ニッサンNV150ADバン生産終了車種経営再編人も車もリストラ・アベニールサリューウィングロードの系譜が終わる

生産終了 その歴史、そして代替車種

日産のワゴンが終わる

商品力・ブランド力の欠如で倒産寸前の経営危機のニッサン、ホンダの救いを受け再建へ、と行きたいところで2025年11月にADバンが生産・販売終了とのこと。


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ニッサンワゴン車最後の砦、終る

商用バンであるNV150ADの生産終了、コレが意味するのは日産国内販売ではステーションワゴンが消滅という事です。

車種も人員もリストラ

商用車などを製造する子会社「日産車体」の湘南工場(神奈川県平塚市)で生産体制を縮小し、数百人規模の人員をリストラ(整理解雇)するとのことで、併せて湘南工場で製造する商用バン「AD」の生産を2025年11月に終了します。

加えてNV200も生産規模を縮小していきます。

日産に残る商用バンはNV350(キャラバン)のみになりますね。

国内では日産の本社部門も削減しないといけませんね。現経営体制は終っています。

発売予定日を過ぎて発売延期を宣うようなメーカー、上から責任取って欲しいものです。

国内リストラ着手は向上と生産車種と現経営陣とでバランスよく進めないと体質は変わらなそうです。

ADバンオワコンの理由

ADバンの販売台数目標は2000~3000台/月 だったはず。ほぼ希望的予測と言うか、代替需要や歴史からすればそれくらい毎月コンスタントに売れるだろうと見立てていたはずです。少なくても年間2万台くらいは売れて欲しい的な・・・

ADバンの実際の販売台数は1000台/月 に満たないくらい。年間で10000台も行かないレベルだったのが現実です。ニッサンの販売台数ランキンでも最下位、ビリだったような。要するに足を引っ張るレベルで売れていなかったのが現実です。

かつては、と言ってもかなり昔ですが、マツダや三菱にOEMで商用5ナンバーステーションワゴンベースのバンを供給していましたが、ライバルのプロボックス(今はないけどサクシード)に取って代わられました。

MazdaのファミリアバンはADからプロボックスに入れ替えとなりました。

ADバンに根本的に欠けていたもの

ADバンはトヨタの前に屈した。求められるすべてのクオリティに於いて、トヨタには及びませんでした。

日産のCVTはトヨタのプロボックスのCVTに対して耐久性で劣り、車体の剛性などに由来する長距離走行時の安定性など、設計の古さがモロにビハインドとして出てました。

そして、時代の変化の中でモデルチェンジや改良をADバンもプロボックスも行っていましたが、もっとも近代的なアップデートとしての『ハイブリッド』の設定の有無が決定打となっていると言えます。

トヨタはプロボックスで2018年からハイブリッドモデルの追加設定を行っており、これに対抗する選択肢がニッサンADにはない。燃費性能の高さや環境意識の高まりに対して、日産には打つ手もなく、ADは廃盤にせざるを得なかったということになります。

プロボックスはガソリン車との価格差わずか12万円、燃費の良さでメリットが上回るなど、ADバンを選ぶ理由もなかったんです。

懐かしい?ADバン、アベニールにウィングロードの歴史と系譜などなど…詳細は以下の次ページ(2ページ目)でチェック!

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