「AMGください」『PHEV以外で』が合言葉に?メルセデスベンツ電動化の問題点と苦悩
電動化AMGにNO
「電動化」という波は、高性能車ブランドであるメルセデスAMGにも大きな変化をもたらしています。かつては豪快なV8サウンドと圧倒的なパワーでエンスージアストを魅了してきたAMG。しかし近年、「AMGください」とディーラーを訪れた顧客が、思わず「PHEV以外で」という注文を付けたくなるような状況が生まれつつあるのはご存じでしょうか。
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これは一体どういうことなのか。今回は、2025年現在のメルセデスAMGのラインナップを紐解きながら、性急な電動化がもたらす顧客とメーカーの乖離と、一方で生じている「苦悩」について深掘りしていきたいと思います。
かつてのAMG、そして「V8信仰」
メルセデスAMGといえば、なんといってもその心臓部に鎮座する大排気量エンジンが象徴的でした。
アメ車を思わせる6.3LのV8エンジンはドロドロとした排気音で存在感を示し、そして後継機も4LターボになったもののV8エンジンの弾けるサウンドは健在だったものです。

「M177」や「M178」といったコードネームで知られるV8ツインターボエンジンは名機です。アクセルを踏み込んだ瞬間に爆発するような加速、野太く官能的なエキゾーストノートは、多くのドライバーを虜にし、「AMGの魅力はV8にある」と信じて疑わないファンは少なくありません。
実際にV8エンジンのAMGを運転するたびに、その圧倒的な存在感と、五感を刺激する走行フィールに魅了されてきました。それは単なる移動手段ではなく、まさに「AMGだけの特別な体験」と呼ぶにふさわしいものでした。
AMGの電動化は「避けて通れない道」
しかし、地球温暖化への対策、各国での排出ガス規制強化、そして自動車業界全体のEVシフトの流れを受け、メルセデスAMGも電動化の波に本格的に乗り出しています。2025年現在、そのラインナップは大きく変化しており、PHEV(プラグインハイブリッド)モデルとEV(電気自動車)モデルが急速にその存在感を増しています。
PHEVモデル:高性能と効率の両立?「E PERFORMANCE」の登場
現在のAMGラインナップでは、PHEVモデルの「E PERFORMANCE」シリーズがあります。
これは、ハイパワーエンジンと電気モーターを組み合わせることで、従来のガソリンモデルのAMGを凌駕するシステム出力を実現しつつ、短距離であればEV走行も可能にするという、まさに「高性能と環境性能の両立」を謳うモデルです。
代表的なモデルとしては、以下のものがあります。
- Mercedes-AMG C 63 S E PERFORMANCE:
- かつてのV8エンジンから、2.0L直列4気筒ターボエンジン+電気モーターのPHEVシステムへと大幅な刷新を遂げました。システム最高出力は実に680PSを誇り、数値上は先代V8モデルを大きく上回ります。
- しかし、4気筒エンジンになったことによる「サウンド」や「フィーリング」の変化は、伝統的なAMGファンから賛否両論を巻き起こしています。4気筒で63謳うのね…って。短すぎるEV航続距離もまた、電動化の意味がないと、ただの規制クリアのためだけの目くらましとして批判の的に。
- Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+ (2025年導入):
- 3.0L直列6気筒ターボエンジンに電気モーターを組み合わせた最新のPHEVモデルです。システム出力は612PS(ブースト時)に達し、EV走行距離も約100kmと実用性も兼ね備えます。
- C63とは異なり、直列6気筒エンジンがベースであるため、よりスムーズで洗練されたフィーリングが期待されます。EV航続距離も100㎞程度と実用性を持たせているため、一定の存在感はある。
- 3Lターボでかつての500馬力のAMG63シリーズを凌駕する物の、C63Eパフォの存在のせいでナンバリングルールが乱れて E53 に数字を落として損な役回りになっています。
- Mercedes-AMG GLC 63 S E PERFORMANCE:
- C 63 Sと同様に、2.0L直列4気筒ターボエンジンとPHEVシステムを組み合わせたミドルサイズSUVの高性能モデルです。SUVとしての実用性とAMGらしいパフォーマンスを両立させますが、こちらもエンジン構成はC 63 S E PERFORMANCEに準じます。

これらのPHEVモデルは、確かに驚異的なパワーとトルクを発生させます。電気モーターのアシストにより、低回転域からの瞬発力は目を見張るものがあり、加速性能は従来モデルを上回るケースも少なくありません。
2Lターボも市販車最強ユニットで名機ではあるし、モーターパワーを加味して680馬力もすごいのだけれども、そうじゃない感がひどいのよね。
一方で、「重さ」という課題も抱えています。バッテリーとモーターを搭載する分、車両重量は増加し、特にサーキット走行など限界域でのハンドリングには、PHEVならではの特性が表れることがあります。
EVモデル:新時代のAMGサウンドとパフォーマンス
PHEVに加えて、メルセデスAMGは純粋なEVモデルも投入しています。
- Mercedes-AMG EQE 53 4MATIC+
- Mercedes-AMG EQS 53 4MATIC+
これらのモデルは、内燃機関を一切持たず、強力な電気モーターのみで走行します。AMG独自のサウンドチューニング(AMGサウンドエクスペリエンス)が施され、EVならではの静かでシームレスな加速は、従来のガソリンAMGとは全く異なる体験を提供します。圧倒的なトルクが瞬時に立ち上がるため、直線加速ではスーパーカーをも凌駕するパフォーマンスを見せることもあります。
しかし、やはりここでも「ガソリンエンジンのサウンド」や「振動」、「シフトフィール」といった、伝統的なAMGの「味」を求める声は根強く存在します。
そして、実用的なEV航続距離、状況な充電環境によりカタログから大きく乖離する実走行距離もまた、EVへの不信感を募らせています。
まだ買えるAMGのガソリンモデル、PHEVのような余計な物が付いてないモデルなどなど…詳細は以下の次ページ(2ページ目)でチェック!
さてさて、2025年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっているでしょうか?。
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