ノートオーラニスモ試乗インプレ①早く感じて硬いけど酔うかも?
ノートオーラの素養を活かし、めっちゃスポーティに、レーシーに振り切ったらどうなるのか?
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メーカー公認チューニングモデル、新世代のホットハッチ・新型 ノートオーラNISMO(ニスモ)
試乗してきたのでインプレをブログにまとめていきたいと思います。
ちなみにNISMOとは、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナルの略、日産専門のレース活動をする部門がカスタマイズしたノートオーラがオーラニスモ、のようなイメージです。
モデルの成り立ち
オーラ NISMO(ニスモ)は、ノートオーラをベースに(ノートオーラはノートがベースwww)、フォーミュラEっぽいレーシーなテイストを盛り込み、日産的な駿足の電動シティレーサー・ストリートレーサーイメージとして成立させています。

ノートニスモではなく、ノートオーラニスモってのがポイントで、日産的にはノートの冠を取っ払って「オーラニスモ(AURA NISMO)」 としてPRしたいようです。
ノートイーパワー(NOTE e-POWER)シリーズを2020年11月にフルモデルチェンジ、2021年に上級車種としてノートオーラを発表し8月の発売開始時にはノートオーラNISMO(ニスモ)を追加とノートのシリーズ化を矢継ぎ早に成し遂げました。
車高を25㎜上げたノート AUTECH CROSSOVER(オーテック クロスオーバー)も追加、これはノートオーラクロスオーバーではなく、あくまでオーテッククロスオーバーとしているあたりに、今後のラインナップの余地を残しているようにも思えます。(オーラクロスe-fourもありえる)
それぞれの明確なキャラ付けとちょっとした差別化、そして絶妙に割高だけど高過ぎないというラインを攻めてきているのが印象的です。
専用装備も多く、・専用本革・アルカンターラ巻ステアリング (レッドセンターマーク、レッドステッチ、ガンメタクローム加飾付)・専用アドバンスドドライブアシストディスプレイ (12.3インチカラーディスプレイ)・専用プッシュパワースターター (レッド)・専用ドライブモードセレクター (レッド)

専用ブラックトリム〈ルームトリム、サンバイザー、フロント・センターピラー、ラゲッジサイドアッパー〉・専用シート地 (専用ファブリック / 合皮コンビ・レッドステッチ)・専用レッドカーボン調フィニッシャー〈インストロア〉・専用レッドカーボン調コンソールフィニッシャー・専用合皮アッパーフィニッシャー (レッドステッチ)・専用インストモール (ダークシルバー)・専用合皮ドアトリム〈フロントドア、リヤドア〉・専用合皮アームレスト〈フロントセンター、フロントドア〉 (レッドステッチ)・専用合皮フロントセンターアームレスト〈センターコンソールボックス〉 (レッドステッチ)・専用ELR付3点式シートベルト (レッド)などなど、カーボンと赤・黒のアクセントカラーが随所に散りばめられ、スポーツカー好きには刺さるかも。

オプションで半自動運転風のプロパイロットをつけたり、レカロのバケットシートもつけたりできます。
注意点としてはオーラに設定のあるBOSEのサウンドシステムは無く、ヘッドレストにスピーカーを付けたオーラで良く見るアレは装着できません。

オーラニスモはその中では先鋭的なスポーツカー的な役割を担いつつ、ギリギリ高くない2,869,900円~と言う価格設定も魅力的で気になる人も多いのかもしれません。オプションナシで走りを楽しむためだけの目的で、乗り出し300万チョイでフルエアロのローダウンチューニングカーと言うのも、今の時代に希少なのかも。
オーラニスモのサイズ
デザインからしてもスピード感があります。

