ビッグモーター・買取車で保険を掛けられる問題・クレーム安心保障≒瑕疵担保責任保険で損保ジャパン癒着は可能だったのか？

買取依頼したら保証（保険？）に入れと

損保ジャパンとの保険金詐欺事件で揺れるビッグモーターですが、個人的に気になる事案があって、まだ報道に取り上げられていないのですが、車両の買取依頼で【ビッグモーター】クレーム安心保証に入れと言うアレ。

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一括査定や、店舗に赴いての査定を行い、○○万円で買い取りますと金額が出て、なぜかそこに買い取り後のトラブル対策保証をユーザー負担で付けらえるアレ、もしかして…？　詐欺？

トラブルを避けるためにまぁいっかで付けた人もいるであろう、あの保証、ブログで解説していきます。

かつて一括見積の活用などで、トラブルになる事案について解説したことがあるのですが、金額確定後に減額を言われるケースがあったりします。

中古車買取一括査定・トラブルに合わないために

出張査定で来ている方は、車両の現状をチェックしに来ているプロの査定士であり、修復歴や不具合を確認に来ていて、その場で不具合を見つけられないのは買取業者の責任なのですが、中には悪質なユーザーが故障個所などを隠蔽して業者に売り抜こうとすることもあり、トラブルの元となっています。

以前までは車両に於ける瑕疵担保責任（住宅などの不動産に使わることの多いキーワード）と言われていましたが、2020年4月から「瑕疵担保責任」に代わるものとして「契約不適合責任」と言い方が変わっています。

売却するユーザーとビッグモーターのような車両買取店の間で、もしもお互いが知りえない事象があった場合、売り側が弁償する（瑕疵担保責任となる）という民法に規定された認識に沿って解釈し、事故車、水没車、メーター戻し等を申告せずに売却したりとかで買取店も認識できなかった場合が当てはまります。

その他外観の傷やエンジンの調子やエアコンの効き、パワステ・パワーウィンドウ等は実車査定の段階で明らかに解るもので、車は機械ゆえに当然自然に故障は起こり得るもので売却後・直後の瑕疵責任は立証しにくいなどなど難しい。

売った側が故意に不具合など隠していた場合に責任を取ってもらう、という中々に双方に立証が難しいものなのでトラブルになりやすいのです。

ユーザー側からすると納得いかないなら車両の返却を！となったり、買取店からすると、減額した金額での振り込みで納得しろ！と衝突することもあり。

そこで買い取り後のトラブルを防ぐ目的で、【ビッグモーター】クレーム安心保証や、【ガリバー】クレームガード保証など大手中古車販売買取業者が採用するようになっています。

＊いずれも保証限度額は100万円までとなります。
＊加入費用については変更になっていることもあります

加入費用については実質的に「買取価格からその分の費用を差し引く」形で支払うことになります。

150万円の査定額　－2万円クレーム安心保証　＝　148万円が振り込まれる、みたいな。

買取台数も6年連続日本一だったビッグモーターであれば、トラブルの件数も相対的に増える傾向にあったでしょうから加入推奨するケースも多かったようです。

一括査定を利用して中古車を売却する場合、クレーム安心保証への加入費用を差し引いてもビッグモーターの買取価格が最も高いときは、それでもよかったんです。

同業他社でも同様の仕組みを採用しているケースがあります。

Gulliverの場合には図解でホームページやブログなどで大々的にPRしていたりします。

売却後も安心！！クレームガード保証！！ | ガリバー安積店の店舗ブログhttps://221616.com/shop/fukushima/koriyamashi/G00001/blog/information/225012/

車の売買金額	国産車	輸入車	保証金額
0～10万円	4,900円	4,900円	最大100万円
10～20万円	5,900円	6,900円
20～30万円	6,900円	7,900円
30～40万円	7,900円	9,900円
40～50万円	8,900円	11,900円
50～100万円	9,900円	14,900円
100～150万円	11,900円	17,900円
150～200万円	13,900円	20,900円
200～250万円	15,900円	23,900円
250～300万円	18,900円	26,900円
300万円以上	21,900円	29,900円