新型プリウス2022登場直前ハイブリッドの先駆車歴代モデルを振り返ってみる?

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21世紀に間に合った初代プリウス

初代プリウス(PRIUS)は、「世界初の量産ハイブリッドカー」として1997年10月に産声を上げました。

当時は戦略的な車種として、独自のメカニズムを搭載しているブランニューなモデルにもかかわらず値段設定もかな押えて当時は215万円程度〜、売る度に赤字だったとの逸話もあったりとかしたような。

5ナンバーサイズでキャビンスペースも確保、今よりもずんぐりとしたコンパクトなセダンタイプで、THS(Toyota Hybrid System)の当初のカタログ燃費(10・15モード燃費)は28.0km/L。

当時の同格に当たるカローラシリーズなどと比べて、燃費で差額の元が取れないから意味がない、と酷評されつつも先駆者的な車の割にそこそこ売れた、奇跡のクルマなんです。

未来っぽさも出そうとするデザインで、かなり微妙、はっきりいって、当時はカッコいいとかカケラも感じさせることのない、かなりゲテモノな車の部類に入っていたように思います。

キャッチコピーは「21世紀に間に合いました。」となっていて、21世紀の世界を描いた『鉄腕アトム』をCMに活用とかしてましたね。

2003年まで販売され、2代目にフルモデルチェンジします。

大ヒットの2代目

2代目へとフルモデルチェンジを果たしたプリウスは、爆売れ(笑)

環境問題への対応、世界的な価値観の変化、そして、ハリウッドセレブが、環境性能に配慮した車としてプリウスを選んでレッドカーペットに乗り付けた、なんて逸話もあって後押しに。こぞってセレブがプリウスに乗るという謎の事態に(笑)

燃料高騰や不景気などでエコカー・コンパクトカーが注目されるのは何年か周期でやってくるトレンドのようなもので、その波にガッツリ乗って売れに売れたモデルとなったのです。

3ナンバーになって、5ナンバー信奉者からの拒絶反応が出るかと思いきや、全然関係なく売れた(笑)

もはやハイブリッドはプリウス一択、そんな時代と言ってもいいでしょう。

2011年まで販売され、3代目にバトンタッチ。

インサイトを廃盤に追い込んで独走の3代目プリウス

2代目プリウスの販売時期終盤には、ホンダがインサイトという5ナンバーハイブリッド専用車をぶつけてきていたのですが、3代目にフルモデルチェンジしたプリウスが蹴散らすことになります。

2011年にフルモデルチェンジした3代目プリウスは、1.5リッターから1.8リッターになって、これまた排気量・自動車税の区分が上がって五千円ほど年間の維持費が上がって逆風になるかと思いきや、エコカー減税などの免税という国の方針を動かし(?)追い風に変えてガンガン売れました。

PHVモデルも市販したり、ソーラー充電モデルを量産車で初採用したり、ウィッシュっぽい7人乗りのプリウスアルファや、5ナンバーコンパクトハッチのアクアを派生車種として登場させるなど、プリウスワールドは広がっていきました。

4代目はゲテモノに

2015年にフルモデエルチェンジした4代目プリウスは、車体としての完成度を飛躍的に伸ばすことになります。

トヨタの新しいプラットフォームを採用して基本性能をアップ、燃費も40km /Lの大台を超えるなどで話題作りに余念がない。

だがしかし、デザインでも一発狙いしており、4代目の初期モデルは不評でした。それでも販売力でゴリゴリ売っていて販売台数の実績はそこそこです。

2015年〜2018年のマイナーチェンジまでのモデルは、ヘッドライトがえぐい。

攻めて失敗したフルモデルチェンジだったかなぁ〜

目尻が変と評判の4代目初期・前期モデル

前期モデルのプリウスのヘッドライトの形状が、涙目の変形で楔形を狙って、失敗した感じです。

このテイストのデザインをトヨタは他車種にも展開するかと思いきや、あまりにも不評でそこまで採用されず、似たような感じはレクサスのLCくらいです。

レクサスLC

ヘッドライトとテールランプが異形の涙目のような形で、レクサスの方の評判も…

2018年、3年程度でマイナーチェンジでヘッドライト周りはお色直しされ、もうちょっとオーソドックスな形状になります。

すっきりとしたヘッドライト

ヘッドライト下部の涙目がフラットでシャープな感じです。

もし、中古車で4代目プリウスを購入検討するのであれば、後期型の2018年以降がオススメではあります。

年次も新しければトラブルも少ないでしょうし、デザインも後期の方が万人ウケするでしょうし。

逆に、前期型は中古車相場が安い目に推移する傾向にあります。

もちろん、年式的に古くなるので当然価格も下がるし、デザイン面での好みが分かれることもあって、相場が下がり気味なのも加味して、安さで狙い目でもある。

ハイブリッド車自体も古くなるとバッテリーの劣化などの懸念で下がり易いので狙い目かもしれません。

まとめ

新型プリウスは早ければ2023年1月に納車できる人もいるでしょう。

4代目、3代目の最終型などをお乗りで、買い替えを検討しているのであれば、早めの予約・商談をお勧めしたいところです。

機能面での進化なども期待できますが、価格と納期が懸念材料としてあります。

歴代モデルを振り返りつつ、4代目の中古も視野に入れておくと良いかもしれません。

認定中古車で保証付で検討するのがベターですね。

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