14インチモバイルモニターを使ってFireTVスティックでテザリング車内アマゾンプライム/Youtube動画視聴は可能なのか


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車内に14インチモニターを格安で

渋滞時の車内エンターテインメントの充実に、ナビの大画面の活用だったり、フリップダウンモニターを使ったりするケース、多いですよね。

14インチモバイルモニターでRES:レアエンターテインメントシステム構築は可能か

HDMI端子を活用した動画視聴も市民権を得たと言えるでしょう。

スマホを繋いで動画視聴なんかもありますし、車内WiFi装着車両も増えてきていたり、車内にUSB端子が設定されることも増えており、色んなパターンが実現可能になっています。

今回は、14インチのモバイルモニター×FireTVスティックを、USBケーブル一本で車内エンタメ空間にするセットアップ・創意工夫をご紹介!

14インチモバイルモニター

今回使用したモバイルモニターは14インチでMagicRaven(マジックレイブン)製のものです。


実勢価格が15000~16980円程度、セール時には12000~15000円程度とかなりお安い大画面液晶なのがポイントです。

MagicRaven 14インチ

タッチパネルではない、バッテリーは内蔵されておらず、給電を受けて動作するタイプです。

ケーブル類・アダプター マグネット脱着式のカバーも付属

1920x1200FHD – 超薄型 超軽量を謳い、重量は約500g程度。重量としては8~10インチのタブレット相当かなぁ~ってところで、バッテリーの有無重量差が相殺され、モバイルモニターとしてはさして重くはなく、タブレットホルダーなどに収まるギリギリのサイズ感です。

付属のケーブルも充実していて、別売りでケーブル接続部を180度反転させるアタッチメントなどを付けると、配線をちょっと見えにくく隠したりもできる。

通電しただけだとNo-Signalで真っ青

縁取りのベゼルが狭く、全面液晶っぽいスリムですっきりとしたデザインです。

Mini HDMI、USB-C端子が二つ、3.5mmイヤホン出力端子があり、本体にもお粗末ながらもスピーカーが備わります。スクリーン背面にステレオデュアルスピーカーありますが小さめサイズでライブやMVなど音楽鑑賞を堪能するには物足りないスペックです。

本体左の端子・USB-C2個、MINI-HDMI

画面の左右に端子・ボリュームボタンなどがあります。

本体右 電源ボタンとボリュームボタンなど

任天堂スイッチを接続してゲーミングモニターにしたりも出来ます。

monitorカバーでスタンド代わりになる ゲーム機との接続も可能

USB-C同士で映像表示も可能

USB C(USB-C 3.1 GEN2)ケーブル1本だけで接続する場合でも、映像/音声信号、データ、外部機器への給電機能が使用可能。

ノートパソコンやiPadにケーブル一本でサブモニター化が可能なタイプのモバイルディスプレイで汎用性が高い。追加の電源、ACアダプタなしで使える小回りの良さも強みです。

ノートPCと接続 USB-C一本で電源と画面表示可能
PCとの設定によりサブディスプレイにしたりも出来る

iPad Air第5世代(2022-)のUSBーCに、こちらの14インチモニターのUSB-C接続して、ミラーリングが可能です。

iPadとのミラーリング表示

サブディスプレイではなく、ミラーリングで表示可能。

動画コンテンツでは、ストリーミングサービスなどで2画面ミラーリングの有無があるようです。(時期や作品により異なると思われる)

アマゾンプライムビデオではHDCP問題(著作権保護)でどちらの画面もグレーアウト、音声のみになる感じです。

上のipad×14インチモバイルディスプレーの画像では、Abemaの『しかのこのこのこしたんたん』は再生可能だったりもしました。

Youtubeも再生可能、写真フォルダー内の画像や動画も表示できたりします。サードパーティ製の動画再生アプリ的な物であれば2画面表示可能で、助手席ではipadで視聴、リアにはUSB接続でリアモニター的に使うなどの応用も可能でしょう。

14インチのリアエンターテインメント機能が、お安く実現しそうな気がしてきましたね!

