グランドC4ピカソ改めスペースツアラー 操作系はどんなか?試乗インプレ②

フランス車的に前衛的な外観に対して、シトロエングランドC4スペースツアラー(旧ピカソ)7人乗りのインテリアはどんなものなのか?試乗インプレッション②としてお届けしたいと思います。


シトロエンの7人乗り その完成度は!?スペースツアラー試乗インプレ①

現代的なインパネ周りのデザイン


試乗したのは2018年後半以降順次ATのアップデートが行われている2リッターターボディーゼルと1.6リッターターボガソリンエンジンの2種類で、基本的なインテリアの装備は共通です。



大き目の液晶を備えたセンターメーターと、センタコンソールのタッチパネルに集約されたエアコンなどの操作系などは共通。

現代的にアップデートされているのがわかります。


エンジンの差が、値段のそのままの差で装備品による差別化はあまりされておらず、ガソリンが377万円~、ディーゼルモデルが390万円~ となっていますが、日本仕様は強制的にパノラマルーフ仕様がセットされるそうで、+12万円となっています。

フロントガラスとガラスルーフの解放感


乗り込んでまずは頭上の解放感が感じられるのがグランドC4スペースツアラーの特徴かと思います。


パノラマルーフ関係なく、運転席の上のガラスエリアが非常に広いです。



この広いフロントウィンドウも歴々のC4ピカソからの伝統のようなもので、明るく開放感があります。


日差しが強くまぶしい際にはシェードを前方にずらし、サンバイザーを起こして必要以上の日光の侵入を防ぐことも出来ます。



2列目・3列目用のガラスルーフも特徴の一つで、サンルーフのように開閉はしませんが、景色を楽しむことができて解放感があります。


ガラスで透過してるというだけで頭上周りの閉そく感はなくなり、視覚的には広く感じる物なんだと実感しますね。



こういう装備だけでも人をたくさん乗せたくなったりしするものです。

シトロエンのお客さんでもこういう変わった装備ゆえに人を乗せて自慢したくなるという人も多いそうで。


シート自体もフロントを中心に快適性は高めです。

一部シートのデザインがアシンメトリー(左右非対称)となっていて特徴的ですが、座ると違和感はありません。


フロントシート2座にはアームレストもついており、国産車かと思ったりします。


長距離クルージング時にはリラックスしようと言うのがフランス車的で国産車的なのかと思います。

ドイツ車ではトゥーランやグランツアラーにはなかったはず。


シート自体の硬さ、柔らかさもドイツ車的なパーンっと張った感じはなく、ややソフトな印象です。

シートの形状でホールドというより、少し沈んで包み込むという感じでしょうか。

これはややプジョーやルノーなどのフランス車より少し柔らかい感じで、シトロエンの味といったところでしょう。

先進的になった操作系


フロントの操作系が集約されたタッチパネルはプジョーと同じような感じで、先行するドイツ車やボルボなどの上位車種に後れを取らないように設定されたもの。



タッチパネルというだけで、普通に空調の上げ下げなどの他、各種の車両設定なども出来る感じです。

ダイヤル式の操作系をセンターコンソールに置く時代は終わり、液晶のタッチパネルで操作する時代に移行しつつあることを実感します。

BMWのi-driveやメルセデスベンツのコマンドシステム、アウディやワーゲンのMMI(マルチメディアインターフェイス)などのシステムの後塵を拝していたのを液晶で大逆転を果たしたような感じでしょうかね。



ちなみに上段のスピードメーターなどの表示が主なモニターは12インチあり、下段の空調などの設定とナビを表示するモニターは7インチのディスプレイを採用しています。

上段の12インチは奥まった感じもあり、12インチ言う割には大きく見えないのが残念ではあります。

ナビの道案内などの表示を上段に一部表示という事も出来ないようなので、完成度としては一部残念ではあります。

やはりフランス車はナビがね…


ナビの機能面と値段もちょっと残念な部分がいくつか・・


あまり赤裸々に晒すと叩かれる恐れもありますが・・・


ナビの中身が以前までのパナソニックからパイオニア製に2018年末から順次切り替わっているそうで、その中身が楽ナビの廉価モデル相当、というのが残念ポイント。

ナビゲーション本体は助手席のシート下に装着されます。


以前のプジョー2008のパナソニックのナビ記事 、やプジョー3008のナビのブログ 

のこの2つの記事はわたくしのブログの中でも物議を醸しだす部分もありつつも非常にアクセスが集まっている記事でして、シトロエンも同様のナビシステムを使っていたとのことです。


