ハリアー・カローラクロスキャンセルオーダーカット補填・値引きは有り得るのか・申込書と契約書の読み解き方
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キャンセル出来るタイミング
先ほどの契約の成立時期にあるようなタイミング、しっかりと覚えて頂いて。
では、ユーザー都合でキャンセル出来るタイミングはどうなのか??
注文の撤回について見て行くと‥‥
契約の成立までは注文の撤回が出来る、とありますね。
改めて契約成立日を確認すると
- 自動車が登録なされた日
- 改造・架装・修理に入った日
- 自動車の引き渡しがなされた日
上記のようになっているので、ディーラーに車両本体が到着する直前まではキャンセル出来ることになりますね。
工場を出荷して、ディーラーに届く前までであれば、ギリギリキャンセル出来るってこと。
ただし、賠償責任として申込金は返さないことも出来ると…
上記内容なら申込金持ってかれてキャンセルになるけど、でも再販売で結果的に損害出なそうだからキャンセル料取るのは不当では?と揉めます…
…これは、工場で作り終わってもキャンセルされたらディーラーは大変なことになりますね…
申し込み書・注文書上はこのtimingまではOKとなっていても、困っちゃいます。(納期遅延の今(2022年)なら他の顧客にすぐご案内してすぐ次の買い手が見つかりそうですが)
実際は工場でラインにさえ乗っていなければ費用負担は求めないのかな…難しい線引きですし、販社の判断や文化に依存する部分かも。
なのでメッチャ揉めますよね、キャンセル料だ何だとトラブルになることも有るかもしれませんが、そういった時こそ申し込み書・注文書の内容に立ち返って冷静になりましょう。
ここら辺はキャンセルの事情によるなどで、タフな交渉をすることになるかもしれません。
手付金と申込金
さて、購入契約にあたって、注文書・申込書を書く時にいくらかのお金を払う事有りますよね。
申込金とか、手付金とか、前金、内金、着手金のような名称だったりします。
1~10万円位とか、場合によっては車両の1割程度とか、頭金の代わりに入れる人もいるかもしれません。
この、名称も結構大事だったりします。
裏面の契約内容についての部分で、申込金は手付金ではありません、と書いてあったりすることがあります。(契約書により異なるケースもある)
申込金と手付金等とではニュアンスというか、意味合いが違い、申し込み金はあくまで申し込みであって契約の前段階でのことでキャンセルの際には戻って来るものとして解釈でき、手付金は車両代金の一部という風に解釈され契約の成立を示唆する補強要素としてキャンセル料が戻って来ない感じ、ではないかと言われております。
キャンセルでも手付金は絶対に返さないと言う自動車販売店もあったりします。
契約書のハナシなのに曖昧に表現して申し訳ない部分も有りますが、解釈に関しては状況や事情によって現場で柔軟な対応をされるでしょう。
ディーラーでこの車買います! と宣言して、では○○金で1万円でも払っていくとしたら、その払った時の領収書、チェックですね。
領収書の金額の下には、但し とあり、そこに申込金として、なのか、手付金(内金・前金)としてなのかで、キャンセルの際の戻って来るかどうかのニュアンスが変わって来るので、ご注意を。
納期が1年以上~ともなると、キャンセルの可能性だって出てくることも有るでしょう。
キャンセルトラブルを未然に防ぐためにも、営業さんに、「このお金はキャンセルの際には戻ってきますか?」 と確認をしておくのがベストです。
今後のトラブルの本丸となりそうなメーカー都合キャンセル
以前のブログでマイチェン前車両を駆け込みで大幅な値引き販売しているハリアーについてブログで取り上げました。
注意書きにて、販社によりハリアーなど既オーダー客へのオーダーカットも仕様・割当や受注バランス著しく欠く物で発生している、と触れているのですが、今後、生産再開の見込みによっては多くの地域・販社でメーカーに波及しそうです。
いわゆるメーカー都合キャンセル、既存客のオーダーカットです。
値上げ・再発注…
仕様変更後・マイナーチェンジ後で代替する装備が無いなどで見積もりの作り直し、再発注となり、
そうなると年次改良やマイチェン後の車両で値段アップという憂き目にあう事もあります…(泣)
その値上げ…差額分をどう処理するか…対応が難しいようです。
先ほどの契約書の内容に戻りますが、裏面の条項によって契約は不成立と解釈出来ることもあり、従前の価格で絶対にディーラーが用意しなければいけないわけでもありません。
メーカーやディーラーによる一方的なキャンセルが可能、本来は反社チェックや転売リスク高い人を弾くための物ですが、メーカーにより既オーダーに対してのキャンセル権があることを担保しています。
ここ最近であれば納期が長いのに対応したフォーマットで価格改定によって申込書・契約書の更改を規定しているケースも有るかもしれません。
ディーラーによっては値引き相当額として調整するケースも有るでしょうが、数が多いとディーラーの資本体力を削ることもあって、対応しきれないこともあります。
メーカーによる輸出でガッポリ稼いだお金での販社・ディーラーへのサポートやバックアップ・補填(主に顧客管理/販売管理に対しての金銭的補助)があれば、ユーザーにも間接的に値引きなどで対応も有り得るかもしれません。でも結論から言えば国内軽視の現状では可能性は低そうです。
差額の負担や、納期が遅いことについて営業さんに八つ当たりしても無意味ですので、そこはメーカーに直接クレームを入れましょう。メーカーは詳しくは販売店営業担当者にお問い合わせくださいと丸投げするでしょうけども(笑) ディーラーや営業担当者レベルでどうにもできないレベルまで来そうなので、メーカーに直接行きましょうね。
いずれ、メーカーがディーラーに補填したり、なにかしらの新しい声明が上がるのを待ちたいところです。
まとめ
ハリアーやカローラクロスなど人気車種で大変な事態になるまで発展した、納期遅延に由来するトラブル。
