3列シートのSAVなんていかがでしょう?X5 E70前期型とか

SAVの3列モデル

BMWではSUVと言わず、SAV(スポーツアクティビティヴィークル)と言うようですが、その中で微妙なというか、短命な3リッターNAエンジンを積んだE70型 X5をピックアップしたいと思います。


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7人乗りのSUVを紹介する過去の記事では旧型Q7やランドローバーディスカバリーⅢ、XC90旧型の記事があったのですが、ついに、X5の7人乗りもまとめていきたいと思います。  

硬すぎるSUV

当時出たばかりで試乗し、マイナーチェンジやモデルチェンジの度に、一応色んなグレードを試乗したしたりしているのですが、E70型 X5をお勧めしない理由が一つあって先にそれを述べると・・

3列目の乗り心地がかなり悪い、と言うのがあります。

特にM-Sportsなんかを選んだ日にはびっくりするくらい揺すられます。

まぁ、BMW車全般乗り心地が硬めですが、特にX5の乗り心地はハードかもしれません。

車体のロール・傾きを抑えるために、同サイズのライバルと比にならないくらいに硬い、と言っても過言ではないかと。

実際のところコーナリング時のライントレース性やロールの少なさとかはスポーティなモデル並みと言えますが、それと引き替えにサスが硬い感じです。

電子制御のハンドルはかなり切れ角少なくてもグワッと曲がったりと演出も素晴らしく、実際は小回りはそんなに効く方ではなくても、なんとなく小回り効いちゃうようにかんちがいさせてしまう絶妙なセッティングです。

中古でどうなのか

敢えての中古で・・となるとMスポーツ以外のモデルの方が安く、足回りもちょっとへたっているくらいが丁度良いような気がしなくもないということで、案外人によってはハマるかもしれませんね。

2017年ブログ執筆時点で中古車的にはE70型X5の7人乗りは200万円から出回っていますが、平均的に300万円強といったゾーンが程度と価格のバランスが良いかと思います。

と言っても新車当時価格800万円から~の車、10年落ちに近い感じでそんな感じです。

故障すると修理代はかかるリスクもあるものの、あまり安い価格帯にまでは落ちていない印象です。

ちなみに修理にかかるコストなどはもちろん新車当時価格の高さからパーツ代も高いですが、エンジンはBMWで共通のもの、当時の5シリーズや7シリーズと共有するパーツも多いとのことで、主治医のようなメンテナンス工場を見つけられれば、そこそこのメンテナンス費用で維持できると思っておいてよいでしょう。

専用部品が多すぎる車種だとパーツ代が異常に高いと言うこともありますが、当時の作りでは、そこまでではないでしょう。

ディーラー以外で安くメンテナンスしてくれるショップが見つかると心強いかもしれません。

同クラスと比べて特別硬い

乗り心地に関しては、ボルボの旧型XC90がベスト、XC90は反面コーナリングは面白みはないかもしれません。

乗り心地的にはX5とXC90の間にQ7とディスカバリーがいますが、Q7の方がBMW寄り、ディスカバリーはXC90寄りと言えるでしょう。

各モデル各世代上位グレードにはエアサスの設定があったりするなど、乗り心地に配慮した感じもあります。エアサスは壊れると高いので、注意ですけどもね。

ワインディングを楽しめるという選択肢でしたらBMWのSAVが圧勝です(笑)

サイズとスペック

旧型X5のサイズは全長×全幅×全高 4860×1935×1775mm アメ車のような大柄な車体で2トン超えと中々の重量級ボディですが、どのグレードであっても走りは軽快です。

2007年からのX5 E70には若干古い世代の3リッターのNAをラインナップしていた時期があったりしましたが個人的にはそれがお勧めです。

グレードとかバッジ的にはX5 X-DRIVE30iとかって感じで、やや非力なくらいでちょうどいいような気がします。

市場からの要請でもっとパワフルに、というのと、ターボを装着して走りを磨いて値段を上げるというBMWの思惑もあって2010年にマイナーチェンジで3リッターターボ X5-Xdrive35iに切り替わり、燃費性能も出力も向上するなどものすごい進化を遂げています。

さらにはモデル末期の2012年には3リッターターボディーゼル:Xドライブ35d ブルーパフォーマンスも追加となって、スマッシュヒットとなり、X5のディーゼルの販売比率はかなり高くなったとかって話です。

古くても高級感はある

インテリアは解り易くBMWっぽいラグジュアリーな感じです。

乗り心地に関してはフロントシートが最高です。

シフトレバーは当時としては最新の感じのもので、現行型にも引き継がれています。

ジョイスティック風のレバーは操作後に元の位置に戻るスイッチとしての機能だけのもの。そして連綿と受け継がれるidriveというナビの操作系インターフェース。

3列目は緊急用、XC90と同じくらいの広さで、Q7より少し劣るかもしれません。ディスカバリー3が一番開放感あるかな。BMW初の7人乗りモデルとして当時は注目を集めたものです。

中古でも装備などはまあまあ

安全装備に関しては自動ブレーキシステム系の物以外は一通り装着されています。

横滑り防止装置や、ABSや急制動時のブレーキ点滅、多数のエアバッグなどは標準。

ナビゲーションも標準装備、レザーシートも標準だったのではないかと思います。

逆にファブリックやハーフレザーの方がレアな設定だったような感じで、新車当時の価格帯の高かったモデル故にゴージャスな装備などは一通り装着されており、高級感などでも不足を感じることは無いかもしれません。

中古で探すときには何台も見比べるのが大事です。

時には新車も見に行ってみるのも目を養うには良いことかもしれません。

よき車との出会いと、よきモーターライフを!!

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