新型カローラツーリング試乗!スタイリッシュな3ナンバーやや狭めインプレ①
スタイリッシュなグローバルカローラ
カローラと言うトヨタの大衆車に抱くイメージをいい意味で裏切り、スタイリッシュで安定感のある車へと進化したカローラシリーズ。
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カローラツーリングのハイブリッドW×Bと1.8リッターNA・Sグレードに試乗したのでインプレに記していきたいと思います。
カルディナを彷彿?
さて、このカローラツーリングの外観やスペック等々で、往年の失敗車、カルディナを思い出す人もいるのではないか?と思いますが、ご存知の方はどれくらいいるでしょうか・・?
ちなみにカルディナはワゴン専用車、打倒レガシィツーリングワゴンを掲げ、後出しであの手この手でモデルチェンジを行い馬力などスペックはかなり肉薄しましたが3代にわたる進化は世間に認められず、レガシィツーリングワゴンの牙城を崩せず廃番になりました。
時代が追い付いたのか、テクノロジーの進化とのマッチングか、カローラツーリングワゴンは中身はパワー志向とは全然違いますが、カルディナと全長・全幅・全高とも酷似しており、車の寸法の行きつくところは似たようなものなのかと考えさせられます。
新型カローラのサイズ
カローラツーリングのサイズは全長×全幅×全高 4,495mm×1,745mm×1,460mmとなっています。
幅が1745㎜のため、3ナンバーサイズという事になりますね。
ここは賛否両論分かれるところです。
欧州仕様のカローラシリーズとハッチバックであるカローラスポーツ(1790㎜)に比べれば45㎜スリムにし、1745㎜。
世界基準と日本基準の5ナンバー(1700㎜未満)の間を取った感じです。
ドアやミラー形状、バンパー、ホイールベースなども調整し、全長を4500㎜以下にするなど日本向けの微調整は行われていて、このサイズ感、個人的にはアリ、だと思います。
走らせた時の車体の揺すられ感の抑え具合、ボディ剛性の高さ、コーナーでの踏ん張りなど、この3ナンバーボディだからこそのバランスを成立させているように感じるのでポジティブに捉えても良いのではないかと感じます。
むしろスポーティな方向にパラメーターを振ったカローラスポーツ(ハッチバック)よりも適度なスポーツ感で好感が持てるようにも思うのはわたくしだけではないはず。
特にW×Bグレードは遮音性にも力を入れいているらしく、W×Bとハイブリッドと組み合わせればカローラセダンが最も静かなようで、僅差の次点でツーリングが静かなそうです。
1.8リッターNAのエンジン搭載モデルのSグレードの車両も試乗しましたが、意外に滑らかにエンジンが回り、騒がしいユニットでもないようにも感じました。
カローラスポーツのロードノイズのひどさと言うのはメーカーも認識しているようで、カローラスポーツよりも台数が見込めて既存のユーザーからも不満が出ないよう力を入れて、ノイズ対策を改善しているとのことです。
カローラのエンジンスペック
1.8リッターは最高出力が140馬力・最大トルクは17.3kg-mCVTとの組合せのみ。コスパが高いグレードはこれです。
今回試乗していない1.2リッターターボは116馬力・18.9kg-m6速MTを組み合わせたマニアックなグレード。
W×Bグレードしか用意していないちょっと割高なグレードで、車好きor物好きな人向けとのこと。
ニッチな最上級グレードという位置付けのようです。ちなみに一番納期がかかるそうです。
旧来の主力であった1.5リッターは用意されず。車重が旧型のカローラよりも200㎏くらい重くなったのを動かすには動力的に物足りないようで、肥大化したツケがエンジンの選択肢に出てしまったもよう。
排気量による税金の区分で1.5リッターが欲しい、と言うのはすでにディーラーにも声が届いているようで、動力性能的にギリギリでも今後最廉価グレードととして1.5リッターNAが追加されるかトヨタの対応が楽しみでもあります。
ハイブリッドはプリウスでおなじみの1.8リッターとモーターとの組み合わせ。
よくこのエンジンの車に乗る機会もありますが、新しいモデルで乗るたびに完成度の高さに感心します。
システムのモノは同じでも、走行性能など世代を経るごとにスムーズに走るように進化しているように感じますね。
静かさと滑らかさがアドバンテージであり、燃費も良いイメージで、ザ・トヨタって感じでグッドです。ただ、値段の高さがネックです。
燃費的には1.8リッターエンジンが14.6km/L、1.2リッターターボは15.8km/L、ハイブリッドは29km/Lで、理論上はハイブリッドはガソリンの倍走る換算となっています。
1.8リッターの街乗りでの燃費は10㎞/L前後~、決して悪くはなく、高速道路の走行ではカタログ燃費通りくらいには走ります。
多分、カローラのベストバイはこのエンジンでW×BグレードかSグレードとなるでしょう。
