BYD初のEV軽自動車ラッコ(RACCO)、航続距離180km、価格1万7000ドル=258万円で2026年後半日本発売へ

BYDのEV軽自動車

ジャパンモビリティショー2025でワールドプレミアとなったBYD New K-Car RACCO(新型ラッコ)。


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見た目は日本の軽自動車数車種をremixしたパクリデザインの宝庫で、ホンダThatsやタント、ルークス・eKスペースなどをふんだんに塗したテイストです。

その価格は日本円で約258万円~=1万7千ドルからとなっていて、その満充電航続距離は180㎞との報道がされ始めていますね。

https://carnewschina-com.translate.goog/2025/10/28/byds-first-k-car-racco-to-launch-with-180-km-range-and-17000-usd-in-japan/?_x_tr_sl=auto&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=wapp&_x_tr_hist=true#google_vignette

スーパーハイト軽自動車に分類されるジャンルに初めてのBEVを導入したBYD。

「BYD Racco」と名付けられたこのモデルは、2026年夏に日本で予約受付を開始する予定となっています。

BYDラッコのサイズ

日本の軽自動車規制では全長3,400mm、全幅1,480mm、全高2,000mmに制限されるというローカルルールがあります。

その中で、全高1700㎜を超えるとスーパーハイト系軽自動車と言われるジャンルに当てはまることになります。

BTDRACCO(ラッコ)のボディサイズは
全長3395×全幅1475×全高1800mmという軽自動車枠をギリギリ使い切ったサイズ感で、空間効率を重視するスーパーハイトらしいフォルム。全高がルーフレール無しで高めなのは、床下にバッテリーを敷き詰めいるためフロア高が高くなっており、頭上の空間確保での必然でしょう。

2種類のバッテリーパック

搭載されるバッテリー容量としては、2種類。

Standardレンジと、ロングレンジの2種類のバッテリー容量を用意し、価格と航続距離でスペックを分けるようです。

軽自動車規格ゆえに、最高出力は64馬力に規制されるため、バッテリー容量の大きさは純粋に価格・重量増と航続距離の延伸に反映されますね。

そのバッテリーはLFPリン酸鉄系で、日本車メーカーであるスズキのEVにも供給される比較的安定性が高いと言われているもので、バッテリー容量はスタンダードレンジで20kWh(市販までに25kWhにするというウワサもある)、ロングレンジでは40kWh(35kWhにダウン?)となる予定だとか。

航続距離のスペック

20kWhのバッテリーで、180㎞の航続距離を想定しているとのことで、これだと数年前に発売された日産サクラと同等と言う事になります。これで十分と言うにはほど遠いレベルでしょう。

サクラ・兄弟車のeKX EVでは、実用上100㎞前後のアシ車と言われることもあるので、サイズ・重量アップの割には検討していると言えますが、割と普通のちょっと物足りない性能と言わざるを得ないでしょう。

バッテリー容量を増やした40kWhでは、最高出力アップは行わずにそのポテンシャルを航続距離に充てる事となるため、フル充電航続距離では360㎞程度が期待できます。ただし、重量増の影響もあるので、実走行距離としては300~330㎞程度となるのでしょう。

航続距離のスペックとしてはN-VAN-Eの29.5kWhのバッテリーでの245㎞の航続距離、N-One-eでの295㎞の航続距離に対して、このまま順当にいけば300㎞を超える軽自動車BEVで最長のロングディスタンスな航続距離を実現予定。

クラスNo1だけでなく、軽自動車EV No1の称号を得られれば販売のアピールにはなりそうです。

航続距離だけでなく、価格も重要なファクターとなるスーパーハイト系軽自動車、気になる予定価格も要チェックです。

予定価格

日本での発売価格については、250万円でStandardレンジ、249万円か、250万円台として259万円の可能性もある。

Longレンジの方では299万円程度の価格とする予定だとか。

2026年夏、第3四半期のアタマの7月頃にStandardレンジを発売し、2026年末にロングレンジを追加となるか。

この予定価格は、他メーカーのBEVの価格の動向に合わせて適宜調整するとのことで、いわゆる価格競争を仕掛けてシェアを奪いに行く気マンマンです。

サクラやN-One-e・N-VAN-Eの価格次第で、思い切って下げる可能性もあるということ。

補助金頼みではあるものの200万円前後、200万円台前半と言ったところが着地点ですかね。

スタンダードは200万くらいじゃないと、航続距離180㎞程度の中華製EVでは売れ行き伸ばすのは難しいとも思うので、思い切った価格設定に期待です。

まとめ

250万円で180㎞走るスーパーハイト系軽自動車。

300万円で300㎞以上走る軽自動車、一キロ一万円切りになれば、価格対比スペックとしてはまあまあ優秀。

軽自動車の安い維持費、ただし、タイヤの減りには要注意となる可能性もあり。

BYDのラッコが日本市場における起爆剤になるのかは要注目です。

勢い余ってダイハツやスズキにOEMしちゃったりもあるかしらね。イオンで売り出すとか。

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