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4125×1735×1505mm
ベースとなるノート オーラよりも全長が80mm長く、1505mmの全高はノーマルより20mm低い設定。
ニスモオリジナルのローダウンで最適化されたサスペンションキットで低く、エアロボディによって地面との隙間を埋めていて、そして、前後に伸びやかに。ローアンドロングにアレンジ。
全長を伸ばすというのは高速域での空力性能を上げるための手法です。ニスモのZやGTRなどでも前後バンパーを伸ばしてCd値を下げつつダウンフォースも得るなど、レースからのフィードバックしているデザイン&機能です。
高速域での性能へのプラスの作用は図るのは難しいものの、高速道路の走行においても安定感とフラットライド感、風切り音の小ささなどは美点としてあり、フルエアロのクルマって高速走ってるとツボに入るような走行フィーリング発揮するときもあるので、そういうのを感じたい人向けとも言えそう。
モーターパワーと車両重量とタイヤサイズ
車両重量1,270kg
発電用の1.2リッターの直列3気筒エンジンは最高出力82PSで、最大トルクは103N・m、駆動用のモーターは136PSと300N・mで、数値そのものは実際のところノーマルのノート オーラと変わらないもの。旧ノートニスモS(オーラは当時はない)と比べてもあまり代わり映えのない数値でもあるし、なんならノートニスモSよりも数値的にはトルクはスペックダウンしているかも。

ベース車両から馬力アップしているモーターなのでは?と思った方、それはオーラのベースであるノートからの馬力アップであって、オーラとニスモは馬力などのスペックは同一です。

標準車のノート e-POWERは最高出力が85kW(116PS)ですので。オーラとニスモが136馬力ってことです。
ニスモのWLTCモード燃費:23.3km/リッターです。ノートオーラG FFは27.2km/L、ノートは27.8km/Lとなっていて、出力特性をレーシーに振った分燃費性能が悪化。
タイヤが影響しているのか、と見てみても、ノートオーラと同じ205/5017ZRインチ、しかしZR規格のミシュラン・パイロットスポーツ4とややグリップ系のタイヤに。
ちなみに ベースモデルよりもリム幅が0.5インチ広い17×7JサイズのNISMO専用アルミホイールはワイドリム化して、タイヤ装着時の形状を最適化、接地面積を稼いでいます。車好きの方であれば、215/45R17イケる…?と期待しちゃうようなリム幅だったりするので、チューニングの余地アリか。
燃費性能に関してはノートオーラに比してそこまで燃費悪化する?ってオーラと同じ最高出力にタイヤ幅も同じだし、重量増も+10kgくらいなのに、と思ったら、中々に鋭いかも?
タイヤ銘柄がTURANZA T005A(トランザ)からミシュランになってやや転がり抵抗的に悪くなったとか?そこまで燃費悪化したらクレームものかもしれませんが、大きな原因は別にあるもよう。
単純に、セッティング的にエンジンがかかる時間が少し長い、と言うのがあって、基本アイドリングストップだし、加速にリンクするタイミングでエンジン掛かって騒々しく感じさせないのはベースのノート系第2世代イーパワーと同じ傾向にあるものの、加速の立ち上がりが鋭い分、早いタイミングでエンジンが掛かっているようです。
エコモードでも十分に出足は鋭いし、ニスモモードはオニレスポンス、ピークパワーへ到達するパワーの山に乗っていると感じる時間が長い分、発電にエンジンも回っているってことのようですね。

一応ポテンシャル的にはメーカー公称値ではないけど0-100加速では7秒前後(メーター読み6秒台?)で最高速は180㎞/hのリミッターまでイケないことも無いらしい。エンジンは唸りっぱなしになるらしいです。
136馬力以上に感じる速さ・スピード感の演出、セッティングの妙で中間加速域での浮遊感にも似た独特の加速感を作り出していると言えそうです。
件の乗り心地
ローダウンサスペンションについての評価は一般的にはよろしくない、と言うのがありますが、快適性についての評価をリアルにする場合には、我慢出来るレベル、と評するべきか。オブラートに包むと日常使いでは同乗者は快適性が多少犠牲になっているように感じる、とか?

