変わらぬアイコンメルセデス・ベンツGクラス:「成功者の象徴」、そしてリセールバリューの高さ

メルセデス・ベンツGクラス。その名は、オフロードの走破性と比類なきラグジュアリーを融合させた、唯一無二の存在として知られています。


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デビュー以来、そのスクエアなスタイリングと堅牢な構造は変わることなく、多くの人々にとって「成功者の象徴」であり続けています。

Gクラスの歴史:軍用車から伝説へ

Gクラスの歴史は、1970年代に軍用車両として開発された「ゲレンデヴァーゲン(Geländewagen)」に遡ります。

「地形を走る車」を意味するその名の通り、荒地や険しい地形での走行を主目的として誕生しました。

1979年には、その実用性と耐久性の高さを一般向けに昇華させた初代Gクラス(W460型)が登場。無骨でスクエアなスタイル、ラダーフレーム構造による高い剛性、そして3つのデファレンシャルロック機構による圧倒的な悪路走破性は、瞬く間に世界中のオフロード愛好家を魅了しました。

売れた2代目Gクラス

1989年にはW463型へと進化。このモデルから内装が豪華になり乗用車テイストを強め、ラグジュアリーSUVとしての性格が強まっていきました。

街乗りで本格SUV(当時はRV車と言ってた)を転がすのが流行り、バブル期から高い人気を誇りました。

スポーツ選手やタレントなど、セレブリティな人々の乗るラグジュアリーカーのアイコンだったりし始めたのはこのころです。

3.2L:V6や5L:V8のガソリンモデルが主力だったものの、クリーンディーゼルのトレンドに乗ってディーゼルモデルであるG350d の登場も注目を集めたものです。1000万円で買える右ハンドルのGクラスとして大ヒットしたものです。

そして、AMGモデルの登場は、Gクラスを単なるオフローダーではなく、ハイパフォーマンスSUVとしての地位を確立させました。

この世代はショートボディやカブリオレがあったり、3列目対面式のエマージェンシーシートの備わる7人乗りがあったり、並行輸入で色んな仕様が日本に流入してきたりとバリエーションが多かったトピックメイキングなモデルでした。

40年以上にわたり、GクラスはそのDNAを受け継ぎながらも、常に時代とともに進化を遂げてきたのです。

現行Gクラス:伝統と革新の融合

現行のGクラス(W463A/W465型、2018年 – )は、2018年のデビュー。

その伝統的なスタイリングを継承しつつ、最新のテクノロジーと快適性を融合させています。

ボディサイズは全長約4,660mm、全幅約1,930mm、全高約1,975mm、ホイールベース2,890mm(グレードにより若干異なります)。先代モデルから室内空間も拡大され、より快適な居住空間が確保されています。

パワートレインにおいては、直列6気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載するG450d(ISG搭載モデル)や、V型8気筒ツインターボエンジンを搭載するAMG G63など、パワフルなラインアップが揃います。さらに、電気自動車のG580 with EQ Technologyも登場し、Gクラスは電動化の時代へと歩みを進めています。いずれのモデルも9速オートマチックトランスミッションと組み合わされ、Gクラスならではの高い走破性と快適な走行性能を提供します。

荷室容量も充実しており、リアシートを立てた状態で667L、最大で1,941Lもの大容量ラゲッジスペースを確保。アウトドアから日常使いまで、幅広いシーンでその積載能力を発揮します。

リセールだけではないメルセデスベンツGクラスの魅力、新車価格2000万近くても人気の理由などなど……詳細は以下の次ページ(2ページ目)でチェック!

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