ケーブル一本でアマゾンプライムを表示・裏にFireTVスティックと電源取り出しがある

FireTVスティックとは

Fire TVスティックは、Amazonが販売しているテレビにhdmi接続する映像出力機器です。

FireTV Stickのシリーズは、2024年時点
Fire TV Stick
Fire TV Stick 4K
最新モデルの「Fire TV Stick 4K Max」の3種類がラインナップしています。

FireTVスティック 第3世代 ノーマルタイプ

Fire TV Stick本体、HDMI対応のテレビ/ディスプレイ、ネット環境、電源、これで各種動画コンテンツが楽しめます。Hulu、NetFlix、dアニメ、DAZN、Abema、YouTube、TVer、NHK+、FODなどの動画ですね。

一般的にはテレビなどのHDMI端子に挿し、ネットに接続することで、ネット経由でさまざまな動画サービスだったりするのですが、コレがモバイルモニターにも使ってコンテンツを楽しめるのがポイントです。

FireTVスティック付属品・HDMI延長ケーブル・USBケーブル リモコンと電池もある

車に活用するのであれば、もっとも廉価なシンプルで素のFire TV Stick(無印)で十分、より高機能でサクサク動く4KMaxも良いけど、それは大型の液晶テレビ向きだと思います。

スティック本体の頭の部分のHDMIの端子接続と、本体側面のマイクロUSBでの給電が必要ですので、いろいろモニターなどへの接続もイメージしておきたいものです。

ちなみに、スマートTV・androidTVなどを使っていて、数年経って古くなってくるとアプリやOSの動きがトロく感じたりしたとき、外付けで最新のFireTVStick挿して使うとサクサク動いて感動するかもしれない。テレビを買い替えるタイミングを先送りできるので、活用しても良いと思います。


テザリングと給電で車内利用も

FireTVスティックは、初期設定はテレビなどの大きい画面で自宅でやった方がベターです。初期設定時に何度かアップデートと再起動をするのと、リモコンの設定などもあるので、自宅で落ち着いて時間がある時にやりましょう。

FireTVスティックの電源はモニターから取っても使えた
給電ケーブルを増やし過ぎないで済む

その時に、ネットワークやwifiのスマホでのテザリングなどの設定も済ませておくと尚良い。

FireTVスティック リモコンで操作可能 タッチパネルではない

動作テストしては、車両での使用や、ゲーム機との接続との使用を想定して、自宅で試してみるのが良いです。

マジックレイブンのモニターの左側面にはMINI-HDMI入力端子、USB-Cの端子が二個あります。

左側の端子を確認して、ケーブルの取り回しを考える

USB-Cの一つはモニターへの給電・液晶の電源の入力、もう一つは外部への給電・外部電力供給・出力が可能となっていて、このUSB-Cから、FireTVスティックのマイクロUSBへの給電が可能です。

FireTVスティックと、そこに給電するケーブルや本体への電源供給のラインなどをイメージ

このモニター左側の端子の列は、配線をモニター裏に隠すような折り返すコネクターのようなものも社外品でリリースされており、取り付けるとシンデレラフィットだったりもします。

よく一緒に購入されているものでレコメンドされている時も

とりあえず動作させるだけであれば不要ですが、車内に配線を少しでもキレイに回すことを考えると有ってもよいかもしれませんね。

U字型の端子をセットすると、モニターの裏で配線の取り回ししやすくなる

HDMIを折り返した時にMINI-HDMIから通常のHDMI端子に変換されるので、活用しがいがあるかも。

MINI-HDMIからHDMIに変換される 今回装着したUSBはCタイプのもの

本体の裏側に各種ラインの引き回しが可能になります。

本体の裏に端子出口が回るため、そこにFireTVスティック・マイクロUSB⇔USB-Cへの変換でのFireTVスティックへの給電のユニットが出来上がり、モニターへの給電・ネット接続をすると14インチのチューナーレス動画再生モニターが出来上がります。

HDMI延長ケーブルは必要だと思う

本体裏側に設置した方が見栄えが良くなると思います。

HDMIにFireTVスティック直付けだと隣のケーブルが使えなくなる
本体への給電のUSB、FireTVスティックへの給電は
モニターからの電源でおすそ分けでもらう

14インチモバイルモニターがケーブル一本で給電できてネット繋がればかなり機動性と設置自由度の高いセットアップになるので、クルマの中での活用もオススメって所です。

オススメの設定・設置方法など

最近のクルマではUSB端子が標準の車種も増えてきました。

最近の車種での目安では、トヨタだとUSB-Type-Cで、1口あたり 最大DC5V/3.0Aの電力供給に対応しているケースが多いです。ニッサンでも一口当たり2.4Aとか、HONDAでも2.5A程度の車種が増えています。2018~2020年よりも前の旧型の車種とかだとUSBの口があっても0.5~1Aと出力低めのモノが多かったりするので、注意しましょう。

USB給電はポピュラーになってきた

12VのシガーソケットからUSB給電・充電用に変換するソケットも豊富に出ていたりもします。

今回の起動テストでは輝度を下げて車内でUSB-Cからの通電で、モニターもFireTVスティックへの給電も通常使用可能でした。

14インチモバイルモニターを車中のUSB出力端子一つで起動できるとは思うものの、車種によって電圧部足であればシガー電源から変換して取った方が安定するかもしれません。

