FFでスタッドレスで雪山に行けるのか?チェーンと事故と渋滞と

雪道にFF車スタッドレスでイケる?

FF車と雪道の相性:トラクションコントロールの進化

近年、トラクションコントロール(TCS):横滑り防止装置(ESC)の進化により、FF車でも雪道での発進性能は大幅に向上しました。
欧州車では標準が多かったものの国産車では標準化が遅かった横滑り防止装置(ESC)は、2012年10月以降の新型普通車、2014年10月以降の新型軽自動車、2018年2月以降の継続生産軽自動車で装備が義務付けられたこともあり、国産FF車でも新しいクルマで有ればついています。


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タイヤの空転を検知して自動的に制御することで、安定した発進をサポートしてくれます。

そのため、以前に比べてFF車でも雪道での走行は格段に容易になりました。

FFと4WD選べるクルマもあるけど

FF車と4WD車で購入迷っている時に
『最近のFFは雪道余裕でイケますヨ!』 と囁く営業さんもいます。

メーカーによっては、ラインナップの主力ほとんどがFFだったりもあるし、売りやすいならソレを売ると言う事もあるとかwww

このセリフに騙された!?と思う人も居るでしょうし、意外とイケたと言う方もいる。

FFのトラクション性能によっては立ち往生のリスクも

ドライバーの力量次第だったり、スタッドレスの性能のお陰だったりも有りますが、スキー場への道中など凍結路だったり坂道でかなりムリゲーなコースもあるので注意です。

FF車で雪山に行く際の注意点

FF車で雪山に行く際には、いくつかの注意点があります。

  • 坂道での停止と再発進:トラクションコントロールが進化しても、急な坂道の途中で停止してしまうと、再発進が困難になる場合があります。特に、凍結した坂道や新雪が積もった坂道では、タイヤが空転してしまい、前に進めなくなるリスクが高まります。
  • スタックのリスク:ゲレンデまでの道のりが長い場合や、標高の高い場所へ行く場合は、気温が低くて積雪量が多くなり、スタックするリスクが高まります。特に、わだちが深くなっている場所や、除雪されていない場所では、注意が必要です。
  • スキー場や駐車場付近の凍結:スキー場や駐車場の直前にある坂道は、凍結していることが多く、実際に立ち往生する車も少なくありません。特に、早朝や夜間は路面が凍結しやすいため、慎重な運転が必要です。
  • チェーンの携行:スタッドレスタイヤを装着していても、急な降雪や路面状況の悪化により、走行が困難になる場合があります。そのため、タイヤチェーンを必ず携行し、必要に応じて装着できるようにしておきましょう。
  • 事前の情報収集:目的地の天気予報や道路状況を事前に確認し、無理のない計画を立てることが重要です。特に、大雪や路面凍結が予想される場合は、出発を控えることも検討しましょう。
  • 車間距離と速度:雪道では、通常よりも車間距離を十分に確保し、速度を控えめに運転することが重要です。急ブレーキや急ハンドルは避け、滑りやすい路面では慎重に操作しましょう。
  • 万が一に備えて:万が一、雪道で立ち往生した場合に備えて、以下のものを車に積んでおくと安心です。
    • スコップ
    • ラダーヘルパー
    • 牽引ロープ
    • ブースターケーブル
    • 防寒着・毛布
    • 懐中電灯
    • 携帯トイレ
    • 簡易な食料と水

FFでスタッドレスタイヤを履いていると言っても、スキー場・ゲレンデなどに行く場合には備えが必要です。金属チェーンなどは最低限必要だと思っておいた方が良いでしょう。

雪道深雪はチェーンでトラクション

雪道に向かう上り坂で一度でも止まると再発進が困難になったりして渋滞の原因・起点になる可能性もあるので注意しましょう。

FF車での雪道走行のポイント

  • 急な操作は避ける:急発進、急ブレーキ、急ハンドルはスリップの原因となるため、滑らかな操作を心がけましょう。
  • エンジンブレーキを活用:下り坂では、フットブレーキだけでなく、エンジンブレーキも活用することで、安定した走行を維持できます。
  • 一定の速度で走行:速度の変化を少なくし、一定の速度で走行することで、タイヤのグリップ力を最大限に活かせます。
  • わだち走行:基本的にはわだちに沿って走った方が車は安定します。わだちにより横方向の滑りを抑えられるからです。ただし、うまくわだちに沿って走らないと、急にハンドルをとられたり、車線変更がしにくくなることがあります。これはタイヤがわだちの壁を登ってわだちから外れようとしたときに起きます。わだちをうまく利用して走るには、ハンドルをあまりしっかりにぎらずに少し遊びを持たせてにぎってみましょう(しっかりにぎっているとキックバックで指をケガすることがあります)。すると、車は自然にわだちの中を走ってくれるのです。あまり深いわだちには入らない方がいいでしょう。車の下が積雪面と干渉してスタックの原因となります。

FF車はスタッドレスを履いていたとしても、立ち往生しやすく渋滞の原因になっていまうこともあります。

事故や渋滞に注意

渋滞に巻き込まれて一度止まったら再発進が難しい等もあるので、移動する時間帯を早めに渋滞を避けるなどのスケジュールの組み方も大事です。

FFスタッドレス雪道での弱点

FFでスタッドレスタイヤを履いていてもその性能には限界があります。

FF車の弱点もある

やはり4WD車と比較すると

  • 登坂性能の限界:
    • FF車は駆動輪が前輪のみのため、急な坂道や滑りやすい路面での登坂性能が4WD車に比べて劣ります。特に、坂道の途中で停止してしまうと、再発進が困難になる場合があります。
  • 後輪の安定性:
    • 駆動輪が前輪のみのため、後輪の安定性が低く、滑りやすい路面では後輪が横滑りしやすくなることがあります。
  • 重量配分の影響:
    • FF車はエンジンや駆動系が前部に集中しているため、後輪の接地荷重が不足しがちです。これにより、後輪のグリップ力が低下し、滑りやすくなることがあります。
  • 深雪でのスタック:
    • FF車は、前輪が駆動して進むため、深雪に乗り上げた場合、前輪が空転しやすくスタックしやすい傾向にあります。
  • 下り坂での不安定さ:
    • 下り坂でのブレーキ時、前輪に荷重が集中するため、後輪が浮きやすく、不安定になることがあります。

下りではスタッドレスタイヤの性能への依存も多いものの、リア荷重が抜けてスリップしたりブレーキング時にお尻を振り易い等も車種によってはあります。前の車が180度スピンして正面向いて『コンニチワ』したのを目撃したこともありますwww

事故に遭わないように十分に注意を払いましょう。

まとめ

FF車でもスタッドレスタイヤを装着すれば、雪山に行くことは可能です。

しかし、4WD車に比べて注意すべき点が多いことを理解し、事前の準備と慎重な運転を心がけることが重要です。

安全に雪道ドライブを楽しむために、これらの情報を参考にしてください。

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