弾け飛ぶように加速、BMWバイク S1000R ロードスター試乗記 前編 

ストリートファイター(バイク)の歴史

ストリートファイターと言うバイクのカテゴリをご存知でしょうか?

2000年初頭にスーパーモタードが流行した次期に前後して、レース用ベースマシンのスーパーバイク、もしくはレーサー的なバイクのカウルを剥ぎ取りネイキッドの丸目ベーツ型とか小さなフォグランプみたいなヘッドライトをつけ、セパレートハンドルをアップハンにして公道走行用にアレンジした道端で戦うバイク=ストリートファイター というジャンルがカスタムシーンなどで流行し、それをメーカーでも販売するようになったって話です。

そういうレーサーレプリカをネイキッドに、と言うのは1980年代にもそこそこあったりして、RGV-γ → ウルフ という車種があったり(古くてすいません・・・)スーパーバイクのエンジンをネイキッドに積むと言うのも、よくあるパターンと言えばそうなんですが、幾年もの歴史の積み重ねとメーカーの試行錯誤で現代にもそういうバイクは多数あるっていうハナシです。

BMWのストファイ

今回試乗したBMWのS1000Rというストリートファイターテイストのバイク、BMWの中ではネイキッドと言うかロードスターという括りですが、ベースのマシンはS1000RR(R2個です)というスーパーバイと言うカテゴリを戦う戦闘機のようなレーサーバイクなんですね。

RRの方は約200馬力を発揮する、SBK(世界スーパーバイク選手権)やマン島TTレースなどでも優秀な成績を誇る戦闘力の塊みたいなバイクです。

999cc 水冷直4は S1000RR 譲りですが、最高出力はストリートに合わせて下げられて156ps、最大トルクの発生する回転数を下げつつトルクを向上させ中低回転域で扱いやすくセッティング、アグレッシブさを感じさせる外観は異形2灯ヘッドライトやサイドカウルを中心とするフェアリングで、 S1000RR のイメージを連想させるデザインとしています。

更にスイングアームの延長やフロントフォークのキャスター角の変更(角度を寝かせることによって直進安定性が増す)によってホイールベースが長くなってハンドルのセンターの据わりが良くなっています。

バーハンドルやフットレストの位置も変更されて、乗車姿勢がアップライトなポジションになり、停車時の足つき~シフトに足をかけるのがスムーズで、市街地走行も苦でない特性になっています。

デチューンしても156馬力


フリクションの少ない直4のフィーリングとして、振動の少なさと、2000〜6000rpm辺りの強烈なパワーと加速に圧倒されます。

アクセルの操作感も軽く、どんな速度域からでもパワフルに加速していくフレキシブルさもあり物足りなさを感じるライダーは少ないのではないかと思います。

試乗車はアクラポビッチのカーボンマフラーが装着されていて、排気音も若干ワイルド、アクセルオフ時にバックファイアー的な音がポンポンと聞こえることもあり、人によってはうるさいと感じるかもしれません。

仕様や年式によりマフラーは異なるそうです。

トップギヤ6速での100km/h巡航は4000 rpm前後と少々高めかもしれませんが、その速度になると風切り音の方が激しく、排気音がウルサイとは感じないと思います。

馬力がありすぎてトップエンドまで使い切るなんて公道ではまず無理、命知らずがアクセルひねれば200㎞/hなんてすぐ、とは思いますが、BMWのバイク乗りにはそんなことをして欲しくないですね。

免許の点数も直ぐ無くなりますし、周りにも迷惑なバイクになってしまいます。

ワインディングを気持ちよく流すくらいのスピードレンジで、2~3速でエンジン回転数を楽しむのがすごく楽しいバイクと思います。

派生車種の値段とラインナップ

高速走行が多ければ、フロントにスクリーンを装着するのをオススメします。

ツーリングユーズを考えるならば、S1000RRの派生車種で、2015年末に登場した新型のS1000XRの方がより適性が高いと思います。

価格は
S1000R ロードスター  1,699,000円
S1000XR  クロスオーバーモデル 2,110,000円
S1000RR ほぼレーサー 2,180,000円

試乗記後編に続きます。

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