DCT or MT？CRF1000L アフリカツイン どっちが良いでしょう？
DCT or MT？
アフリカツイン マニュアルとオートマどっちが… ベストチョイスなのかはかなり悩ましいところです。
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アフリカツインの6速マニュアルモデルと、VFR1200X・6速DCTモデルを試乗した経験から使用用途やタイプ別にどちらが良いのかを考えていきたいと思います。
ちなみにDCTほどの自動制御ではないですが、Ducati、MV AGUSTAやBMWのモデルにオートシフターなるものでクラッチ操作なしでギヤチェンジ出来るモデルもありますね。
ドゥカティやアグスタ、ビーエムでは発進や停止のニュートラル前後の制御までは出来ませんが、スポーツモデルでのシームレスな加速、減速を叶えるアイテムとしてハイエンドのバイクの方からですが、設定が増えてきています。
DCTは割安かも？
そう考えると、ホンダは150万円以下の1000㏄モデルでDCTを装着、というのはある意味破格な金額設定と言えるかもしれません。
90万円を切る価格帯のNC750シリーズでも着いているモデルがあるので、本当に戦略的にモデルを展開してきていると思います。
そういったハイメカニズムに酔いしてたい人にはDCTモデル、オススメですね。
用途に合わせて
乗り方や用途として、MTとDCTについて考えていくと、オフロードでの使用を想定するならMT、使う予定がほぼないならDCT、と言った割り切り方で考えることも出来ると思います。
ホンダの営業さんのセールストーク的には、DCTでイージーにオフロードを走れる、アクセル操作に集中してDCTとトラクションコントロール任せにダートを走り抜けれる、と言ってはいます。
しかし、1000㏄の大型オフロードバイクを林道やダートに持ち込める方のようなベテランなり、テクニックに自身のある方であれば、MTで半クラを駆使した走りができる、もしくはそういう繊細な操作に喜びを感じる方も多いと思うので、オフ使用ではMT、が良いのではないかと思います。
DCTは重さで10㎏、値段で10万円高いので、その分を他に予算なり、装備なり予備パーツなりに回せるのではないかと思います。
別の乗り方でいくと、ツーリングで、しかも長距離での利用というのも想定されますね。
ビッグオフでの長距離ツーリングは快適性や安心感が高いと定評で、BMWのGSシリーズを筆頭に、アドベンチャーツアラーが各メーカーのフラッグシップになっていて、かつ人気があるというのが証明していますね。
ハードなオフには踏み込まずとも、そのオフロード性能を安全マージンとして担保する、という考え方があるのも頷けます。
見知らぬ道で、多少荒れた路面が有ろうとも神経質にならずに通過できるとうことは、絶大な心の余裕を生むことになります。
そういったシチュエーションではDCTモデルの安楽さを頼っても良いのかも？と思います。
クラッチ操作からの解放はハイウェイや市街地でもアドバンテージにもなり、疲労を軽減してくれることと思います。
そういった快適性に振った考え方であれば、グリップヒーターやパニアケースなどを装備し、アドベンチャーツアラーやスポーツツアラーと言ったバイク達を快適性と走破性で凌駕しつつ、ハイペースなツーリングも楽しめるのではないかと思います。
年齢によって
リターンライダーやシニアライダーもスマートな操作感のDCTモデルが良いのではないかと思います。
失礼かもしれせんが、DCTの自動クラッチでエンストのリスクをなくすことが出来るので、発進ゴケや、パニックゴケなどのトラブルは減るかと思います。
アクセルワークとブレーキングに集中できればそれだけ注意力の向上や視野の拡大につながり、疲労も少なくできれば体力の衰えを補うことも出来るかと思います。
そういった面ではビギナーライダー、大型バイク初心者・2～3年・2～3万キロ走行位乗り回した経験値を持っていない方などにもお勧めできるかもしれません。
全体的なユーザーフレンドリーさではNC750シリーズは過剰にパワフルでもなく、オススメかも。
アフリカツインなどの大型オフローダーだと足つきやハンドルの遠さなどの体格的な適合もありますが、決して扱い辛いバイクの特性ではないのでテストライドするか跨るかしてましょう。
DCT、良いよね
個人的にはオフロードは走らないと思うのと、ツーリングに使う懐の深い余裕のあるバイクとしてアフリカツインを捉えているのでDCTモデルが良いな、と思います。
旧型アフリカツインのファンや、オフロードライダーからはオフロード走らないのは勿体ない、と言われるかもしれませんが。
流行りのカテゴリーに、カッコだけでない本気のモデルを送り込んで来たな、ホンダは、と思わせるバイクです。
オンロードしか入らないとしても、このタイヤの細さ・太さは必要十分であり、ホイールの大きさはおおらかな乗り味を実現するためのものとしてもアリだなと思います。
ポテンシャルを引き出したり、使いこなすことが難しくとも、機能美を伴う佇まいも美しいと思いますので、アフリカツイン、そしてDCT、良いですよ。
ぜひ試乗して、使い方やクセなどを体感して、さっそうと乗り回す自分を想像してみましょう！
