C-HR試乗インプレ④ ナビの収まるインパネって実は・・
カタログとちょっと違う?
高い完成度で評判となっているブランニューモデルのトヨタC-HR。
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コンセプトカーの形を忠実に市販モデルに落とし込んだと人気を呼んでいます。
インテリアにしてもショーモデルのような高いデザイン性とドライバーオリエンテッドな雰囲気が人気を博す理由のようではあります。
しかし、ショーモデルやカタログとちょっと違和感を覚えたナビ周りのインテリアの質感。
試乗したのはG-Tという1.2リッターターボの上級グレードですがナビなしのモデル
ややドライバーの方を向いているナビやエアコンのスイッチ類ですが、ナビ周りのボリュームが少ない・・?
蓋をしてあるから・・?と思いきや、
9インチのナビを付けるとセンタークラスターパネルが一回り大きめの物に変更になるとのこと。
9インチは専用インパネ
カタログに写真掲載されていたり、試乗車でデモカー的に仕立てる時は9インチのナビをインストールするよう仕向けられていたりするようです。
センターパネルごと交換して9インチのナビを装着。C-HRのインテリアにはこれくらいのボリューム感などがマッチするように思います。
パネルごと交換する9インチのナビは25万~30万円くらいの設定です。
7インチのナビで10万円~20万円くらい、このタイプだとセンタークラスターは標準の(私の乗った試乗車サイズ)ものとなり、やや小ぶりにはなります。大きいナビが収まる方が車の外観とのバランスやサイズ感的に似合うような気がしますが、9インチの装着で300万円超えてくるのは間違いないでしょう・・
いろいろ拘りがある
インテリアの見どころとしては、フロントシートのボリューム感が良いことがあり、着座感がワンクラス上のモデルのように感じること。
コンパクトSUVという括りで言えば、シートに関してはレクサスNXと比べても見劣りしないかもしれません。
デザインのアクセントとしてはダイヤモンドの形、ひし形がモチーフとなっているそうです。
ルーフを走るダイヤモンドの流れ。
ドアの内側のパネルの紋様もダイヤ風。
エアコンのスイッチやハンドル埋め込みのスイッチ類もダイヤモンド柄になっています。
ミニが丸・〇モチーフを使ってデザインの全体のコーディネートをするような感じで、C-HRも随所に菱形のデザインを入れてきていますが、これが伝統として貫き通せるかが見ものです。
トヨタのそういったモチーフは万人受けしないとなるとあっさり変更になることも多く、一貫性のないモデルデザインとなることが多かったりしますので、マイナーチェンジやモデルチェンジで古臭くならないことを祈りたいと思います。
質感もチェック
外観、内装のデザインの目新しさやに心を奪われがちですが、インパネの質感、触り心地でいうとけっこうハード系のプラスチックを使っていて、実はそんなに高級感はありません。
レベルでいうとシエンタに近い感じでしょうか。デザインで質感の低さをカバーする≒コストが低い素材をそれなりに仕立てる好例としてあげらることの多い車種ですが、なんとなく似ているものを感じます。
爪で押したり叩いたりすると音と感触で質感が解るかもしれません。若干ですがプリウスの内装の方が良い素材(感触の良い素材)を使われている面積が広く、長期間保有したときの質感の高さで差が出るかもしれません。
ターボの4WDモデルでも車内へのロードノイズなどの侵入は少ないので、走りの実の部分を優先して作られているように感じます。
この辺はぜひ実車をチェックしてほしいところです。
さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。
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