ノート→オーラ→ニスモその違い、さぁどれにする?試乗インプレッション①
メータークラスター前面に大画面の12.3インチのモニターを備え、ダッシュボードとアームレスト周りにツイード調ファブリック、そして高級感×アクセントとなるウッドパネルを備える。
※当サイト内アフィリエイト広告等が表示されます
うん、コンパクトカーの仕立てではないな・・・そう思う人もいるかもしれません。
そう、新型日産ノートオーラについて、ですね。
試乗してきたのでインプレとしてまとめて行きます。
ノートとオーラの違い
基本的なフレームや、e-POWERで、3気筒ユニット×モーターはノートに準じた仕立てです。
ただし、標準車のノート e-POWERは最高出力が85kW(116PS)、最大トルクが280Nm(28.6kg-m)に対して、
ノートオーラは最高出力は100kW(136PS)、最大トルクは300Nm(30.6kg-m)となっています。
エンジンとモーターは同一のようなのですが、制御が違うことで差別化をしているとのこと。
全長4,050mmは同じ、全高1,525mmというのはオーラの方が5mm高い、がしかしこれはアンテナの形状くらいの誤差のようなものでしょうか。
最大の違いは全幅でオーラに関しては1,735mmとなっていて3ナンバー化されています。
タイヤサイズもけっこう差をつけていて、ノートは185/65R15、ノートオーラは17インチで205/50R17となっていて、タイヤ幅が20mmワイド。
前後のフェンダーのボリュームアップ×タイヤのワイド化でトレッド幅もやや広く、踏ん張りの効いた見た目のスタンスも手に入れています。
実写見るとバランスよくてカッコ良いのです。
デザイン面や機能面では他にも細かな差別化もありアダプティブLEDヘッドライト、後側方車両検知警報、アラウンドビューモニター、液晶ルームミラーなどが標準、しかし一番の違いはフロントマスク、ヘッドライトです。
電動SUVで今後の日産のフラッグシップEVとなるアリアに寄せた細いライトユニットに広いグリル、押し出しがありつつも、スタイリッシュに上級移行するようにまとめています。
標準のノートも十分にスタイリッシュだと思っていましたが、並べると低級感が漂う不思議…
価格差はおおよそ40万円(ノート220万円→オーラ260万円くらいのイメージ)ですが、見た目、タイヤサイズ、内外装の仕立て、20馬力のパワーアップなどを踏まえると高くなく感じてきます。
オーラの走りはヨーロピアン
ノート自体もイーパワーに走行性能、エンジンモーターの制御は秀逸。できるだけエンジンを使わずバッテリー走行を優先するから街中のような場所では静かに走れます。
新世代のイーパワーは主に車速からロードノイズの高まりを検地して速度に比例してエンジンを回し、充電しておいてくれる感じで、オーラも同様に効率的な走りを見せてくれます。
一日の最初の始動時は場合によっては結構長時間けたたましくエンジンが回り続けることもありますが、それは充電状態が悪い時で気温が極端に高い・低いなどでエアコンの稼動が激しい時、など条件によりそうです。
普通に走り出して5分か10分すればエンジンもエアコンも充電状態も落ち着いて、かなり快適に静かに走れます。
新型アクアのようにエアコンが必要以上にうるさかったり、ノイズの侵入が大きかったり、段差の音が大きかったりなどの低級感は皆無、圧倒的にノート・ノートオーラの静けさはアドバンテージだと思われます。
ノートオーラに関しては、各所の遮音材の追加などもあるようで、静粛性はコンパクトクラスとしてはかなりレベルが高いと言えそうです。
旧型ノートにもメダリストなるグレードでドア内の吸音材や防音加工に工夫を凝らしたグレードがありましたが、その延長線上で上質さを目指しているのが伝わってきます。
ルノーと共通のプラットフォームでしっかり感があり、乗り心地はほぼ欧州のコンパクトカーと同等のレベル、個人的にはアウディくらいのイメージ、またはスポーツモードで走るときにはBMWミニ5ドアのようなフィーリングとも言えるように感じました。
ブレーキング時の姿勢変化の少なさ、ハンドルを切った時のフロントの入りの良さ、転がるタイヤのペダルとの直結一体感など、E-pedalのアドバンテージがありつつ、ワイドボディでのコーナリングのよさをしっかりと演出しているように感じました。
たぶん、エンジニアがスポーティに走らせるならやりたかったチューニングポイントを、幅で4センチ、タイヤ幅で2センチ、馬力で20馬力と言うのが気持ちよく走らせる方向にマッチしているようにも感じます。さらには2センチのローダウン…はきっとニスモで(ニスモはオーラ比2センチダウン)ってことでしょう。さすがにそこまで全部やりすぎるとバランス的に攻めすぎなんでしょうかね。
さて、 205/50ZR17のタイヤサイズで、これまたきっとエンジニア的には215/45にしたかったと思われますが、205/50でもけっこう硬めで、人によっては車体の揺すられ感など不満を覚えるかも。
けっして車体は柔ではないし、低級な突き上げ音を感じるわけではないのですが、日本車的な柔らかで快適な乗り味を求めるなら標準のノートのほうがおススメです。
ノートオーラはかなりヨーロピアンな走り、そして乗り味です。ミニやBMW1シリーズ(現行のFF)っぽい硬さをイメージすると近いような、ドイツ車っぽい感じです。
モーターの制御も136馬力を加速性能向上に充ててる感じで、スペック・サイズ的にはアウディっぽいかなと。ポロとかも近いかしら。
A1スポーツバック:A1 Sportback 35 TFSI advanced全長4,040mm/全幅1,740mm/全高1,435mm重量1170kgで150PS、とかサイズやスペック的に近しいものを感じます。ただし価格は300万円~で、ノートオーラよりもざっと50~100万円お高いんですけどもね…
ノートオーラは260万円~となっていて、レザーを装着すれば+8万、プロパイロットとナビの割高なセットオプションで40万円、乗り出し的には350万円前後、実際のところ、欧州コンパクトの中間グレード程度なら狙える価格帯になってくるので悩む人も出てきそうですね。
オーラはプロパイロット装着率が高い
ノートでは割高なセットオプションのプロパイロットの装着率は現状かなり低いらしいです。車両本体に対するオプション価格が高すぎると見送る人も多いようですね。
ノートオーラに関してはボーズのサラウンドシステムとあわせて40万円となっていても、初期オーダーでフル装備にしたがる人が多いというのもあってかかなり装着率高いとのこと。
オーラのプロパイロットは加速・減速が滑らかになりカーブでは正確に減速するうえ、渋滞路でも確実な追従走行、ハンドルの制御も加わり安全に安楽に上質な走りを味わえます。
プロパイロットの制御もパワーのあるモーターとの相性もよく、前走車に置いていかれることも無く、レスポンス良く走ります。
個人的にはオーラのプロパイロット×ボーズ、そしてレザーシートの組み合わせが良いように思います。
ここに来てオーラNISMOという選択肢
