EVのタイヤ摩耗、ガソリン車比で4~5倍という問題点に抜けているいくつかの視点

タイヤの減りが早い?EVを目の敵にするのなら、LEX〇SのR〇もダメじゃね?


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タイヤ減ったら買い換え時期ですね~って言ってたよ?

EVのタイヤの減りを目の敵?

2024年2月に世間を賑わせた話題、EVのタイヤ摩耗問題。

EVに対するネガキャンのような、まぁまぁ一般論のようなもので、海外でのにニュース記事がソースとして情報が補強され、SNSでも話題になったりしていました。


出典:EVのタイヤ摩耗、ガソリン車比で4~5倍。 車体重量が1.5倍で道路へのダメージや事故時の重傷・死亡リスク増 – NPO法人 島原カーボンニュートラル推進協議会https://www.scn-pc.jp/?p=4986

EVは重量重いし、タイヤサイズ的に頑張っちゃっているケースもあるしね。EVを目の敵にしたい方がいるのもわかるよ。

タイヤ交換サイクルや耐久性について語るのなら、いくつかの視点の欠落がないかは確認しておきたいものです。

めっちゃ減るとされたEQS

元の海外ニュースはThe Miami Herald(マイアミ ヘラルド紙)のもので、インタビュー的にはとある車種でタイヤが・・・となっています。

出典:https://www.miamiherald.com/news/local/environment/climate-change/article284533695.html

買う前にちゃんと誰かが口頭で「絶対気に入る車だけど走行7,000マイル(約1.1万km)でタイヤの交換に1,400~1,500ドル(日本円で約20~22万円)かかる」と説明してくれてたら絶対買ってなかった。 メルセデスEQS(EQS450+)オーナーのNeil Semelさんはこう同紙に後悔を露わにしています。

車種EQSのハナシやん… その価格の車買えるのなら…と言ったツッコミはヤボかもしれませんけれども。

  • EQS 450+ 1578万円 
  • AMG EQS 53 4MATIC+ 2372万円

新車価格1500万円オーバーで、2530㎏~の車両重量、最高出力・馬力はグレードにより333馬力(EQS450+)から658馬力(オーバーブーストで761馬力)0-100加速は最速で3.8秒~と超ド級のモンスターマシンです。

そりゃ、タイヤ減るぞ!

ちなみに、電動車EVではない方のSクラス(価格的にはEQSと大差なく1469万円~)では重量は約2トン~2.5トンとなっていて、タイヤサイズはF245/R275/40R19サイズのランフラットと仮定すると日本国内タイヤ価格的には1本4~5万円くらい。ここで言うEV版SクラスのEQSのタイヤ代金と大差なさそうですね。

ただし、Sクラスだと新車装着純正タイヤで2~3万キロ程度は持つみたいですので、EVの方が減りが早いカモ?ってのはあるかも知れません。

重量とトルクと空転と

普通乗用車で比べるとEVはガソリン車より200~400㎏程度重いケースが多いです。

大型のSUVではガソリンとEVでは500㎏~近く重量差があり、日本国内導入は少ないですがピックアップ系だと1トン近く重いこともあるようです。

日本国内販売モデルで最重量級のヘヴィなEV車種だと、メルセデスベンツのEQS SUVの2900kgは最も重いですかね。

日本導入予定車両、まだ国内発売はしていないんですが、テスラサイバートラックは3104kgと3トン越えもあります…

ガソリン・ディーゼルだとレクサスLXが2600kg、オプションなどで2700kg乗るかなってところが重量級車種となりそうです。

EVでなくても排気量が大きかったりサイズがデカく重いクルマは重いです。

道路へのダメージも重量の2乗に比例しますので、なんにせよ環境によろしく無いですね。

その他にはEVはモーター出力特性的にスタートダッシュが速く、ホイールスピン(空転)を起こしやすいのも一因…とか言われています。

これは正直駆動制御・トラクションコントロールの制御の甘さもあるように思います。実際それだけでタイヤの減り方が違ったりもするみたいですし…

その他にもコーナーを曲がる際に重量分だけ多く外に引っ張られる力が掛かるため、横方向の摩耗を早くするとか、ブレーキ時にタイヤに大きな負荷のかかりやすい重量のあるEV車は偏摩耗も発生しやすいと言われています。

回生ブレーキでパッド減り遅いがタイヤへの負担は重量増で大きい

回生ブレーキで減速力を得るためブレーキパッドは減り難いものの、重量が重くブレーキで車体が沈み込みやすく足回りのキャスター・トー・キャンバーが変化幅が大きく偏摩耗しやすいという事のようです。

タイヤ交換サイクルが早いと、ゴムなど資源の浪費にも繋がるため、重量に対応しつつ摩耗を遅らせるために専用タイヤを用意するケースも出てきています。

EV用のタイヤもチラホラ出てきている

ガソリン車、SUVやハイブリッドでも偏摩耗や交換サイクル車種ってあったけど、EVが少し増えてきたことでより顕著になってきているかもしれませんね。

そして気を付けなければならないのが交換用タイヤ又は冬用タイヤを用意する際のLI:ロードインデックス=耐荷重指数の重量との適正です。

重い車種ではホイールやタイヤが専用品でないと対応できないケースもチラホラ出てきているので注意しましょう。

以前タイヤ交換のタイミングで買い替えでしょ!って謎提案をしていた高級SUVもあったような‥‥駆動制御やセッティングでタイヤの持ちも変わるかもなどなど…詳細は以下の次ページ(2ページ目)でチェック!

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