BMWのタイヤリペアキットPLUSが斬新すぎる

スペアタイヤは消えて行く

パンク時の対策としてスペアタイヤの車載が一般的でした。ラゲッジの下のスペース、もしくは車体の後部に背負っていたりが昔は当たり前でしたね。


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Spare Tire Inside Car

パンク対策としてはすべての車にフルサイズのスペアホイールが装備されるのが理想ですが、2025年現在、非搭載がもはや当たり前のことになっています。

BMWモデルでは、工場出荷時に24インチホイールが装着されているものも出て来ており、超大径のスペアタイヤ搭載も無理筋になってきています。EVやPHEVも増えて来てバッテリー搭載スペースの確保や、重量に耐え得るテンパータイヤなどもサイズ設定が難しくなってきているのも有ります。

テンパータイヤ パンク時の対策として一般的だった

スペアタイヤの搭載義務が廃止、使われることもなく出番のなかったスペアタイヤの処理による環境問題も話題になったこともあります。

その他にもコスト削減であったり、スペアホイールをなくすことで車両重量が軽減され、軽量化により燃費が向上するなどのメリットも多いのです。

昨今のタイヤ品質が向上し、パンクすることも少なくなったとか、道路事情も日本に限らず世界のインフラが改善されてきているとかでパンクそのものが減ったとかもあります。

BMWと言えばランフラットだったが

BMWはランフラットタイヤを積極的に採用していました。

このタイヤはパンクしても一定の距離と速度で走行を続けられるため、スペアタイヤの必要がなくなり、トランクスペースの確保にも貢献するとして積極的に採用されていたりもしました。

ランフラットタイヤRFTとも言われるパンクしてもサイドウォールで自立しているため一定距離の航続継続が可能
ランフラットタイヤはパンクしても走れる

防犯上の理由(海外ではパンクさせて車内に乗り込む強盗がいたり?)での採用もあったかと思いますが、コストの高さや乗り心地の悪化などがあり、2025年では一定の役目を終えたとして採用車種が減少傾向にあります。

そうなるとパンク対策としては、応急処置でのパンク修理キットなどが車載されるようになっていくのですが、それがBMWはまた謎の仰々しいアイテムをリリースしてて、斬新。

斬新すぎる空気充填ホイール設置パンク修理キット

2025/03以降の生産一部のシリーズ、X1や2シリーズ、IX、新型5シリーズの18インチモデルなどにオプション設定が開始されたBMWタイヤリペアキットPlus。

謎の円盤www 形状と使い方が斬新すぎる

Reifenreparatur-Kit Plus
https://www.youtube.com/shorts/lmxPnAI_iwI

BMWタイヤリペアキットプラスは従来までのリペアキットとは異なり、パンク等で空気の抜けたタイヤとホイールに装着することで空気を充填しながら走行出来るシステムです。

ホイールのハブ、スチールナットにはめ込み磁石でくっつく感じ。エアバルブと繋ぎっぱなしで走り出す設定。

最高速度80km/hまでに制限され、走行可能距離は200kmまで走行可能とされています。

BMW Tyre Repair Kit Plus
https://www.youtube.com/shorts/AY88nSunPYM

この謎の円盤状の一体型キットには、磁石とコネクタピンが含まれており、パンクしたタイヤのハブ・ホイールのナットに被せるように取り付けます。タイヤの異物など刺さったまんまで行くらしいのよね。シーリングで隙間を埋めるタイプで、釘など抜いてしまうと穴が広がってしまうからとか。

https://www.youtube.com/shorts/AY88nSunPYM

ホースに接続された内蔵コンプレッサーが、タイヤに空気とエアゾールシーラントを充填し、タイヤ空気圧が1.5bar以上になるまで作動させます。ちなみにこの円盤にはUSBコレクタも備わり、必要に応じて(長期間放置してたら電圧低下した場合とか)車内のUSBから充電してから使用とからしいwww 最新ハイテクデバイス…

https://www.youtube.com/shorts/AY88nSunPYM

このまま走行するんですよ・・・

パンク修理キットプラスを装着したままタイヤ交換ポイントまで走っていきましょうwww

シーリング材を流し込みパンク穴を塞ぎ、バルブに接続したままホイールに空気充填用コンプレッサーを取り付けて走る。中々に見た目にも気持ち悪い光景です。

これを純正採用するBMW、さすがなのか。

メリットと注意点

このBMWタイヤリペアキットPlusのダサいホイールハブ装着パンク修理キットを使うメリット、走行可能距離が200㎞と長めなところです。タイヤ屋、またはディーラーまで自走可能な距離としては100㎞程度までとするパンク応急修理キットが多い中で、200㎞走れるのは強みですかね。

高速道路走行時にも80㎞/hに制限されるものの、200㎞走れれば遠出した出先から自宅最寄りのディーラーやタイヤショップまで自走可能というのも見えてくることでしょう。地元でのタイヤ交換がタイヤ・代車手配など含めて安心ですね。

注意点としては、以下のような重篤なタイヤダメージ・パンクには対応できないこと。

  • タイヤがバースト
  • タイヤがホイールから脱げている
  • ホイールリムなど破損
  • 4mm以上の穴や損傷
  • タイヤ側面など、接地面以外に穴や損傷
  • 2本以上のタイヤがパンクしている

タイヤの損傷によっては使用不可のケースもあります。

そして、デメリットとしては価格の高さもあるかもしれません…

価格も高そ

このBMWタイヤリペアキットプラスの価格は新車価格に含まれている方単品価格は幾らかは今は不明。

新車価格に対して1%以下程度ですが乗っかってきている可能性もあります。

おおよそパーツナンバーからの単体での仕入れで3万円程度?、ディーラー販売価格で4~5万円程度と思われます。

標準装着でない車種では積んでおきたくなりますが、結構高いです。タイヤ一本は買えそうwww

常日頃からタイヤの空気圧に気を付けたり、タイヤ交換を適切なタイミングで行うなどして快適なモーターライフを過ごしたいものですね。

善きモーターライフを!

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