ヤリスはパッソとアクアを喰って大人気?トヨタの共喰い戦略ピタリ

トヨタのヤリスが人気ですね。


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ヴィッツからヤリスへ

ヤリスの新車価格: 139~252 万円です。

ビジネスグレード的な物が139.5万円~で、実際のところ、安めの売れ筋は1リッター69馬力でグレードはG、163万円~ とハイブリッドのG、またはZグレードの213~232万円~と言うのがボリュームゾーン。

ナビや付属品をちょこっとつけて乗り出し200万円程度のガソリン車か、200万円台中盤~後半に差し掛かるハイブリッドか、みたいな販売価格でしょう。直近の年次改良・マイナーチェンジでACC=アダプティブクルーズコントロールが標準になって安全装備・先進運転支援が強化されています。

ナビにはTコネクトのコネクテッド系の物を装着することも可能で、先進性のPRもお上手。

コネクテッド系のナビは6万 or 11万円

サイズは

全長3,940mm
全幅1,695mm
全高1,500mm

小ささがストロングポイントで中も広くはありません。

全高が低い事が強みの一つで、機械式駐車場などの駐車スペースに収まる高さでもあります。ただし、その分リアシートの閉塞感はあるでしょう。

わりとパーソナルユースの2人乗りのシティコミューター的なキャラとも言えるかも。

ラリーやレースのベースにも GRヤリス

そのヤリス、狭い、うるさい、安いと三拍子、安かろう悪かろうは売れない時代にナゼ?

その答えは…モデル末期のパッソとアクアにあり、そして旧型ヴィッツの末期に投入されたハイブリッドも布石の1つだったということですね。

ライバルと称されるフィット、ノートはモデルチェンジで高額化してしまい、安いヤリスに注目が集まりました。

パッソモーダはおしゃれな感じもある

そして身内であるパッソは登場から6年近く、アクアも10年経ちマイナーチェンジやクロスアーバン、G’sなどの追加で延命しつつもかなりの年数が経過。

一時期は超人気で評判も良かったアクア

アクアのヒットで実はコンパクトカーにさほど広さは要らないとのマーケティングの分析もあったようです。

トヨタ アクアのサイズは 全長 4,050-4,070 mm x 全幅 1,695-1,715 mm x 全高 1,455-1,500 mm ヴィッツ、ヤリスと近い数字。

クロスアーバンはSUVテイストを加味していた

パッソは、昭和の産物である掘り込み式の狭い駐車場などにぴったり入る5ナンバーの小型ハッチバックの需要を取り込みつつ、ヤリス登場からはパッソ見に来た人にはヤリスの1リッターを案内するというワザに。

トヨタ パッソのサイズは 全長 3,650-3,680 mm x 全幅 1,665 mm x 全高 1,525 mm ヴィッツ、ヤリス、アクアよりも少しずつ小さい。背は少し高いか。

パッソのサイズに物足りない人にはルーミーを当てていくなども。

室内での過ごし方にフォーカスした背高スライドドアプチバン

ルーミーのサイズは全長 3,700 mm x 全幅 1,670 mm x 全高 1,735 mm スライドドアと高い全高で広い室内空間が魅力。

3代目ヴィッツのモデルの末期にハイブリッドを無理矢理投入したのも、アクアやヴィッツハイブリッドを新しいヤリスハイブリッドに流すため。

ヴィッツのスリーサイズは 全長3,945㎜×全幅1,695㎜×全高1,500-1,530㎜

旧型Vitz

そして、トヨタでは軽自動車をラインナップしてる風に見せ掛けて、売る気は無い。よほどの付き合いとか指名買いとか立地的な物とか事情が無い限りはダイハツを暗に紹介(露骨に流すこともあるみたいですが)したりします。軽売っても成績にならない(評価低い)から営業セールスも積極的に売らず、軽までのダウンサイジングは許容しないスタンスのようです。

年単位でヤリスが売れる下地を作り、アクアやパッソ、ヴィッツの販売台数をヤリスに集約、月間の販売で初期の突風のような台数を記録してニュースに配信、「人気車種っぽい、1度見に行くか」みたいな風潮を作り出し、追い風にこれでマイナーチェンジの3年目までは磐石、としています。

Yarisに集中している(させている)感じです

これをトヨタの共喰いフォーマットと言います。共喰いを上手くさせて、既存の顧客の囲い込みを強固にしつつ、他車・他ブランドに流れさせず、そして新車を買わせる(笑)最高の循環です。それが出来るのはラインナップの豊富さ、適度な車種のローテーション、車への信頼感の高さ、そして販売力ってやつです。

ちなみに、CH-Rもモデルの中期からは生け贄要員とされ、ヤリスクロスとRAV-4、ハリアー、ライズに販売を振り分け、国産他メーカーのSUVラインナップの甘いところを突き、トヨタの大SUV帝国を磐石なものにしています。

つぶれ役のCH-Rみたいな

トヨタの販売戦略、安定感あります。

更には、ヤリスが落ち着く頃にまずアクア、その後パッソがモデルチェンジするので、次の一手にも抜かりはない。

どれが売れても他社になびかれさえしなければトヨタとしては痛くはない。

ヤリス好調の補強要素としては、GRヤリスと言うのもあります。

WRCを戦うベース車両として、4WDで272馬力を発揮する1.6リッターターボ、痺れますね。

足回りは225/40R18と18インチンアルミまで用意されるなんて、ベースがヤリスとは思えない。

そして400万円というプライスタグも、ある意味パンチ効いてていい。

400万円するラリーカーベース車両とフレーム・シャーシー共通なんで基本骨格がしっかりしてます、なんてセールストークも良くあります。

このご時世に6速マニュアルと言うのもかなり攻めています。イメージリーダーとして、エポックメイキングとしても最高です。

さて、コンポーネントを400万するGRヤリスと共通化しているから、その他のグレードでも走りが良い、は正直違います。

装備品、サスペンションなど大きく違うし、ボディ補強なども別物です。エンジンだけでなく、他の部分のレベルアップで価格差があるわけなので、勘違いしないように。

はるか昔、インプレッサで2ドアクーペのリトナと言うモデルがありまして・・・

ベースは同じと言われてもねぇ

WRX-Stiのクーペと共通…とはならず、もろもろの造りが違いました。当たり前です。ベースは同じでもチューニングが根本として違う。

上手い事ヤリスのスポーティイメージを低いグレードにも投影して、安くてもエンジン1リッター(しかもダイハツ製のパッソと共通のエンジン)でもイメージ戦略でバカスカ売れる。

ヤリスは有り合わせのエンジンと、新しいプラットフォーム、シャーシを組み合わせ、欧州での販売名を持ってきて、特別なスポーティグレードを用意し、アクアやパッソを踏み台にマーケティングがドンピシャにハマり、人気車種に作り上げられたのです。

もしかしたら、トヨタ決め打ちにしなければ、同じ予算感でもフィット、ノートイーパワー、デミオ・・→マツダ2 辺りを見てみると、それぞれ個性や特徴があって目から鱗的な発見もあるかもしれませんよ。

使い道、使い勝手にもよるので、試乗などして比較検討すると良いと思います。

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まずはお気軽にネットから♪ 楽天Car試乗

さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。

新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。

タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)

良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!

買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。

販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。

愛車無料査定も『カーセンサーNet』

逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。

納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。

ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。

一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。

メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。

「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ

買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。

そこで

「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。

過去の一発競りでの事例はコチラ


この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。

オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。

一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。

そういう方には新たな選択肢が増えてきています。

査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。

このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。

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ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)

ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね

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一発入札&競りオークションの事例はコチラ