ノートe-POWER NISMO(旧型)、ノート AUTECH、ノートオーラNISMO(2021年8月発表) とバリエーションを増やしてきてて、チューニング違いの各モデルをチョイスできます。
ノートは5ナンバーの簡易レンジエクステンダーEVベーシックカーのベースモデル、5ナンバーを維持したややスポーティなチューニングのオーテック、上質なワイドボディのヨーロピアンなノートオーラ、そしてワイドボディでレーシーなノートオーラニスモ、って感じですかね。
タイヤサイズは17インチでノートオーラと同じだけど、リム幅は6.5Jから7Jへと拡大、215幅への布石…?タイヤはレーシーにグレードアップされてミシュランパイロットスポーツ4の指定銘柄になっています。
ノートオーラNISMOのボディサイズは前後エアロバンパーでオーバーハングが伸びたことによって80mm伸び、全長は4,125mmに。
全高は、モノチューブのローダウンサスペンションで20mmダウン、1,505mmに。
全幅は1,735mmでノートオーラと同じです。
車高を低く前後バンパーが伸びたことでサーキットのような長いストレートでの空力的な安定性の向上、車高短で重心を下げロールを抑えコーナリングを向上させる狙いがわかりますね。
エアロ装着で車高を下げるというのは走るステージであったり、オーナーをかなり選ぶとは思うものの、好きな人にはストライクな仕上がりでしょう。
ちなみにパワーユニットたるイーパワーのシステムはニスモはノートオーラと同じで、136馬力のチューニングのモーターになります。
ニスモ・オーラともにベースのノートとはパワーが違いますが、ニスモとオーラは足回りとエアロ、専用装備の内外装のドレスアップでの差別化がされています。
ノートオーラNISMOの価格は2,869,900円で、サイドエアバッグ内蔵のRECARO製スポーツシートはオプション39万6000円、NISSAN Connectナビパッケージとプロパイロットのセットオプション34万9800円となっています。全部装備して乗り出し400万円近いとなるとポロGTIなど買えてしまうが…とまた悩ましいところでもあります。
このナビとプロパイロットの組み合わせで、BOSEのヘッドレストのスピーカーはニスモのスポーツシートにつけれないとのことでBOSE分で約5万円安いです。
ノートオーラ G・レザーエディションのFFが2,699,400円なので、ニスモだって少しのエクストラを出せば買えそう…みたいな絶妙なバランスです。
ニスモが個人的には好きですが、使い勝手やトータルバランス的にノートオーラが完成度が高いように感じます。
今後のモデル展開
ノートのイーパワーをベースにノートオーラやオーラニスモという派生車種が広がってきています。
キックスというSUVもありますが、ノートオーラクロス・C-GEARであったりといったインプレッサXV的なモデルが出てくるというウワサもあったりします。
リアをスライドドアにアレンジしたルーミーやソリオ、シエンタやフリードのようなプチバンなどもパッケージング的には可能と思われますが、そこまで一気呵成には出てこないかもしれません。
基本的にはノートイーパワーの性能頼み、みたいな部分もありますが、ポテンシャルの高さあってこそ。
標準のノートはかなり割り切っている部分もありますが、派生車種で少しずつよく見せるという手法、賛否ありますがノートオーラでようやく仕上がったって感じです。
ノートオーラのインプレ②・内装装備などへと続きます。
ちなみにノートオーラの納期は最速で2021年12月、グレード・オプションによって2022年2月ごろという感じのようで、基本的には発注から半年くらい見ておく必要がありそうです。値引きは10万円~20万円程度が初期オーダーのマックス値、参考まで。
善き車選びの参考に
新型ノートオーラNISMO(ニスモ)も試乗してきたので、よろしければご覧ください。
さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。
新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。
タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)
良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!
買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。
販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。
愛車無料査定も『カーセンサーNet』逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。
納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。
ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。
一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。
メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。
「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ。
買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。
そこで
「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。
過去の一発競りでの事例はコチラ
この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。
一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。
そういう方には新たな選択肢が増えてきています。
査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。
このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。
その他にも、『一括査定は電話なりやまねーぞ!』 でおなじみの? やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみといった2度目に選ばれるサービスだぞ!とPRするところももあります。
しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)
ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね
ナビクル車査定ぜひネット一括査定を利用して最高額で愛車を売却、次のクルマとの快適なカーライフを!
一発入札&競りオークションの事例はコチラ