新型センチュリークーペ爆誕・目指すはトヨタのロールスロイスファントムレイススペクター

センチュリークーペ

トヨタは2025年10月13日、トヨタブランドの中の最高級車「センチュリー」をレクサスを超える最上級の独立ブランドとして確立させる新戦略を発表しました。


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その一環として、従来のイメージを覆すオレンジ色のクーペタイプのコンセプトカーを公開し、大きな注目を集めています。

ToyotaNew Centurycoupe
荒れ地を疾走する姿からハイランダーcoupeSUVの可能性も
リフトアップ仕様とスライドドアは受注生産とか
  • ブランド戦略の核: センチュリーを車種名から、レクサスやGRと同様の最高級独立ブランドへ進化させたい。
  • モデルの特徴:
    • スポーティな2ドアクーペスタイルで、超高級ラグジュアリークーペ市場へ参入
    • ジャパンモビリティショー2025(2025年10月30日開幕)にコンセプトカーが出展
    • パワートレインは、現行のセンチュリーSUVをベースとした3.5L V6プラグインハイブリッド(PHEV)システムの採用予定、今後BEV化の可能性も
  • 発売時期と価格(予想): 2026年または2027年の発売が予想されており、価格は3000万円から~5,000万円程度か

このクーペは、伝統と革新を融合させ、世界の超プレミアムブランドと競合する新たなフラッグシップとしてブランドを構築したいトヨタの思惑がありますね。

トヨタのロールスロイスになりたいCentury

トヨタがレクサスの更に上にCenturyを置きたいというのは、レクサスで高価格化するのには頭打ち感があるからでしょう。

Centuryクーペはロールスロイススペクターに寄せて

今後全車BEV化する際により高価格でハイラグジュアリーなモデルを作り、価格との整合性を持たせるにはより高位のブランドが必要不可欠。BMWとロールスロイスの関係性を模していくのは必定です。

BMWとロールス・ロイスの関係

英国の伝統的な自動車メーカーであるロールス・ロイスは、かつての買収合戦を経てBMWの傘下にあります。

BMWは、ロールス・ロイスのブランド名とロゴの使用権を獲得し、その伝統的な意匠は継承しつつ、車両の設計や技術的な実態はBMWによるものです。V12エンジンはBMW製となり、車両の信頼性は旧来のモデルより格段に進歩し、そして内装のしつらえやハンドクラフトの精巧さや華やかさはロールスロイスの伝統を残し超高価格帯のモデル・ブランドとして君臨しています。

BMWが技術的な基盤を提供し、「英国最高峰のブランド」としての地位を確立し直した関係です。

レクサスとセンチュリーブランドの関係

トヨタの新たな戦略は、この関係性をなぞりたいというもの。

  • センチュリーの「独立」: トヨタは、センチュリーをレクサスの上位に位置する**「究極のラグジュアリーブランド」**として独立させました。これは、トヨタ内部のブランドヒエラルキーの頂点に、レクサスとは異なる存在にする狙い
  • 役割分担の明確化: レクサスが「自由で大胆な挑戦を行うプレミアムブランド」であるのに対し、センチュリーは伝統と格式を重視した「日本の最高峰」(トヨタ以外の自動車メーカーの中で最高価格にしてやる的な)として、世界の超高級車市場:ロールス・ロイスやベントレー、マイバッハなど)に直接対抗したい
  • 関係性: レクサスBMWの立ち位置となる
    レクサスが「挑戦するプレミアムブランド」、センチュリーは「日本のショーファーカーの伝統」という独自のブランドストーリーと高い独自性を保ちたい
    センチュリーは、レクサスの頂上ではなく、別の次元の頂点を目指すことで、ロールス・ロイスのような「孤高のブランド」を目指してたい

これまでもRAV4ベースの駆体TNGA:GA-Kプラットフォーム(レクサスにも使いまわされているヨ)にガワだけ豪華にしたセンチュリーSUVを2500万円~で売っていたトヨタ、ついに本気出してロールスみたいにしたいんだわね。

ちなみにロールスロイスはプラットフォームを独自開発風にしていますが、7シリーズ/X7のプラットフォーム(CLAR・クラスターアーキテクチャー:スチール・アルミ・カーボンのハイブリッド素材構成)をベースにArchitecture of Luxuryとロールスロイス向けにオールアルミフレームにアレンジしたものと言われているなど、共有化はブランドの効率化では良くある話です。

MercedesBenzではマイバッハで過去に2000年台に大コケしてしまい、現行のマイバッハはGLSのバッジを変えただけなど独自路線を弱めていたりもします。

ロールスロイスの2ドアクーペやドロップヘッドクーペ

2ドアクーペで超高価格帯のモデルで有名なのは、Rolls-Royceスペクター・BEVですかね。

スペクターSpecter
Rolls-Royceスペクター

BEVで4800万円からのクルマで、585馬力でEV航続は530㎞程度、5.5mの全長で2トンを超え、効率を無視した造りが贅の極みよね。

ロールスロイスでは、過去にクーペやドロップヘッドクーペ:頭を落としたクーペと言う事でいわゆるオープンカーをオシャレに表現したモデルもソコソコラインナップしていたりもしました。

レイス (Wraith)・ドーン (Dawn)・ファントム クーペなど。

ロールスロイスレイスドロップヘッドコンバーチブルクーペ
ロードスター

いわゆる超デカくて高価格なのに、2ドア、なんなら4シーターだけどリアシートは荷物置き場程度で実質2人乗りとかだったりして超贅沢~ってのがラグジュアリーの極みだとかwww

まさかのスライドドア2ドアクーペ、そして歴史と伝統というCenturyでハイブランドを展開していく狙いとは…などなど詳細は以下の次ページ(2ページ目)でチェック!

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過去の一発競りでの事例はコチラ


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