ベンツのネーミングルールの迷走・GLC(EV)は紛らわしいしコレじゃない感

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新型GLC 400 4MATICの客観的スペック

新型GLC EVのトップグレードとなる「GLC 400 4MATIC」は、デザインとは裏腹に、そのスペックは非常に高い水準にあります。

GLC 400 4MATIC 紛らわしいネーミングでEVを売る
EQCだと売れなかったし、EVってバレてもっと売れない
販売台数もヤバいのバレちゃうしね
  • 最高出力: 360kW(約490ps)
  • 航続距離: 最大713km(WLTPモード)
  • バッテリー容量: 94.0kWh
  • 充電性能: 最大330kWのDC急速充電に対応。10分間の充電で最大303km走行可能
  • 特徴:
    • 2速EVトランスミッションの採用により、低速から高速まで効率的な走りを実現。
    • 後輪操舵システム(リア・アクスルステアリング)をオプション設定し、優れた小回り性能を確保。
    • 回生ブレーキは最大300kWのエネルギーを回収可能。
    • ヒートポンプを標準装備し、冬場の電費性能を向上。
    • リアトランクは570L、さらにフロントにも128Lのフランク(フロントトランク)を装備し、高い実用性を確保。

EVでの2速変速を用意したのは高速走行時のモーター負荷を抑えて後続を伸ばすための工夫ですね。今後はEVでも段付きモデルが増えるのかも。

これらのスペックは、既存のEVの中ではトップクラスであり、特に航続距離と充電性能は、メルセデスがEVのコア技術に磨きをかけていることを示しています。

デザインの好き嫌いは分かれるかもしれませんが、車としての完成度はテスラにそこまで劣っていないと言えるでしょう。

ただし、実航続距離の乖離はあるため、一般的にはEV8割の法則とも言われ実態では400㎞程度は問題なく走れるのかな~ってところ。出力を抑えてバッテリー容量だけ大きくすればもっとロングレンジに出来そうですが

内装や装備の見所

内装では39インチのハイパースクリーン&プラネタリウム系パノラマルーフが新しいところであり見所です。

MBUXハイパースクリーンの進化系

シームレスMBUX HYPERSCREEN(ハイパースクリーン)はダッシュボード全般を液晶で覆うような感じ。

メーカ―オプションとしてて、切り替え可能なガラスと夜空の162個の星を照らすアンビエントライトを備えたSKY CONTROLパノラマルーフが用意されてて、イメージ的にはロールスロイスの天井イルミのようなものではないかと思います。

夜空の162個の星を照らすアンビエントライトを備えたSKY CONTROLパノラマルーフ
スターライト・ヘッドライナーへの対向か

EVだからってのはあまり関係ないけど、デカい液晶を鮮やかに魅せるデジタル体験、ルーフのイルミネーションなどで新しさを演出した感じですね。

まとめ

新型GLC EVは、メルセデスがEV戦略の再構築に乗り出した象徴的なモデルです。

GクラスでもEQというのを小さくPRして販売爆死を回避し、GLCでもEQブランドは終了。これまでの戦略が必ずしも成功ではなかったことを示唆しています。

デザインにおいては、伝統的なメルセデスらしさあまりなく、EVとしての先進性を求めすぎて賛否われそう。

その一方で、走行性能と実用性は次世代モデルレベルで700㎞オーバーの航続距離と言うのを実現しています。

果たして、GLCブランドでの再出発は成功するのか。このデザインでも売れるのか。GLCというブランドへの悪影響ないのか注視しましょう。

普通のGLCの方もチェックしましょう!

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