14インチモバイルモニター側での設定だと、モニターの輝度を10段階中の暗めの1~2程度にしておくとよいでしょう。説明書にもモバイル接続で起動するなら画面輝度を3以下にと記載もある。画像を鮮やかに変換するHDR機能なども明るめに出るので、機能はOFFに設定ですね。

音量調整はゼロにしてステレオジャックでAUX車にがベター
起動調整は画面見ながら暗めの2以下にすれば車内のUSB給電でも賄える

画面の明るさ設定は右側のボタンを使います。電源のON/OFFもサイドボタンです。本体裏に機能の割り当てが書いてあります。

内蔵スピーカーは10段階の音量調整、あまり音は良くないので、イヤホンジャックからAUX接続でクルマのスピーカーを鳴らした方が良いと思います。

ヘッドレストに装着、フロントドリンクホルダーにタブレットスタンドを設置するなどがオススメ。

モバイルモニターをヘッドレストに装着すると2列目・3列目でも見やすい大画面14インチとなる

タブレットホルダーに14インチのモバイルモニターが収まるかの参考として、14インチのMagicRavenであれば、横向き設置時の高さが21.3センチ程度で、ipadの12.9インチモデル(21.5センチ)とほぼ同等、収まります。

大型のモニターですが、500g程度と軽量ですので、設置しやすい。車種によっては思いの外デカく感じるかもしれませんので、10.1インチ、10.5インチ、12.3インチや13.3インチなどのもっとコンパクトなものをチョイスしても良いでしょう。ですが、価格が14インチとあんまり変わらないってオチもあるので、結果的に14インチがオススメになります。アルファードなどの大型ミニバンのフラッグシップサイズで14インチのナビだし、フリップダウンモニターでも14インチが現在の大きめのモニターサイズのベンチマークでもあると思うので見映えもイイ。

14インチの大きさなら2列目用にセットして、3列目でも動画視聴しやすいというのもポイント高いでしょう。

なぜタブレットじゃなくてモバイルモニターなのか

現在は大きめのタブレット、10インチ・11インチなどでも安価なFireタブレットなどであれば3万円前後で入手可能な時代。大型のタブレットを車内エンタメに活用するというのもアリだとは思います。

iPadは高機能ですが高価になり過ぎてしまった感もあるし、お手頃な価格だとAndroidベースのタブレットとかかなぁ~ってのが最近の傾向です。

AndroidタブレットやFireタブレットも年々値上がりしているのもあるし、2画面投影するような使い方とかでも、タブレットよりモバイルモニターの活用もイイかなってのがあります。

バッテリー搭載したタブレットは、車内に置いておいた時のバッテリーの膨張・爆発、バッテリー寿命削ったりと言ったデメリットもある。

だから敢えてのUSBで起動するモバイルモニターってことです。

モバイルモニターは、HDMI入力を備えた液晶としてゲーミングモニターやPCのサブmonitorとしても活用可能などもメリットとしてあります。

14インチという車内利用としては大型のモノがあるのも、タブレットと違ったモバイルモニターの強み、それでいて1万5千くらい、FireTVスティックで5千円くらい、その他のHDMIケーブルやUSB-Cのコネクタやケーブル・アタッチメントなどでも数千円で揃えられるので、3万円もあれば車内モニターを後付け・アップデートできるイメージで、渋滞時の退屈しのぎにも良いのかなって所です。

2列目・3列目でも動画視聴しやすい14インチをお安くセットアップできるかも
配線の取り回し、電源の取り出しなど考えるのも楽しいと思う

フリップダウンモニターやリアエンターテインメントシステムの設定の無いSUV系の車種、トヨタランドクルーザー250や、Gクラスなどの大型SUVなどでも配線さえ工夫すればリアモニター設置して快適な車内空間を演出出来ます。

車内にHDMIある車種でも、無いクルマでも、モニター活用するHDMIの引き回しを考えて工夫するのも楽しいでしょうね。

個人的な車内エンタメの未来予測だと、一人一モニターが当たり前になっていくと思うのよね。助手席前だったり、リアシート各シート前にとか、車内に4枚くらい液晶あるのが当然になっていくと思います。スマホやウェアラブル端末と自動同期して行先や調べもの、動画視聴・配信なども最適化されると思いますね。

ポルシェパナメーラやメルセデスベンツEQSなどでは助手席前に液晶配されてきているし、新しい車内体験も始まっているとも言えます。

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