ダイハツ不正問題3車種の「型式指定」取り消し・トヨタタウンエースやキャンパーにも影響、このまま乗り続けるのはいいのか車検は通るのか、そして次の車種は・・・


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最も重い行政処分が下る

ダイハツ不正問題で恐れていた最も大きな重い処分、量産・生産不可に。

Daihatsuの不正問題に次なる展開・課題 
補償・補填はまだなのか

ダイハツ工業の品質不正問題で、国土交通省は16日、特に悪質な不正が確認されたとして、ダイハツの「グランマックス」、トヨタ自動車に供給している「タウンエース」、マツダに供給している「ボンゴ」の3車種について量産に必要な認証「型式指定」を取り消す方針を固めたとのこと。

形式指定を再取得するまで事実上、生産・販売不可に。

ダイハツ工業の認証不正問題で、国土交通省は3車種の「型式指定」を取り消す手続きを開始した。斉藤鉄夫国交相が16日、記者会見で明らかにしました。

タウンエースはかつてのトヨタの車種でロングセラーのビッグネームだった、ダイハツ任せOEMにしたツケが・・・5ナンバーのライトバンがトヨタでも売れなくなるなんて、とんでもない事態よ。

キャンパーベースでアレンジ企画車両までやってたのに、ドロを塗られたわね。

※トラックベースのキャンパーはビルダーからリリースされているので、ご注意ください

しかも、つい先日公開で衝突安全試験やったって、ニュースになったばかりのタウンエース系ね…

ダイハツ試験不正・立入検査で更なる余罪新たな不正14件と是正命令で1カ月以内に再発防止策を国交省に | カードラネット https://caranddrive.net/20240117daihatsutoyotaitsapositiveorder/

型式指定で量産可能・相互の信頼の証だったのよ

型式指定】とは、工業製品の機械・機器・装置・設備などの製造業者や輸入業者が、新製品を生産・販売する際に、同一型式の製品のすべてが所定の保安基準や燃費基準等に適合することについて、あらかじめ国の審査を受け、認証を受けること。 これにより個々の製品に対する審査が簡略可されることで、いわゆる量産が可能になります。

型式指定制度は、現車による各種性能試験等の基準適合性審査と品質管理(均一性)の審査の結果、指定された型式の自動車 について、新規検査時の現車提示が省略=個別に検査しなくて良くなる制度であり、主に、同一モデルが大量生産される乗用車に利用される仕組みであり、認証を受けたと言う信頼を悪用していたのがダイハツ。

指定を受けた車を生産した際に、1台ごとに保安基準のチェックを省略できる。保安上または公害防止のための最低限の基準を定めた国土交通省令に対する適合性や均一性などの検査をクリアしていることに対して、国の認証もユーザーの信頼も裏切られたのです。

保安基準に満たなくなると国土交通大臣は指定を取り消すことも可能であり、生産販売が停止、禁止されます。

車両型式について、国土交通大臣が指定する認証制度ゆえに、今回国交省から型式指定取り消しという重いリリースが出ています。

ダイハツの悪質な不正では、検査だけ(時にカスタムやズルして)スルーして量産型の性能や安全基準が蔑ろにされ、それでいて台数稼いで利益を上げていたということです。

型式指定の再取得には2~6カ月程度かかると言われており、販売停止の長期化は間違いないでしょう。

型式指定の取り消し処分で、登録済既ユーザー使用中の車両は道路を走れなくなるか

型式指定の取り消しは、道路運送車両法に基づく最も重い行政処分で、対象車の販売ができなくなります。

型式指定取り消しとなった車種の生産・販売・使用が禁止されるのが本則でしょうか。

しかし現実的には、型式指定取り消し以前に生産・販売されたものは市場への影響力が大きいことから国土交通省の裁量により使用禁止の対象外となり、リコールで対応することになるでしょう。

もちろん、使用上問題の無いレベルの不正であれば継続使用は可能でしょう。ただ、完全には安全ではないとかってだけで… 業務使用されることも多いタウンエースゆえに積載も多いでしょうし、心配かも知れませんが。

ダイハツが改めて型式指定の再取得および生産・販売・使用の許可を受けて再開するために、不正の再発防止策などを示した書面の提出が義務づけられ、他社よりも厳しい審査を受けることになります。

トヨタでは2024年1月16日時点でもタウンエースのページは存在し、ダイハツの認証不正問題についての文言は有りますが、2023年12月20日時点の声明のもの。

今回の型式指定取り消しについての情報がトヨタ公式ホームページではまだ公開されておらず、使用の可否や補填・補償などについても触れられてはいません。

ダイハツに於いてもホームページでまだグランマックス(タウンエースのベース車)についての型式指定取り消しについてはまだ触れていません。

2024/1/16時点 ダイハツホームページトップ

Toyota・Daihatsuともに、国交省の会見でのコメントが先行してしまった感じで今後の対応に難儀することは必至です。

現在タウンエース・かつてのライトエースなどにお乗りの方、それらをベースにキャンピングカーに架装している車両にお乗りの方も、車検のタイミングなど踏まえて気になる点も多いですよね…

気になる型式指定での車検問題、余罪で影響出そうな車種、今後……詳細は以下の次ページ(2ページ目)でチェック!

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さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。

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