定と言う感じです。
車格的に、スペック的に若干劣るのに値段が上がっているのですが、まぁ、先進的・個性的な見た目を手に入れたフルエレクトリックバイクということで、評価しておきましょう。
中免で乗れるEVバイクシリーズ、車検も無いし、あとはインフラが追いついてくれれば良いですね。