車両側にあらかじめ装着されているタッチパネルの液晶と接続し、そこにナビの表示をし、ナビの操作もそのタッチパネルの操作信号を使って行うという仕組みの物で、一部の輸入車などにはある種必要なナビなんですが、やはりマイナーです。

いわゆる旧式のオンダッシュナビのようなものをコンソールに埋め込んで割り込ませて使っているようなものです。

国産車は2DINサイズなどのナビを収めるスペースを車の方があらかじめ用意するようになって久しく、輸入車においては先のメルセデスベンツのコマンドシステムなどの純正の操作系などに合わせた専用開発のナビをメーカーとサプライヤーで一貫して作ったりするなどしております。

プジョー・シトロエンにおいては10万円程度でOEM供給されているナビを本体22万+工賃3万=25万円のオプションとして設定しているのが残念です。

機能とはポータブルナビレベルでDVDやCDの再生もできないものを助手席シート下に設置して25万・・と時代錯誤な価格設定かなぁって思うのは私だけではないはず。


ちなみにパイオニア・カロッツェリアのナビの品番は avic-ra801 というもので、メーカーの方の公式ホームページには乗っておらず、ディーラー卸専用の物。

本体は白い箱状の物で、SDカードやUSBなどの接続はできます。

機能や品番的にはavic-r〇801と兄弟機のようなもので、そのモデルたちは2DINで7~8インチの液晶込みで10万円前後の市場価格となっています・・・


ナビを付けるなら15万円くらい値引き可能、のようなケースでの見積もり提案などの根拠はナビの卸値などに由来するのではないか・・と言ったところは以前のプジョーのナビで触れましたが、やはりそういうことがあるようです。

中間利益を取ってないと考えれば値引きを受け入れ収まりの良いナビを選択しても良いですが、アップルカープレイやアンドロイドオートなどスマホをナビ代わりに使うというのも選択の一つです。

3~5万のポータブルナビを設置するのも一つの手ではあります。



DVDの再生については、1DINサイズのDVDプレーヤーを助手席足元下かシート下などに設置が可能とのこと。

本体は約2~3万円でナビと一緒に設置なら工賃はかからないとのことでした。


ナビ本体については2017年以降のモデルでプジョーの2008や3008、5008やシトロエン各車種の7インチタッチパネル式のセンターディスプレイ装着車ならパナソニックからカロッツェリアへの載せ替え、もしくはナビなしで納車した車両への装着も定価なら
可能とのことなので参考まで。


そんなこんなでプジョー/シトロエンと共通のインフォティテントを採用していることもあり、操作系には似通った部分もあったりして、ナビも共通の物があてがわれています。

DVD視聴やCDで音楽を楽しむという付加価値部分については割高ですが、道案内という一般的な機能に関しては特に不足はなく、液晶は大きくはないけど結構クッキリハッキリ表示され割と見やすいです。


操作系がスッキリした分、インテリアのデザインの自由度が上がったりと言ったメリットや、室内空間が広がったりと言ったメリットもあります。


センタートンネルは取り外し式で左右や前後のウォークスルーなども出来ます。

これはトゥーランやグランツアラーにはないメリットで、大きなアドバンテージと言えそうです。



ナビには一部不満もなくもないですが、だいたいナビ込みで乗り出し500万円位に収まるのが一つの輸入車購入の目安かな?と考えれば安全装備や快適装備なども含めて良い車かと思います。



次回はシートやその他装備、値引きや納車・納期の情報などをブログにてアップしたいと思います。


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