クラウン並みの静かさ? 新型プリウス試乗レポート(2016)

新型になって高評価で納期も半年ばかりと人気爆発大ヒットとなっているトヨタプリウス(50系)の試乗インプレッションなど紹介していきたいと思います。


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新型プリウスの概要


価格が安い順に「E」242万円~、中級の「S」247万~、上級の「A」277万~、最上級の「Aプレミアム」310万~、それに17インチアルミとスポーティな足まわり、小ぶりのエアロをプラスした「ツーリングセレクション」+約14万円~との組み合わせ、さらにはE-Fourと呼ばれる電子制御のリアモーター駆動の4WDは+約20万円で選ぶことができる、といったグレード構成です。

各グレード間の差額、ツーリングセレクションの差額、4WDの差額などありますね。

プラスナビを付けたり、トヨタの衝突予防安全装備Toyota Safety Sense P(セーフティセンスP)+約9万 を標準装備でない場合には追加したり、といったところです。


個人的には燃費スペシャルのEに何もオプション着けないで実用車として乗り回すか、Sグレードにオプションを多少つけて値引き交渉するか、と言ったところがお勧めです。

CMなどで燃費リッター40KM超えた!と謳っているのはEグレードのみで、ほかのグレードはリッター37.2KM[4WDは34.0KM]で、実質の街乗り燃費は25~30KMくらいと言ったところです。

もちろん走行状況にもよるので一概には言えません。プリウスの先進性を味わうのにゴテゴテと内装をドレスアップするのはいただけないと思っていましたが、売れ筋はAグレード、Aプレミアム、Aツーリングセレクションと内装に上質感を求める車が人気とのことです。

ディーラー営業マンは、正直なところ、Eグレードはビジネスグレード的なことも有って売りたくない姿勢が出ていて「商用車みたいなので止めたほうがいい」とか言っていたのでどうかと思いますが、普通乗用車からの乗り換えならせめてSに、と言ったところですかね。

リチウムイオンにしますか?ニッケルにしますか?

エンジンについて語るというよりも、エンジンとモーター、バッテリーについて語るべき、と言ったところで、車の基準が変わってきているのかもしれません。

リチウムイオンにしますか?ニッケルにしますか?と車選びで問われる時代がくるとは・・・と考えると面白いですね。

リチウムでもニッケルでも、Aグレード・Sグレード共にカタログ燃費では変わらずリッター37.2KMなので、その意味がよくわからないといえばわかりませんが、燃費スペシャルのEグレード・リッター40.8㎞と上級グレードではリチウムイオン使用になっています。

今後はバッテリー性能が高いものが普及していくための過渡期ゆえの設定かもしれません。

実際のところ、バッテリーに差による走行性能の差はホトンドないとか、ってことですので、プリウスを選ぶ際には内装などの装備品を基準に取捨選択していくことになりそうです。



全長 x 全幅 x 全高4,540x1,760x1,470(mm)というボディサイズで、普通の大きさと言えばそうですが、全幅1,760㎜というのが、引っかかりますね。

走行性能と居住性のために必要だとは思いますが、マンションの機械式駐車場の制限が1,750㎜まで、ということもあると思うので、この幅でNGということもあるかもしれません。

そうった場合には型落ちした中古のプリウスをオススメしますが、後10㎜なんとか削って国内仕様を出せなかったものか、と思いますが、プリウスの主な販売先は北米であると考えると仕方ないところですかね。いずれ1800㎜とかになってしまうことのないように願いたいものです。

走らせてみて


ハンドリングや走行性能に関しては、申し分ない出来だと思います。まずは静か、です。

ハイブリッドだから、ではなく、純粋に静粛性が高く、良い車だなぁ・・と感じます。トヨタで言うならクラウンなどの格上の車くらい静かで、走りもドイツ車の中では柔らか目なVW的なフィーリングのようなイメージです。

コーナーを走っても重心が低い車がスムーズに曲がっていくような適度なフラット感があり、加速時のフィーリングも滑らかです。

17インチタイヤとなるツーリングセレクションは、走行安定性と乗り心地がバランス良く、運転が好きなユーザーにはオススメできるものだと思います。

各パーツを単品でつけるよりもセットでお得にはなっています。

意地悪に挙動を乱そうとして、意図的にアクセルを踏み込んでもオフしても、自然なフィーリングで、ギクシャクしたところはないのでそういった部分も好感度高いです。

もし、今までにハイブリッドに食わず嫌いで乗ったことのない、運転したことがない方がいらっしゃれば、新型プリウスを運転することをオススメします。

おそらくこのハイブリッドカーが次世代の基準になっていく、ということで間違いありません。

プリウスよりどうか?静かか?スムーズか?燃費はいいか?コーナリングは楽しいか?値段は?という基準です。

大雑把に言えば、300万弱で燃費40KMそしてこの走り、それ以外の車(ハイブリッド以外の選択肢も含めても)は価格と燃費と走りと見合った車かどうか、と大いに比較してほしいところです。



