「AMGください」『PHEV以外で』が合言葉に?メルセデスベンツ電動化の問題点と苦悩

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ガソリンモデル:選択肢は減りつつも、AMGの魂は健在

電動化が進む一方で、2025年現在も純粋なガソリンモデルのAMGは健在です。特に、4気筒エンジンながらもハイパフォーマンスを誇るAクラスAMGや、依然としてV8を搭載するSUVのAMGは、根強い人気を誇ります。

高性能4気筒ガソリンモデル(Aクラスなど)

  • Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+ (ハッチバック/セダン)
  • Mercedes-AMG CLA 45 S 4MATIC+ (クーペ/シューティングブレーク)
  • Mercedes-AMG GLA 45 S 4MATIC+ (コンパクトSUV)
  • Mercedes-AMG GLB 35 4MATIC (コンパクトSUV)

これらのモデルは、2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載し、A 45 Sでは実に421PSという圧倒的な出力を絞り出します。

価格帯的にも1000万円以下から~と手ごろな価格帯のAMGと言えますね。

コンパクトなボディにこれだけのハイパワーを詰め込んだモデルは、キビキビとしたハンドリングと鋭い加速で、新たなAMGの魅力を示しました。

軽量で機敏な走行フィールは、大型モデルとは異なる「AMGらしさ」を確立しており、若年層や都市部での需要も高まっています。ただし、PHEVモデルとは異なり、こちらは純粋なガソリンエンジンモデルです。

直列6気筒ガソリンモデル

  • Mercedes-AMG CLE53 Coupé
  • Mercedes-AMG CLE53 abriolet
  • Mercedes-AMG GT 4-Door CoupéGT 53 4MATIC+

V8ガソリンモデル(SUVを含む)

  • Mercedes-AMG GTシリーズ (クーペ/4ドアクーペ)
  • Mercedes-AMG SL (ロードスター)
  • Mercedes-AMG S 63 E PERFORMANCE (PHEVだがV8エンジン)
  • Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC+ (SUV)
  • Mercedes-AMG GLS 63 4MATIC+ (SUV)
  • Mercedes-AMG G 63 (SUVのアイコン)

特にGLE 63 SやGLS 63といった大型SUVのAMGモデルは、依然としてV8エンジン(4.0L V8ツインターボ)を搭載しており、その圧倒的なパワーと存在感は健在です。SUVでありながらスポーツカー顔負けの加速性能を発揮し、V8サウンドを轟かせながらの走行は、まさにAMGの真骨頂と言えるでしょう。G 63に至っては、その個性的なスタイリングとV8エンジンの組み合わせで、唯一無二の存在感を放ち続けています。

価格帯的には1500~3000万円近い所まで幅が有りますが、往年のV8フィールを大事にしたいAMGファンにとってはなくてはならない存在です。

これらのモデルは、「PHEVはちょっと…」と考える伝統的なAMGファンにとって、まさに「最後の砦」とも言える存在になっています。ただし、EクラスのE 53がPHEV化されたように、今後さらに純粋なガソリンモデルの選択肢が狭まる可能性は十分にあります。

「PHEV以外で」が合言葉になる理由と、メルセデスAMGの苦悩

なぜ、「AMGください」に「PHEV以外で」という但し書きが付くようになってきたのでしょうか。その背景には、いくつかの要因が考えられます。

  1. 「音」と「フィーリング」の喪失: PHEV、特に4気筒エンジンを搭載するC 63 S E PERFORMANCEやGLC 63 S E PERFORMANCEの場合、そのサウンドは従来のV8とは全く異なります。電気モーターのアシストで速いのは確かですが、V8が奏でる野太いエキゾーストノートや、エンジンの鼓動が伝わるようなフィーリングは薄れてしまいます。これこそが、多くのAMGファンが求める「AMGらしさ」であり、これが失われることへの抵抗感が強いのです。
  2. 車両重量の増加: PHEVはバッテリーとモーターを搭載するため、車両重量が必然的に増加します。C 63 S E PERFORMANCEは2トンを超える巨体となり、その重量は運動性能に影響を与えます。直線番長ではない「ハンドリングも楽しめるAMG」を求めるユーザーにとっては、この重量増はデメリットとなりえます。
  3. 「複雑さ」への懸念: エンジンとモーター、バッテリー、そして複雑な制御システムが組み合わさるPHEVは、純粋なガソリンモデルに比べてシステムが複雑になります。メンテナンス性や将来的なバッテリーの劣化など、所有することへの不安を感じるユーザーもいるでしょう。
  4. 充電インフラの問題: PHEVは、自宅や外出先での充電が前提となります。充電環境が整っていないユーザーにとっては、PHEVのメリットを十分に享受できず、単に重いクルマとして映ってしまう可能性もあります。

これらの要因が重なり、「AMGの新しい技術は評価するが、個人的にはまだガソリンモデルが良い」という声が大きくなっているのです。

大排気量への回帰は最後の咆哮?

Aクラスのようなコンパクトなモデルから、大型SUVに至るまで、幅広いラインナップで「AMG」を名乗るモデルが提供されることは、顧客層の拡大にもつながります。

しかし同時に、伝統的なAMGの「味」を求める根強いファン層との間に、新たなギャップが生じているという大きな障壁も抱えていると言えるでしょう。

特にC 63やGLC 63の4気筒PHEV化は、一部のファンにとっては「やり過ぎだ」と受け止められ、かつてのV8モデルの復活を望む声も上がっています(実際に、一部の市場ではV8搭載のC 63が限定復活するといった噂も飛び交っていますが、2025年現在、公式な情報としては確認されていません)。

最後の輝き、方向を魅せて欲しいものです。

まとめ

メルセデスベンツはメーカーとして電動化失敗をしており、その揺り戻しでラインナップの再編を急いでいます。

EQGをGクラスに混ぜて濁したり、CLAの失敗にビビってAクラスを延命したりと迷走を続けているのですよね。

C63も脱PHEV化して3L6気筒ターボにマイルドハイブリッドで出せばいいんです。

大排気量で最後の雄たけびを上げる、AMGはユーザーのニーズを汲み取ればそれが正解だと思います。

今後のAMGの内燃機関回帰で魅力的な非PHEVモデルが出ることを楽しみに待ちましょう!

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