新型ムーブキャンバス2022ワーゲン仕様とセオリーと初代との相違点

キャンバスも2代目に

ダイハツの軽自動車ムーヴの派生モデルでスライドドア軽ミニバンである、キャンバスがフルモデルチェンジしました。


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ムーヴキャンバスは、女性に人気の出そうな可愛らしいデザインを持つ軽自動車ワゴンで、ヒンジ付のドアが主流の軽自動車ミドルクラスに両側スライドドアを採用するなど、使い勝手も良くもヒットしました。

明らかにワーゲンバスのカラーやイメージをなぞって得たオシャレ感、オリジナルを知っても知らなくてもそれなりに評価されちゃう外観に、日本車の信頼性と軽規格。

やり過ぎと酷評され炎上・爆死するリスクも当時はあってNAのみのラインナップだけで様子見、さして炎上せず評価され、モデルチェンジでキープコンセプトのままターボも用意して更に盛り上げて行こうって感じです。

ムーヴキャンバスの歴史

そんなムーヴキャンバスの歴史を見てみましょう。

初代ムーヴキャンバスは2016年に登場し丸みを帯びた柔らかくかわいらしいシルエットの5ドア軽トールワゴンで、
車体サイズは
全長2455mm×全幅1475mm×全高1655mm
車両重量は910kgというスペック

初代ダイハツキャンバス


6代目ムーヴに採用したDモノコックボディやDアシストをはじめ安全面においても6代目ムーヴに採用されていたレーザーレーダーやソナーセンサーによって緊急時に自動ブレーキが作動したり、踏み間違いも抑制する衝突安全支援システムを採用していました。

2代目は現行モデルで2022年7月にモデルチェンジ。

フルモデルチェンジ前後での差、間違い探しレベルです(笑)

2代目ダイハツキャンバス

外観デザインではフロントのグリル回り、バンパーの塗装範囲が違う、メッキモールの差異などがあります。

グリル回り、2代目の方が白く繋がっている

フロントデザインで一発で見分けるなら上記画像のようなグリル部分の塗装の違いなどが分かりやすい新旧比較となるでしょうか。

サイズなど

フルモデルチェンジした新型ムーヴキャンバスは、元祖ムーヴより先に次世代モデルとなり、新世代プラットフォームをベースに性能を大幅に進化。

新型ムーヴキャンバスのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1655mm
ホイールベースは2460mmで車両重量は870kg

新型ムーヴキャンバスのボディサイズは、前モデルで軽自動車規格いっぱいまでつかった全長と全幅になっていたため変更はありませんが、最新のDNGAプラットフォームを採用することで車体の基本性能が性能が高められています。

最新の「DNGAプラットフォーム」は、サスペンションやアンダーボディの構造合理化による各部の板厚最適化や部品点数の削減、アッパーボディのハイテン率向上、樹脂部品の活用、外板や隔壁の板厚最適化などにより50kgの軽量化を実現。

上下曲げ剛性をアップした「新開発アンダーボディ」や、新開発サスペンションをあわせることで乗り心地が改善しています。

ターボを採用したエンジンのスペック

ムーブキャンバスに搭載されるエンジンはターボとNAの2種類。

NA(自然吸気)エンジン
直列3気筒660cc
最大出力52馬力 /最大トルク6.1kgm

新設定のターボエンジン
直列3気筒660cc+ターボ
最大出力64馬力/最大トルク10.2kgm

変速機は新世代のD-CVTを採用し、トランスミッションにギヤを組み込むことで、従来CVT同様のベルト駆動に加えて、より伝達効率の良いベルト+ギヤ駆動が可能となる世界初のパワースプリット技術を採用しています。

駆動方式は NA、ターボともにFFと4WDから選択可能。

ターボの必然

エンジンは、今まで設定されていたNA(自然吸気)エンジンに加え、ターボエンジンを新設定し、高速道路等でのパワフルでゆとりのある走りを実現。

新世代エンジンは、全ての部品を見直し、エンジン性能の根幹となる燃焼素性を改善することで、高い速度域や高負荷時の燃費性能や走行性能に加え、環境性能などすべての要素で性能を向上しています。

以前に試乗した時にも、ムーブキャンバスにターボがあればもっと多くの人に受け入れらるだろうに…とインプレッションしていたのが、フルモデルチェンジでようやくってところです。

正直、初代キャンバス登場時にダウンサイザーの中高年の男性も含めて幅広い層にもウケるデザインであり、ツートーンからのまんまワーゲンバスのパクリであったとしても、それを現代の日本品質で享受出来るならそれでもイイ!という声もあった。

しかし、乗ってみると非力で、使い勝手よりももっと走れば…とのニーズ、やっと満たせる感じです。

その他、噴射する燃料の形状を粒状から霧状に変更することでポート内や燃焼室内への燃料付着を低減し、シリンダー内への燃料直入率を向上。また高タンブルストレートポートにより、燃焼室内での混合気の縦方向回転をより強化し、燃焼速度アップが実現されています。
新型ムーヴキャンバスの燃料消費量(WLTCモード値)
660cc自然吸気(NA)エンジンでは、FFで22.9km/L、4WDで21.6km/Lとなります。
新設定の660ccターボエンジンでは、FFで22.4km/L、4WDで20.9km/Lとなります。

参考までに前モデルは660ccNAエンジンで20.6km/Lでしたが、新型ムーヴキャンバスではNAモデルでは22.9km/Lに進化と成長となりました。

ターボエンジンでも22.4km/LとNA並みの高燃費です。

フルモデルチェンジ版新型ムーブキャンバスの2ライン、ワーゲンバス仕様だけではない新たな魅力などなど……詳細は以下の次ページ(2ページ目)でチェック!

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