ステップワゴンは先走りすぎ!?5代目RP型試乗レポート
独創的なステップワゴン
ダウンサイジングエンジンコンセプトの直噴1.5L VTEC TURBOの力強くスムーズな走り、独創的な機構のワクワクゲートを備えたテールゲート、欧州車レベルの先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」などが高評価の5代目 RP1/2/3/4型のステップワゴン。
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登場から1年以上経過して、ようやく試乗したのでレポートにまとめたいと思います。
正直、売れてない
正直、あまり販売はかんばしくない車種のようで、大幅な値引きで投げ売り状態になっているディーラーもあるようです。
新型にモデルチェンジしてからも、4代目 RK1/2/3/4/5/6/7型のステップワゴンの在庫あるなら売ってくれというオーダーが入った販社もあったようです。
駆け込みで旧型が売れるなんて珍しいことのようです。
最終型のステップワゴンは30万円前後の値引きで売られていたそうですが、今では新型の方がそれよりも大きな値引きで売られることになるとは・・不遇の車になりつつあります。販売開始から1年ちょっとで、もう後継車は作られないのではないか・・と噂がたつほどに・・
なぜ新型ステップワゴンは売れないのか
いくつかの側面から分析すると、
①旧来のユーザーからも他メーカーのユーザーからもターボに対する信頼性・耐久性を評価されていない。
②わくわくドアは使い勝手は良さそうだが耐久性が心配。そして後方の視界が悪い。ミラーに柱映る。アシンメトリーなデザインに慣れない
③デザインが世界的にはヒットしていると言われているフィット3に由来しているが、美しくない。
などなど
ホンダのダウンサイジングターボはステップワゴンが初出。その後に続くと思われたフリードの1リッターターボの頓挫から、結局ホンダはダウンサイジングやらんのかいっと不信感が募っているのかもしれません。そして多人数乗車の大き目のミニバンで、ターボ馬力を絞り出すのに対する耐久性への不安があるようです。
先進的なところで行けば、ワーゲンなんかはトゥーランやシャラン1.4リッターターボで走らせていますが、そういった先進性がお好みの方はそっちの車をキャッチアップしてステップワゴンには見向きもしない。
ワクワクドアも耐久性の不安視があり、経年でボディが歪んだりした際にドアの建て付けが悪くなったり開閉がおぼつかなかったりという起きてもないことへの不信感があるようです。
ちょうどそのころにホンダのフィットのリコールが立て続けに起こり、イメージ的にも信頼性に対して痛手を負ったとも思います。
まぁ、後はワクワクドアで土足で上がるエリアのフロア=荷室が汚くなるとか、使い方に可能性は広がりましたが、汚れに関しての配慮や考え方、課題がいろいろとありそうです。
ちなみのインテリアの広さは5ナンバーのミニバンとしては最大級。
セレナやノア・ボクとも大差はありませんが、3列目の収納が床下になるのはステップワゴンだけ。
ステップワゴンの収納がスマートでアドバンテージがあると思います。
新型フリードに3列目床下収納が採用されなかったのは残念で、シエンタが2列目の床下に収納するようになるなど、逆転を許している部分もあるかと。
テールゲートの使い勝手はセレナのガラスハッチが使い勝手的には優位で、ノア・ボクは大きく開くしかできず不便なまま。
個人的にはそう感じます。
ちなみに4代目ステップワゴンの人気の要因は、当時のワーゲンゴルフトゥーランのフロントのワッペングリルをパクり、5ナンバーで室内容積をクラスで1番にして3列目を床下収納にしてインテリアをスッキリさせた、という所にあったようです。
トゥーランより100万安くて性能や使い勝手、収納力は劣らず、を目標に開発していたとか。
個人的にはこのドア、わくわくします(笑)
1世代前のステップワゴンは3列目を左右まとめてしか出したりしまったりできませんでしたが、新型は左右分割で収納したり、使うことが出来ます。
それによって3列目の使い勝手の向上と、新しい動線を生み出したことには感嘆しました。
実際のところ、ドア用の柱のミラーへの映り込みはすぐに慣れます。気になる人向けにセレナみたいなスマートルームミラーを付ければすぐに解決です。金額としては普及に至ってないから割高かもしれませんが。
インテリアに関してはシートバックテーブルなんかは使い勝手が良いと思います。
ドリンクホルダー的な物は数多くあり、置き場には困らないはず。
しかし、ドアポケットの収納はあまり容量が大きいとは言えず、オマケ程度。
そして上質かというと、微妙。
使い勝手はそこそこ、ハイテク感はあるけどオモチャっぽいインテリアはホンダ車共通のものかもしれません。
ターボの走り
1.5リッターターボは味気ない感じです。
CVTとの組み合わせで違和感なく走ることが出来ますが、今までの2リッターNAのよくあるトヨタや日産のミニバンと同じように走るよう、馴染ませる方向でセッティングされているのではないかと思います。
燃費=17.0km/Lで、セレナのマイルドハイブリッドの17.2に微妙に負けている・・実質の街乗りでの燃費もさほど変わらないであろうと思います。
街乗りで10㎞/Lくらい、高速を走ればリッターあたり15㎞くらいは行きそうで、5㎞以内のチョイノリが多い方だとリッター7~8まで下がりそうです。
ですが、セレナほど走りはダルくなく、レスポンスも良い走り、乗り心地もコーナリングもセレナよりも上、と言えます。
ドンくささはないので、スポーティに走れると思います。
ロードノイズが盛大だとは思いませんが、高速道路や路面の悪いところでは1列目と3列目で会話をするのは厳しいのではないかと思います。
5ナンバーのミニバンの宿命のようなものですが、音が籠るとか反響するとかはあります。
3列目を収納している時の方が若干静かでリアも落ち着くような気がしたのは気のせいかもしれませんが、人によってはそう感じるかも。
セーフティセンスはオススメ
安全装備に関してはホンダセンシングをぜひ、着けましょう。
アダプティブクルーズコントロールがあれば実際のところ、セレナの半自動運転を謳うプロパイロットにあまり引けを取る部分はありません。
そこに関してはノアやボクシーは比較にすら上がってこない位の大切な装備だと思います。
スバルやボルボが事故の減少に意味があるとデータを発表したように、今後は自動ブレーキ系の安全装備はスタンダードになっていくと思います。
ワンランク下のサイズのフリードでも装着率が高いので、要チェックです。
各種装備や車体のつくり、エンジンなど、先走り感がありますが、今はまだ評価が追い付いてない印象。
250~300万くらいの価格帯のグレードの車両が販売の主のはずなんですが、200~250万まで値引き交渉するように頑張りましょう。
販売不振であえいでいる、逆に今が値引きのチャンスです。
どこかで人気に火がついて値引きが渋くなる前に2016年内に安値で買えればお得な車両かもしれません。
予算的な上限があると思われたり、あまりはげしく値引きを求めると一つ下の価格帯のフリードを勧められることもあるかと思いますが、そこらへんは乗り比べてみたりして、積載量やその他、じっくりと比較してみても良いかもしれません。
追記:マイナーチェンジしてハイブリッドとスパーダ推しになった新型ステップワゴンについての記事最新情報更新
さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。
新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。
タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)
良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!
買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。
販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。
愛車無料査定も『カーセンサーNet』逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。
納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。
ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。
一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。
メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。
「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ。
買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。
そこで
「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。
過去の一発競りでの事例はコチラ
この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。
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