見た目と走りの良い W×B
W×Bグレードはアルミホイールが大きく17インチ、214/45R17という量販店でも取り揃えが多いサイズで、往年のレガシィやカルディナと一緒(笑)
スポーティにも走れるし、コーナーでの踏ん張りも良いというバランスのとりやすいサイズなのかもしれません。
懸念されていたロードノイズも大きくなくきれいに封じ込めている印象でした。
そこそこスポーティに走ることも出来るし、わだちにも取られにくく、ノイズも穏やか、良い車感が出てます。
W×Bは装備品も総じてイイモノ感あふれる加飾などで、所有した時の満足度、悦に浸れる感じはあります。
16インチと非ハイブリッドの組合せも乗りましたが、こちらも乗り心地とコーナーでの踏ん張りのバランスが良い。
CVTとエンジンの相性も良いのか、違和感も抑えられているように感じます。ロードノイズも同じくらいかややSグレードの方が音が響く?かのような印象を受けました。
W×Bグレードの方が遮音性が高められているのか?と思ったら、カタログガン見してW×Bのみフロントに高遮音性ガラスが使われていた、というのに気づくオチでした。
想像するに、W×Bグレードに16インチのハイブリッドなんてのが有ればそれが乗り心地×静けさのベストグレードになるのかなぁと思いました。
シンプルでイヤミがない組合せとしてはSグレードも良いかもしれません。スポーティでもないしアクは強くないけど、ヘッドライトのエッジ以外は誰の目にも優しく見えるタイプかと。
乗ってみて走らせて良い車感を感じるグレードとエンジンで、完成度の高さを実感しました。
クラスアップで値段アップ
残念な部分は値段でしょうか。旧型(5ナンバーだったころのカローラ)と比して約30万円は上がっています。
人によってはどうしても大きくなった横幅のサイズ・3ナンバーが許容できない、ということもあるかもしれません。
しかし、自動ブレーキにアダプティブクルーズコントロールもレーントレーシングアシストも標準、オプションではブラインドスポットモニターやリアクロストラフィックオートブレーキ、ヘッドアップディスプレイなど先進安全装備も装着可能で、次世代のベーシックカーたり得る素晴らしい完成度と言っても良いと思います。
走りもレガシィやレヴォーグくらいの感じのイメージで質感高いと言ってもいいでしょう。旧型までは2ランク下みたいな走行フィーリングが0.5ランク下まで肉薄したようなイメージでしょうか。
絶対的なコーナリングスピードや質感でスバルのワゴンに劣る部分も少しあるかもしれませんが、何となく似せていて、でも偽物という訳でもないレベルの高さがあります。
欧州車との比較でもゴルフやメガーヌなどにも後れを取らない、と思います。
まずは試乗してみましょう。カローラのイメージをいい意味で裏切る、素敵な車です。ただ、お値段も安全装備充実を加味して300万円くらいの乗り出し予算を想定しましょう・・
大きくなったようで○○になった?カローラツーリングインプレ②
過去のその他の車種のインプレッションも参考になればと思います。
カローラスポーツはGRまで(もしくはマイチェンまで)我慢すべきモデル?試乗インプレ短評
さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。
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タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)
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販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。
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納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。
ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。
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メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。
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そこで
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オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。
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