新型トヨタパッソ・モーダ 試乗インプレ期待を超える部分とがっかりポイントと

見てきました。新型パッソ モーダ そして試乗してきました。


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パッソモーダの概要


モデル名はパッソ で、モーダと言うのが上位ブレードと言うことになるそうです。


パッソはエントリーグレード扱い、デザインを売りにしているのがモーダ となります。


極端に表現すると車体価格100~150万がパッソ、150~200万がモーダ という感じで、価格帯が少し違うモデルに。


全長3650×全幅1665×全高1525mmで、5ナンバーサイズの枠の中でもかなりコンパクトな部類ですが、見た目のデザインの良さもあって、印象的にはマイクロコンパクトな輸入車のように見えなくもないです。



展示車はそれなりにオプションがついていて、メッキのグリルやボンネットとルーフのストライプなどBMWのミニっぽさを狙っている感じで、意外と良いセン言っていると思います。



良い感じではありますが、気になる点が・・・ボンネットの隙間など、輸入車を見慣れた人、特にアウディやワーゲンのようなボディのチリ(ドアとボディの隙間)がぴったり合った車を見たことある人からすると、すごく隙間が開いているように見えて気になるかもしれません。

ボンネット、指突っ込んで開けれる状態なのかと個人的には思いました。

パッソの走りは?


パッソ・モーダ・全グレード共通の1リッター3気筒エンジンに関してはかなり騒々しい、というか、遮音性能があまり重視されてないのか、軽自動車みたいです。

車種によっては軽自動車の方が静かかも?

巡行時はCVTが低い回転を保ってくれるから良いんですが・・・発進から車速を乗せようと加速していく時と、速度を上げようとアクセルを踏みました時など、回転の上昇の音と振動がかなりうるさいレベルです。

1リッターの3気筒エンジンはアイドリングからフロアを振動させるなど、もう少しスムースさと静かさが欲しいと思いました。

燃費性能は一応クラストップ(1リッタークラス)の28㎞/Lで、実質街乗り20㎞/L前後のようです。

高速走ってもあまりカタログ燃費に近づかないような気がする・・・馬力が69PS トルクは9.4㎏ 軽自動車とあまり変わりません・・・ホンダのNBOXターボモデルだと64PS トルク10.6㎏、トルクで軽自動車に負けている・・・

スペック上でも実際の走りでも、出足の良さは活発な軽とあまり変わらないようです。


乗り心地は以前のパッソからは劇的に進化しています。先代のパッソの足回りは酷いもので、コーナリングなどサスが底付きしているのかと思う位ロールして振動も大きく、走っているうちは揺れの収まりが訪れないというくらいのレベルでしたが、新型はまさかのフラットな乗り心地。

ワーゲンのポロやアップ!くらいのしなやかさを持っているような印象を受けました。

ガチガチに足回りが硬いMINIよりマトモとも言えます。

ロールが少ないけど、柔らかくて優しい、揺れの収まりがスムーズで早い、感じです。

軽自動車にはないアドバンテージかもしれません。

ただし、ロードノイズや段差を超えたショックの‘音’はそれなりにするので上質な感じがしないのが惜しいところです。

パッソは商用車っぽくありますが、モーダはポップ感があり、中々おしゃれっぽい雰囲気作りは出来ています。

走りに関しては、良いところもあるけども、音 の面で惜しい車だと思います。

モーダのインパネ

モーダのインパネ周り

色味的にはブラックとシルバーを基調として、センターパネルと左右のエアコンの吹き出し口に赤い縁取りがつきます。


タコメーターが着いた2眼式のオプティトロンメーター、昼間でも見やすい発光しているちょっと上級の物がついています。


助手席前のトレー部分、グローブボックスの上が蓋つきのボックスになっています。


パッソ/モーダ共に、左右窓側のエアコンの吹き出し口のところにドリンクホルダー着いています。


ドアポケットや、センターにも上下にトレーや小物入れポケットなどあり、さすが国産車って感じです。

全車ベンチシート標準。

ベンチシートのわりにシートのサイドサポートが張り出していて、結構ホールド性良かったりします。

シートのセンター部分が可倒式でアームレストになり、そこにも蓋つきの小物入れがあります。・・・しかし、この小物入れの蓋もズレているのではないか?と思うほど隙間が開いている気がしてならない。ようするに、せっかくあるのに安っぽいんです。

同じ素材なのに、色味の配分を変えるだけでだいぶ雰囲気が違います。ボディの外板色にかかわらず、赤いアクセントがシートにも入ります。


オートエアコンはモーダには標準、パッソだとX、Sには設定がなく、Lパッケージ・Gパッケージには標準、後付けで選べません。

ナビゲーションは純正オプション・販売店オプションでおよそ13~25万の価格帯。


車体価格が高い車種でないゆえに、エントリーグレードの安いナビを付けるケースが多いそうです。


見やすさ、操作性、悪くないとは思います。


全長3650×全幅1665×全高1525mmのコンパクトな部類の車のインテリアのデキとしてはフロント・リアシートの広さはそこそこあると思いますが、その分荷室は狭めです。

