C27セレナS-Hybrid地獄のツインバッテリー(2個)交換費用と寿命
中古でセレナを買うと大変?バッテリー2個交換はかなり高額なのか
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バッテリー二個積み世代のSERENA
先代C27セレナ、なんならC26型の2世代前のセレナのモデル中期(2012年頃)から採用のあるスマートシンプルハイブリッド「S-HYBRID」。
サブバッテリーをエンジンルームに追加したことで簡素にハイブリッド化を実現しており、当時のハイブリッドブーム(Hybridという青っぽいバッジを無理矢理つけるため)に乗り遅れないようになんちゃってハイブリッド化。
シンプル且つコンパクトな設計で、エンジンルーム内にハイブリッドシステムがすべて収まるため、当時クラス最大の室内空間や使い勝手の良いシートアレンジはそのままで、燃費向上を謳っていました。
そう、今で言うマイルドハイブリッド化のためにナゾにツインバッテリー、バッテリーを2個積みなんですよね。
バッテリー二個でも寿命は2倍になるわけでもないwww
旧型セレナ、それが年数の経過で高額な維持費の負担になる恐怖、ご存知ですか?
5年程度でリスク増大
セレナS-Hybridのバッテリー2個の交換費用は、ディーラーや整備工場によって異なりますが、概ね7万円~10万円程度が相場と言われています。ひどいと10万オーバーとかもありますね(;^_^A
なぜ、これほど高額になるのでしょうか?
- バッテリーの高性能化: ハイブリッドシステムの進化に伴い、バッテリーに求められる性能も向上しています。高性能なバッテリーは、それだけ製造コストも高くなる傾向にあり、古いセレナでもバッテリーだけはえらい高いです。
- 交換作業の手間: バッテリー2個のため、交換作業は交換工賃手数が増えます。。そのため、工賃も高額になりがちです。
- 部品の供給状況: バッテリーは消耗品であり、年数が経つと供給が不安定になる場合があります。需要と供給のバランスが崩れると、価格が上昇する可能性もあります。
4~5年程度を過ぎるとバッテリーが寿命を迎えるケースが多く、2個両方とも同時に交換しなくてはいけなくなります。寒くなってセルの回りが重くなったりして始動性が悪くなったら寿命が近いサイン、要注意です。
ツインバッテリー交換、いつ必要になる?
ツインバッテリーの寿命は、運転状況や環境によって異なりますが、一般的には4年~7年と言われています。以下の症状が出始めたら、バッテリー交換のサインかもしれません。
- エンジンがかかりにくい
- 走行中にエンストする
- 燃費が悪くなった
- 警告灯が点灯する
車両に電子パーツ後付けが多かったりする(フリップダウンやスマートミラーとかのDOPなども)とそれらも不調になることもあるでしょう。不具合の前兆を感じたら早めにバッテリーの電圧チェックなどしましょう。
極端に暑い時期・寒い時期に特にバッテリーが弱りやすいので要注意です。
ツインバッテリー交換、どこでやるべき?
セレナのツインバッテリー交換は、ディーラーやカー用品店、町の整備工場など、さまざまな場所で実施できます。
- ディーラー: 純正部品を使用するため、品質は保証されますが、費用が高額になる傾向があります。
- カー用品店: ディーラーに比べると費用を抑えられる可能性がありますが、作業品質にばらつきがある場合があります。
- 町の整備工場: 地域密着型の整備工場では、良心的な価格で作業をしてくれるところもあります。
ディーラーはバッテリーも定価で工賃も高めでかなり高額ですが、もっとも安心感があります。作業も手馴れていてスピーディでしょう。
カー用品店や町の整備工場では安価に抑えられるメリットがあるのと、小回りの利くサービスがあればそれもメリットです。代車出たり、夜間でも対応してくれたりも有れば、緊急時に頼ることが出来ますね。
ツインバッテリー交換、費用を抑えるには?
ツインバッテリー交換は、高額な費用がかかるため、できるだけ費用を抑えたいと考える方も多いでしょう。費用を抑えるためには、以下の方法が考えられます。
- 自分で交換する: DIYで交換すれば、工賃を節約できます。ただし、専門知識や工具が必要となるため、ある程度のスキルや工具の取り揃えが必要です。
- 複数の業者に見積もりを取る: 複数の業者に見積もりを取って比較することで、最も安い業者を見つけることができます。
ディーラーでやれば10万コースをいかに安く、安心して任せられるか。家の近所に信頼できる町工場などがあるとベターです。
中古が下落する理由に
セレナはいっときは中古車でも人気が高く、ノア・ヴォクシーを逆転したこともあったようにも思います。
2025年時点でもセレナの中古車のスコアは高く、高値安定ではあるものの、新型ノア・ヴォクシー90系の高い完成度の前に霞みつつあり、5年落ちのC27系はそろそろ落ち目になりつつもあります。
5年落ち以降で高値であれば新車を検討する、C28はナビ込みで考えると割高、ナビが多くのグレードで標準となるノア・ヴォクシー90系に〜という流れでセレナの中古は年数を重ねて下落傾向にあります。
長期年数落ちの耐久性でもトヨタに劣るし、現代の車と比較して対して燃費も良くないのにバッテリー2個使用で交換費用が高いし、維持費高いイメージで見送られることもあるでしょう。
買い取りや下取りが大きく落ち込む前に買い替えておいたほうが良いです。
まとめ
C27セレナS-Hybridのツインバッテリー交換は、高額な費用がかかるため、オーナーにとっては大きな負担となります。しかし、バッテリー交換は、車の寿命を延ばし、安全な運転を確保するためにも必要な作業です。
中にはメインバッテリーのみをDIYで交換するってワイルドな方もいますが…(^_^;)世代によってアイドリングストップ時・エンジンアシスト時は、12Vサブバッテリーからメーター・ナビ・オーディオ・VDC(横滑り防止装置)・CVTコントロールユニットへ電源を供給しているので、機能が不完全になるなどのリスクもあるので1個だけ交換はオススメしません。
ネットで安いバッテリーを持ち込みでピット作業してもらうなどの荒業迷惑客もいたりしますが…(^_^;)安いネット通販バッテリーを人に交換させて不具合起きたときには責任の所在で揉めるのでオススメしません。
S-HYBRID車 | メイン | バッテリ型式 S-95 | 容量(V-Ah) 12-64 |
サブ | バッテリ型式 K-42 | 容量(V-Ah) 12-27 |
この記事が、C27セレナS-Hybridのオーナーの方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
中古車選びでもこういった購入後の維持費に目を向けるのも大事かも。
そういった視点も踏まえ、買い替えも視野に善きカーライフとクルマ選びを!