中華製BEVミニバンジーカー・009が日本上陸する理由

ボルボEM90の兄弟車

2025年10月、中国の純電動ミニバン ZEEKR(ジーカー)「009」を日本で販売するという報道がされました。


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EV逆風下、そして中国製BEVへの不信感がある中での展開、なぜ今なのか?

結論から言えば、ボルボBEVスライドドアミニバンEM90の兄弟車だから。

ボルボがEV失速方針転換の中、EM90の導入が遅々として進まない中、ZEEKER導入へと踏み切った感じです。

ZEEKERとは

「ジーカー」は中国の民営自動車メーカー「ジーリー(吉利)」が2021年より展開している純電動(BEV)ブランドです。

中華製自動車メーカーの、このジーリーが親会社であり、中国の自動車メーカーであるジーリー(吉利汽車)の親会社である浙江吉利控股集団(ジーリー・ホールディング・グループ)が、スウェーデンの乗用車メーカーであるボルボ・カーズを2010年に買収したことで、車種・プラットフォームやバッテリーなど共有化しています。

ZEEKER009とは

ZEEKER009は、ボルボEM90の兄弟車です。

ジーカー 009は

全長5217mm×全幅2024mm×全高1812mmとなっています。
対して、ボルボEN90は
全長5206mm×全幅2024mm×全高1859mmです。

全幅は共通、バンパー形状やルーフの処理などで全長と全高は数センチの違いがありますが、誤差の範囲です。

バッテリー容量に於いても共通する部分がありそうで、
Zeeker009は009はバッテリー容量108kWhと140kWhの2種類を用意していて。

ボルボのEM90は2023年発表当時で110kWhとされていました。

この110kWhの実容量が108kWhかもしれないし、108kWhをサバ読んで110kWhを積んでいると当時プレスリリースで発表していたかもしれません。バッテリーセルの見直しなどで現行では108kWhかもしれないしね。

航続距離はどうなるか

ボルボEM90(2023年に発表)では110kWhで航続距離は738㎞と、2023年当時では最長クラスの航続距離をアピールしておりました。

2026年中に日本導入を目指しているジーカー009は140kWhで満充電航続距離822km(社内測定値)、乗車定員は6人乗りと7人乗りを予定しているとのこと。個人的には140kWhあるのだったら怒涛の加速とか最高出力とかは抑えて、馬力やトルクは実用上取るに足るレベル(3.5Lクラスとか)で構わないから満充電航続1000㎞の大台に乗せたらいいのにとは思います。航続距離に全振りした方が良いと思うのよね。

日本の一般的な急速充電規格のCHAdeMO(チャデモ)にローカナイズしつつ、自宅などでの普通充電も可能となると思われます。140kWhとなると、普通充電でも急速充電でも容量を満たすにはかなり長時間かかることも考えられます。

満充電航続距離で822㎞とすれば、BEV8割の法則でかなり目減りかなり目減りしたとしても400~500㎞の航続距離が実現できれば、実用上はガソリン車に近づいていきますので、ハイヤーとしての使い勝手も現実的になるかもしれません。

実車も近々見れる

zeeker009は「Japan Mobility Show(ジャパンモビリティショー)2025」にも出展されますので、多くの人が実車を見られる機会も増えそうです。

2023年のモーターショーでは中国BYDのラグジュアリーEVミニバンのデンザD9などの展示もあったものの、日本への導入はされていなかったりもするし、ZEEKER的にはチャンスと見たのもあるでしょう。

ボルボのEM90が日本でも正式に発表されていないし、なんなら日本市場では登場しない可能性もあってZEEKER009を出してもイイかと言う機運になって盛り上がっているのかもしれませんね。

価格としては140kWhと言う事も有ってバッテリー原価もかなり大きくかかって来るでしょうから、1000万円の大台に乗ってきちゃうとは思われます。

中国製メーカーと言う信頼性の低さをどのように払拭していけるか課題はあるし、価格が高いとレクサスLMでいいやってなるでしょう。

正式な発表・発売を楽しみに待ちましょう!

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