リアシートの広さ感ではアウディA1やMINI、ワーゲンポロ、マツダデミオなどよりかは広いです。


パッソ、モーダ共に素材は高級でない中で、デザインのまとめで安っぽくなっていない雰囲気で、シエンタとかに通ずるものを感じました。

シエンタはインパネのデザインが凝っていますがモーダとかはシンプル中で色使いとかで上手に演出しているように感じます。


モーダは室内の雰囲気が良いだけに、走行時の遮音・防音性能が良ければプレミアムコンパクトと言うのをもっと強く打ち出せるのになぁ~と感じますね。

安全面のことを考えて、スマアシ2つきのグレードでサイドエアバッグ(オプション約5万円)を是非つけましょう。

走りに関してはパッソ/モーダともにエンジンは1リッター3気筒NAで共通、足回りの設定は変わらないそうなので、エンジンの馬力と走りはグレードによって変わりはないようです。

タイヤサイズも共通、鉄ホイールでもアルミホイール仕様でも165/65/14というサイズです。

アルミはグレードによっては標準、オプションだと43,200、ホイール一本1万円計算でアルミに出来るとのこと。デザインの好みで選べばよいものかと思います。


全体的にパッソは簡素、モーダは豪華、走りの中身は変わらない、と言ったところです。

パッソの気になるポイント


装備的に、個人的に気になったポイントとして


リアシートのスライドとリクライニングができない。

リアシートの着座感に問題あるわけではないですが、荷室とシートスペースの調整ができると良いかと。(特にモーダだったら設定あってもいいかと)

荷物の大きさでシートの前倒しをするのが美しくない時とか、出来るといいのかと。


リアに照明がない。14,000円くらいのオプションで解決できますが…


寒冷地仕様にするとシートヒーターが着いてきますが、しかし運転席のみ。


ハンドルの上下の調整(チルト機構)が出来るが、前後手前方向(テレスコピック)の調整が出来ない。

足が長い人など、体格によってはポジションに違和感が出るかもしれません。

女性をターゲットでコストダウンすれば仕方のない部分かも・・・


意外なんですが、マニュアルの設定がない。

パッソのホワイト、シルバーは商用車感ハンパない。

実際商用車的に扱われていることも多いとか。


天井の内張り、荷室など、ものすごい安い素材で、一昔前の軽、というか軽の最安車両レベルかな?と思います。


気になるポイント列挙してみました。


パッソのデキとしては素晴らしいと思います。


インテリアの基本デザインはクセがなく、かつ安っぽくない上に走りも最低レベルでそこそこ。音は若干気になりますが、乗り心地は前後どのシートでも意外と良いです。

モーダでなければエントリーグレードで115万円~ で、自動ブレーキ付きで121万円~というのもすごく評価できると思います。

乗り出しで150万円前後~というのも、下手な軽自動車よりリーズナブルで、燃費性能でも遜色ないレベルかと思います。

5人乗れる最小限のコストで最大限のバリューがある車かもしません。

パッソ・モーダに関しては少し物足りない部分があります。

外観やインテリアのイメージでかなりのプレミアムコンパクトな車と期待するとがっかり感があるのではないでしょうか?試乗必須です。

BMWのMINIみたいなイメージではありますが、燃費と価格ではパッソの圧勝ですが、高級感や走りでは大きく劣ります。

ミニは300万円前後~と考えると比べるところではないでしょうが、フィアットやポロ、スマートなどのさほど高価でない輸入車とも比較しちゃダメかも。

実際モーダを選ぶ方はミニっぽい可愛さとお洒落感のイメージ優先で選ぶであろうから、リーズナブルさは大事でしょう。

概ね150万円~で、モーダを選ぶ方はエクステリアやインテリアにオプションをちょこちょこ付けるケースが考えられるので、200万円円前後の乗り出しになるケースが多いかと思います。

ツートンルーフを選ぶと54,000円~とか、サイドエアバッグ約5万、ETCナビで15~25万円くらい、アルミホイールで4万円~、メッキパーツやピアノブラック内装を選ぶと1点ごとに2万円~のイメージでしょう。


個人的にはなんだかんだ言ってもモーダが良いなと思いました。

兄弟車でダイハツのブーンと言うのがありますが、そちらはお勧めしません。中身は同じでも、同じような価格で購入しても、下取り時にパッソとブーンでは同じ年式・走行距離・色などの条件下で10~20万の差がつくケースが多いようです。OEMの元の方が損をするという謎の逆転現象ですね。


値引きが5~10%くらいのようです。

用品、コーティングのサービスなども多少は期待したいところですが、元値が高い車ではないので、大幅な値引きやサービスは期待できないかもしれません。

中古の旧型はもっとプアな完成度なので、2016年以降のパッソ、出来ればモーダが良いですね

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