エアロバー・ウィングバーの互換性・Tスロット・トラックボルト取付INNO/TERZO/THULEの相違点
エアロバーの互換性
THULEのルーフキャリア、キャニオンXTの記事をまとめた時に、ルーフキャリア3大メーカーのエアロ系バーの互換性について少し触れました。
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メーカー毎の呼称の違いでエアロバーと言ったりウィングバーと言ったり、若干のサイズの違いはあれど、ほぼ同様の形状で、それなりにバーとラック取付に関しては互換性があると言う点ですね。

フット・バー・ラックの互換性について先に結論を述べると、フットとバーの異種組み合わせは不可だが、ラックとバーの組み合わせは汎用性が高いということ。
このエアロバーの上面のスロットをTスロットレールと言ったりしますが、ここに挿しこむボルト、Tトラックボルト・Tスロットボルトと呼び名があったりしまして、このTスロットを活用する取付が推奨されることもあります。
各メーカー毎の作りの違い、互換性・Tスロットを活用した取り付けについてブログで解説していきます。
ルーフキャリアのバーとレールの規格と互換性
ルーフキャリアのシステムは、大きく以下の3つの主要部品で構成されます。
- フット(取付金具): 車のルーフに固定する土台。車体側のルーフレール・ルーフ形状などで汎用・専用のパーツがあります。
- キャリアバー(ベースバー): 車幅方向に渡す棒(これが「レール」の役割を果たします)。これはただの棒だったり、翼形状のエアロタイプのバーで、汎用品。長さなど車種やフットによってチョイスします。
- アタッチメント: キャリアバーの上に装着する荷台、ラック、ボックス、スキー/スノーボード専用キャリア、サイクルキャリアなど。
エアロ形状のキャリアバーに搭載された「レール」(溝)は、アタッチメントをバーに沿ってスライド・固定するためのTスロット方式が現在主流です。
このフットとエアロ系バーは別売りだったりセット売りだったりでINNO/TERZO/THULEそれぞれリリースされていますが、このフット(キャリアステー)とエアロバーの互換性はありません。

エアロバーの上に載せるラックやボックスは他メーカーでも
U字金具で取り付けは出来ることが多い
スクエアバー(四角い鉄スチールパイプ)なら一応互換性あるかな。
キャリアバー:エアロバーもスクエアバーは各メーカーのサイズはほぼ同じで、そこに付けるラックやボックスの取り付けに関しては、対応品ならTトラックボルト(ラックによってはU字金具での取付のみのモノもある)、汎用であればU字金具での取り付けでも問題なく、互換性はあると言えます。(3大メーカー間の物なら概ね着く)
まとめると
INNOのフットにTERZOのバーはNG✕
TERZOのフットとバーにTHULEのラック・バスケットは取り付けは出来る、みたいな感じね。
INNOのフットが装着時全高低くて良さそうだけどラックはTERZOで~とか、輸入車だからTHULEのフットとバーは使うけど、アルミラックはINNOで~と言う事は可能です。(一部エアロバー不適合品ラックなどはNG)
Tスロット・Tトラックボルトの違い
どのメーカーも現在はTスロットを採用したエアロタイプのバー(翼型や楕円形)を主力としています。
エアロバーを流線型に、バーからの突起物を減らすため、Tスロットの活用がメインになって来ています。
Tスロット(T-Slot)
- 特徴: バーの上面に沿って溝があり、アタッチメントのT字型ボルト(Tナット)を挿入して固定します。
- メリット: バーの端から差し込む必要がなく、アタッチメントをどこにでも素早く取り付け・取り外しができます。外観もすっきりしています。
- 注意点: メーカーやバーの形状によってTスロットの幅が若干異なる場合があり、完全に互換性があるとはメーカーは保証していません。一応自己責任。
Tスロットの内面形状・幅・サイズは各社でちょっと違うので互換性あるとは言えない・・・のですが、ほぼTHULE(世界シェアNo1)の寸法がほぼ世界標準になっている感じです。ネジの方も規格としては20㎜の正方形で4㎜厚の頭、M6又はM8でPt1.25がほぼ標準サイズです。

INNOだけ12㎜の高さ有るけど、ゴムを挿しこむので隙間大きいわけではない
内部の構造的に、後述する部分ではINNOでは12㎜のクリアランスあるけどゴムを挟み込むのでちょうどよくなるようです。
TERZOは内部の寸法を公開していないものの、概ね21㎜×5㎜程度の内寸、THULEと合わせているものと思われます。補修部品のTボルト:TP2504やTP2424(ネットでは出て来ない品番)の寸法も同様です。

Tトラックボルト
- 特徴:T型の頭のボルト。主にM6・M8でPt1.25、受けのナットはデルタナット・三角の頭の手回し締めて使うタイプと対になっていることが多い。20㎜正方形厚さ4㎜の頭で、ボルト部分の径・長さはモノによる。
- メリット:ラックやボックスにフィットし、バー回りにU字金具が露出せず見た目にスッキリ、空力も有利。
- 注意:安い社外品のTボルト・Tナットを使用すると錆びたりして、危険。純正の補修部品を使いましょう。
INNOのTスロットボルト
INNOのエアロベースのレールに挿しこむスロットはレール上のゴムモールに押し込み重ねて装着するイメージ。レール上のゴムは既に装着されている前提です。

最初から装着されているルーフレール上のゴム製のモールを下に押しやり、潰すようにしてTトラックボルトを挿入します。

四角いボルトの頭をレールに滑らせ位置調整する感じです。レールにセットしたら後は微調整簡単な感じです。
TERZOのTスロットボルト
TERZOのレールには、ゴムモールは取り付けの際に付ける感じです。スロットラバーは手で押し込み装着します。外すことも可能。

スロットラバーを外した状態でTトラックボルトを装着。

スロットラバー、レールのカバーのゴムは、Tボルトを付けた後に押し込んで付けます。2本のボルトをセットした場合には、右・真ん中・左と3本にカットしたスロットラバーを装着することになります。

エアロバーの溝にゴムモールを自分でカットして装着する感じ、TERZOはちょっとメンドクサイと思う人もいるかもしれません。取り付けの手間や難易度は少し増えます。
THULEのTトラックボルト
THULEのウィンバータイプのルーフバーに備わるレールは、ゴムモールは別添え、そのままではTスロットは挿しこめない。

ゴムモールにもエアロデザインが施されている
このゴムモールは、手で裂けます。裂けるチーズのようにきれいに割けます。

これをレールにはめて行く感じです。
真ん中部分くっついて見えますが、これは裂いた後に装着してこれ。裂けめはゴムの弾力で塞がり、一見するとくっついて見えます。

ゴムモールはくっついて見えるが
Tボルトをここに挿しこみ滑らせることが出来ます。

ゴムの隙間からTトラックボルトが見えます。滑らせて装着位置にセット出来て、ゴムの弾力で挟まれてて動いたりはしない。

INNOではゴムの上にTボルトを置き、THULEではゴムの下をTボルトが通る、TERZOではTボルトの両端にゴムモールを後から付けるようなイメージです。
個人的にシステム的にTHULEかINNOが好みです。TERZOはちょっとメンドクサイと思う人もいるかもしれません。
Tスロットの作りでも三者三洋、ワイドなエアロバーの活用などなど…詳細は以下の次ページ(2ページ目)でチェック!
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