メーカーとしては生産能力が足りていない、顧客の管理が行き届いていないと認めたくない所でしょうか。
顧客・ディーラー・メーカーの溝が深まりつつある中、まだまだ長い納車待ち修業は続くのかもしれません。
メーカーは新型車をバンバン出すものの、既存客の納車は進まず、円安を背景に輸出優先で国内を疎かに…ディーラーさんも被害者としての側面もあるので、温かく販社を応援しましょう。
国内を疎かに輸出を優先しているのは、輸出転売対策の一環とも言われているようですので、これは転売ヤーに首をしめられたのかなぁ‥って
海外の需要を満たしておけば、輸出転売スキームが機能しなくなり、中間業者や転売ヤーが儲からなくなり、転売目的での購入が減少するはずだと。結果国内で適正に取引されるようになるとも言うよね。
もっと転売屋ヤーの通報を活性化して情報提供していかないといけませんね。
さてさて、2024年も新型車や人気車で引き続き納期遅延が慢性化している中での難しいクルマ選び・乗り換えの年となっていますね。
新車/中古車の購入を考え始めた方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行ってカタログを貰って来た後でも、ネットで愛車の無料下取り査定を活用するのを忘れずに覚えておきましょう。
タイミングとしては、ディーラーの下取り査定前でも後でもOK!仮に下取り査定をしてもらっても、その場で急かされて契約しちゃダメよ(笑)
良くあるパターンとして、「今日契約してくれたらこのお値引きを上司に上げます!」とか「今日逃すと納期が○ヶ月後に‥!」とか、すんごい圧でもって、下取り価格⇔値引きの吟味をする前に判断能力を失って思わずハンコを…なんて。そんなことにならないようにね!
買取店で出た査定額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉が進められるので、良い条件が引き出しやすくなります。
販社・ディーラーによっては値引きを良く見せているものの、下取り額が悪いこともあったり、ケースバイケースで買取店に売却すれば数十万円変わることも。
愛車無料査定も『カーセンサーNet』逆に、ディーラーで先に下取りの金額を出してもらっている場合は、買取業者さんにディーラーでの下取り額を伝えると、意地でもその金額を超えようと頑張った価格で買い取りが成立することも多いんですよね。
納期の見通しが分からなかったり、とりあえず展示車を見てきただけ~などで売却時期がハッキリしていない方は、「現在の愛車の価値が知りたい」と伝えましょう。
ディーラーから提示される下取り額が相場に対して適正かどうか、愛車の価値を知っておくのは大事ですね。
一括査定サイト、利用したことある方ならご存知かもしれませんが、けっこうジャンジャン電話が来ます。
メールやショートメール:SMSでも買取価格の概算など送られて来るので、とりあえず複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れましょう。
「同じ時間帯はちょっと会社的にNGなんです」と言われても、時間帯の指定は一か所・一時間だけにしましょうね。ずらして一日対応する必要はナシ。
買取業者さん達が集まったら、写真を撮って本部に送るなど査定のツメ作業が始まります。
そこで
「入札制でよろしくお願いいたします。名刺の裏に最高値を書いた業者さんに売ります」と、要するに一発競りにしましょう。
過去の一発競りでの事例はコチラ
この 入札制 というのが重要で、業者さんたちは一斉に本部に電話して先ほどの撮影タイムで送った写真について詳細に状態が良いことをアピールしてくれます(笑) そして、各社の威信を掛けた一発勝負が火ぶたを落とします。
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ることもあるので、チャレンジする価値はあります。
一方で「電話がたくさん鳴るのは嫌だ!」とか「価格交渉するのは面倒」気まずいじゃん…と言う人も多いです。
そういう方には新たな選択肢が増えてきています。
査定連絡は1社だけ、その査定をベースに全国5000社が参加するオークションに代理出品するイメージで、たくさんの買い取り業者を相手にする必要が無いのがメリットです。こちらが希望した額になるまで価格交渉も代行してくれるため、ラクチン・簡単です。
このオークションで納得出来る価格(残債を精算する価格とか)まで行かなかったら、最終のオークション最高価格をベースにして、また改めてネットの一括査定をすれば、最低限その価格は超えてくるはずです。
その他にも、『一括査定は電話なりやまねーぞ!』 でおなじみの? やりとりするのは高額査定の3社(最大)のみといった2度目に選ばれるサービスだぞ!とPRするところももあります。
しつこい営業電話なし!“2度目に選ばれる”中古車買取一括査定【MOTA車買取】ここまでの選択肢を検討し尽くせば、万事尽くしたと言えるかもしれません(笑)
ほんの数分の入力、問い合わせで選べる車種やグレードも変わるかもしれませんよ(笑)カーライフにおける数万円の差は大きいですよね
ナビクル車査定ぜひネット一括査定を利用して最高額で愛車を売却、次のクルマとの快適なカーライフを!
一発入札&競りオークションの事例はコチラ
私の注文したディーラーでは、注文書の裏面が両面テープで貼ってあり、見ることが出来ない状態。 これは異常だよね?
それは中々異常事態ですね
キレイに剥がせればベストでしょうけれども…
裏面、中面などに重要事項説明など、申込・契約についての細則があるはずですので、塞いであるのはディーラーにとって都合の悪い事項があるのかもしれません
ディーラーさんの責任で剥がしてもらうなど対応してもらいたい所ですね
なぜそうしてあるのかお聞きして、場合によってはディーラーチェンジや消費者ホットライン (消費者庁管轄)188番へのコールも検討した方が良いかもしれません