口コミサイトは意見が極端に割れているもの、人気ゆえにアンチも多いと思って一歩引いて参考にするのがよろしいかと思います。

プリウスのインテリア

未来の車を目指して次世代のスタンダードを目指す、といったところでインテリアは全体的に前衛的と言えます。

オーソドックスな車にしか乗ったことがない人にとっては衝撃的なものかもしれません。

トヨタお得意のセンターメーターに加え、グレードによってはヘッドアップディスプレイと呼ばれるもので、フロントガラスに走行情報を映し出すなど、ハイテク感もあります。目線の移動が少ないのは安全につながりますね。

衝突予防安全装備である、トヨタセーフティセンスP も選べるので装着を強くお勧めします。作動しないにこしたことはないですが、こういったもので事故の6割は減らせるかも?とスバルの調査でわかったとか。



中に座ってみると、未来的なインテリアではありますが、使い勝手は悪くなく、なんとなく直感で操作できるインターフェースだと思います。

リアシートの頭上スペースは外観的に絞り込んでいる分、狭く感じます。男5人乗車は長時間は避けたいところです。足元は申し分なく、トランクも実用的な広さを備えています。

インテリアでシートのカラーやトリムなども条件によっては白・ホワイトと黒のツートンカラーで内装を仕立てることも出来ます。ただし、展示車やサイトなどで、白黒のバイカラーを見るとスタイリッシュでデモカーみたいだと思うと思いますが、長く付き合うことを考えると、落ち着いて選びたいところです。

新鮮さと、飽きるのと、年数の経過で汚れるのと・・・手入れをどれくらいするのか、人を乗せるときに小奇麗にできるか、というのを天秤にかけましょう。結構コントラスト強めなので落ち着いて実車を確認しましょう。



新型プリウス(Prius)のEグレードでは、ブラック内装しか選べず、シートの素材・質感、アームレスト無など他の上位グレードと比べてシンプルな作りになっていますが、オートエアコンがついているなど、基本的な装備は十分にあります。

実用的に乗り回すのであればEグレードで十分で、後付けでオートバックスなどの量販店で廉価モデルのナビを付ければ良いと思います。

エクステリア同様、インテリアにも未来感を、ということであれば、SグレードにToyota Safety Sense P(トヨタセーフティセンスP)とメーカーオススメのナビETCだけで乗り出しハ300万前後に収まるのでそれが1番オススメです。

こだわり派であれば最上級グレードに、内装に好みで木目をおごったり、インテリアのライティングオプションを付けたり、モデリスタやTRDなどのエアロやアルミホイールなどでカスタムしたりと、個性を出したり高級感を演出したりと、いろんなアレンジが効くベース車だと思います。

予算的には400万を超えてくると思うので、注意しましょう。予算的にもっと派手な車や大きな車で他に選択肢が広がる金額だと思いますので。

プリウスの価格と値引き・リセールバリュー


新型車とあって車両本体の値引きは難しいようですが、販売会社によってはメーカー・ディーラーオプションの値引きを積極的に行っているところもあり、トータルで10%オフ、となれば御の字といったところでしょうか。

じっくりと乗り比べて、プリウスに決めたとしてもいくつかの販売店を巡ってから決めましょう。

ハイブリッドカーは下取りに出す時の下落のタイミングもあるようなので、理想としては3年以内に乗り換え、もしくは廃車になるまで乗りつぶす、もしくは下取り買取を全く期待しない、なども考えておきましょう。

バッテリーの劣化などを懸念して3年落ち以上の中古は割安になりやすいです。

型落ちになった中古のプリウス(30系)や、モデル末期のプリウスα(アルファ)も価格の下落や値引きが期待できるので、見てみても良いと思います。

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まずはお気軽にネットから♪ 楽天Car試乗

さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。

新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。

タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)

良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!

買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。

販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。

愛車無料査定も『カーセンサーNet』

逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。

納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。

ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。

一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。

メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。

「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ

買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。

そこで

「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。

過去の一発競りでの事例はコチラ


この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。

オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。

一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。

そういう方には新たな選択肢が増えてきています。

査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。

このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。

その他にも、『一括査定は電話なりやまねーぞ!』 でおなじみの? やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみといった2度目に選ばれるサービスだぞ!とPRするところももあります。

しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】

ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)

ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね

ナビクル車査定

ぜひネット一括査定を利用して最高額で愛車を売却、次のクルマとの快適なカーライフを!

一発入札&競りオークションの事例はコチラ