大きくなったようで○○になった?カローラツーリングインプレ②

サイズアップの裏での変更

実は○○になった?日本向けに多少のボディサイズアレンジがされた2019年型新型カローラツーリング&セダン。

寸法上3ナンバーになって大きくなったのは間違いありませんが・・・実はリアシート、狭くなっています。

試乗インプレ① 走り編・からの続きです。

狭くなったリアシート

外観はサイズのメリットを生かしたエッジの効いたデザイン、ヘッドライトやテールランプにクサビのようにアクセントがあり、横方向の広がりからワイド感もあったりします。

しかし、その実、リアシートは旧型よりも狭いです。クラス的にはだいぶ後退したレベルで狭いですよ。


メーカーの見解やディーラーの営業マンのコメントとしては、タイヤを四隅に配しホイールベースを確保、居住空間を確保して旧型よりも膝前のスペースは増えた、という事のようですが、それは正直無理があります。

現実問題としては膝前の空間はさほど確保されておらず、足先・靴を収めるスペースなどはかなり不足していると言えます。

快適性を重視したクルマ作りをするのがウリのトヨタなのになんで・・??と思うところです。


その理由・原因は3つ、営業マンも認めた部分がありますが・・

リアサスにマルチリンクサスペンションを採用し、リア周りのスペースを侵食している、という事が1つ目。

リアシートにボリュームを持たせ、座面のクッションや背もたれの厚みなど、欧州車基準にした、と言うのが2つ目。

そしてフロントシートのロングスライド機構により、リアシートの足元にシートフレーム&シートレールが来ている、と言うのが3つ目です。

スペースを多少誤魔化すためにフロントもリアもシートの座面の高さが若干低め、と言うのも足元の窮屈さにつながっています。

運転席などは座面が低い方がスポーティな着座感になり、座面を高くすると天井が近くなり上部の閉そく感が生まれてしまうので、フロントリアともに少し低めな感じです。

そして足下、膝の前ともに普通に座ると座席のボリューム分だけ圧迫されて旧型よりも狭く感じる、という事です。

旧型カローラーフィールダーにあったリアシートリクライニングもなく、正直な所大きくなったようで狭くなったリアシート、と言えます。

家族や友人などを4人乗る機会が多いのなら要注意点となるかもしれません。


逆に横方向のスペースは3ナンバー化のメリットを活かし肘周りにゆとりがあると言えます。

ドアは欧州仕様よりも薄く作られ、国産車的なぺらぺら感もありますが、室内空間とボディサイズとの妥協点、悪くはないバランスだと思います。

比較的薄めにアレンジされたと言われるカローラのドア。

日本仕様の全幅のために、薄くしたドアのおかげで全幅は1745㎜、室内は車幅を中心にゆとりを感じなくもないですね。

広めに取られた荷室容量



逆にやや短めの全長のわりに、荷室容量はあるように仕上げてあります。



リアシートよりも荷室優先、ボルボのXC40などでもあからさまにラゲッジスペースの優先順位が高い、と言うのを見ましたが、カローラも欧州販売を見据えてそういう感じなのか、と思いました。


ラゲッジ側のレバー一個で6:4の分割リアシートをばたんと倒せます。


リアシートを倒すとめちゃ広いです。

ラゲッジのボードは裏返して使うこともでき、釣具やアウトドア、キャンプ用品などをラフに突っ込むことも出来そうな使い勝手です。


車中泊には少し全長と荷室容量的な天井高は物足りないかもしれません。

6:4の分割可倒式のラゲッジを活用すればスノーボードやスキーなどもよほどの長尺な物でなければ積載可能で、3人で荷物とギアを積んで・・と言うのは可能でしょう。

4人乗って4人分のスノボギア・・となるとルーフキャリアなども必要になってくるイメージでしょうか。

荷室はそこそこ、リアシートの快適性は少し疑問符は付きます。

座り心地はいいけど少し狭い、と言うのがわたくしの率直な感想です。

あまり車系のメディアでそこに触れていないのですこし強調しておきましょう。

運転席とポジション


フロアと座面との高さ、と言うのは低い方がスポーティで好き、と言う方もいるかもしれません。



低くセッティングされている分、手と足を前に投げ出し気味にポジションを取ることもあるでしょう。

ちなみにセダンの展示車もチェックしましたが・・



さほど流麗という感じはしないルーフラインのわりに・・

さほどクーペライクな感じではないのに、頭上は狭いかな?

やはりヘッドクリアランスは狭い。

少しボックス型であっても頭上スペースがもう少し欲しいところです。

これも感覚的には旧型の方が5ナンバーの枠の中では頑張ってて少し退化したかも・・と思うところがあります。

セダンでもリアシートに男性が座るには少し窮屈な感じがあると評価しておきます。



そういった時にステアリングのテレスコピック&チルト調整と、フロントシートのスライド量の多さで、ドライバーにとってはかなり自由度高くポジションが取れる、と言うのが運転する人、運転をスポーティに楽しみたい人にはメリットとなります。

目を▽にしてスピードを出す車ではないけれど、そこそこのスピードで車の素養の良さを味わいつつスポーティなドライブを楽しむ、そういったドライバーにマッチする欧州車っぽいクルマ、にカローラも進化したものだと味わいましょう。


試乗も大事ですが、シートをガチャガチャスライドさせたりして、展示車でもそのリアルなサイズ感と居住性を確認してみましょう!!納期は少しかかるみたいで出たばかりだと大きな値引きは難しいかもしれません。あえてそういう時にチェックしときましょう!!


ナビを中心としたインプレ③に続きます。


過去のその他の車種のインプレッションも参考になればと思います。

カローラスポーツはGRまで(もしくはマイチェンまで)我慢すべきモデル?試乗インプレ短評

レガシーを超えた?レヴォーグ 試乗インプレ①

インプレッサスポーツ試乗①・レガシィを超えるのか?

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です