ワンペダルでの加速・減速、アクセルペダルに込める力を調節しながらハンドルを切り、コーナー脱出に向けて力を込める…一連の動きでペダルを踏む右足の裏がタイヤの両輪と繋がるような快感とも言える一体感が味わえるチューニングカーと言えるのですが、やはり一般的には乗り心地が硬くてハード。

ギャップや路面の荒れた部分、大きなうねりなどでは車体の揺すられ感はかなりあります。スポーツカー好きであったり、かつて90年代や2000年代初頭に車の改造に明け暮れた生粋のモーターフリークであれば、大歓迎なのは間違いないものの、同乗者の評価はよろしくないでしょう。
若いカップルでも、老夫婦でも、奥様の評価は厳しい、と言うのもありそう。
2人以上で乗るのなら、オーラになりそうですね(笑)オーラの方が落ち着いているし、ニスモは見方によっては子供っぽく見えるというのもありそうで、家族の意見を聴くとねぇ…
と言うか、日産独自のハイブリッドe-POWERにおけるワンペダルドライブは、違和感の少ない制御でレベルアップを感じるものの、余り電気自動車やイーパワー車種を扱った経験、所有していたことがない方が、30分~1時間程度の試乗でガソリン式EVとも言えるワンペダルとモーターブレーキを使いこなせるようになるのかは微妙なところ。
アクセルのオンオフで前後に揺すられるというのもあり、同乗者からするとビックリする挙動に感じることも。世の中にはシフトショックの揺すられも乗り心地悪いと形容する方も居て、さらに低い車高で硬めのサスによる突き上げ、細かな揺すられ、そりゃクレームでますよね。車酔いしそうとか言われたら反論できないかも…営業さんもペダルのモードをもっとマイルド設定にすれば、とか所有すればアクセルワークすぐ慣れますよ、とフォローしてることも多いような。

運転している人はめっちゃ楽しいんですけどね(笑)
今後はダイハツロッキーやトヨタライズのe-smartハイブリッドの普及もあればワンペダル系のノート風イーパワースタイルの操作になれる人も増えるかもしれませんけども、あちらは1世代前くらいの完成度だったりとか。
同じようなシステムを使っているものの、ロッキーハイブリッドは旧型ノートレベルの騒々しさ、その他荒削りな部分も多いです。新型ノートシリーズと乗り比べてみると言うの良いかもしれません。
そろそろ標準でいいプロパ、その他のオプション
日産一押しの先進運転支援システムプロパイロットはもはやオプションで用意しているのはちょっと時代遅れ感が出てきているようにも感じますね。
新型アクア・新型フィットではACC:アダプティブクルーズコントロールや、レーンキープアシスト・レーントレーシングアシストなどは標準の時代。もったいぶった名前倒れになりつつあるプロパイロットはそろそろ標準でいいでしょう・
NissanConnect ナビゲーションシステム+NissanConnect専用 車載通信ユニット+SOSコール+ETC2.0+プロパイロット(ナビリンク機能付)349,800円、ちょっと割高に感じる時代になってきたような気がします。
逆にNISMO専用チューニングRECARO製スポーツシート〈前席〉396,000円は後からカスタムするくらいなら先につけちゃいましょ!ってアイテム。好きな人は好きですよね。
寒冷地仕様+高濃度不凍液+PTC素子ヒーター+ホットプラスパッケージ(ヒーター付ドアミラー、リヤヒーターダクト、ステアリングヒーター、前席ヒーター付シート)+クリアビューパッケージ(ワイパーデアイサー)57,200円のような寒さ対策のオプションはイーパワーの実燃費を上げるのにも役に立ちますし、快適性能的にも満足度が高いでしょう。
ステアリングヒーター、前席ヒーター付シートはエアコンに比べると消費電力が少なく、エアコンの稼動を抑えることが出来れば燃費的にもプラスに作用します。
もはや走りの面では改造などせずとも相当スポーティに走れるノートオーラニスモ。ただし、引き換えに失った快適性、それは自分ひとりなら許容であってもパートナーなどからNGが出る可能性が有るかも…と言うわけで試乗に行くときは日頃乗せる人もご一緒にがオススメです。
試乗インプレ②へと続きます。
さてさて、2025年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっているでしょうか?。
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タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメ(笑)
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納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。

ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。
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メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず一括査定で来てもらう時には複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。
「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ。
買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定の詰め作業・最終確認が始まります。
そこで
「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。
過去の一発競りでの事例はコチラ
この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。
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